女子団体県予選が終わり数日がった。清澄高校のメンバーはまた県予選の会場にいた。
久「みんなわかっていると思うけど今日から2日間個人戦です。みんな全力をだしましょう。」
一同「はい!」
男子と女子の会場は近いが別の会場なので別れる。
風音「行くよ京太郎」
京太郎「はっはい風音先輩」
2人を見送る女子部員
咲「京ちゃん大丈夫かな?」
和「合宿以前の須賀君ならともかく今の彼なら大丈夫なのでわ?」
久「いや咲が言いたいのはそういう事じゃないと思うわよ」
和「?」
久「この前の県予選で私達が優勝し、もう一人の男子部員の先輩は全国覇者それに彼にとっては初めての試合だものプレッシャーはすごいかかってると思うわ」
和「そういうことですか」
久「私達も行きましょう」
そして女子も県予選の会場に入っていく
風音達が会場につき入ると凄まじいシャッターの音やギャラリーの声が聞こえた
「きたぞ」
「福路風音・・・去年の全国覇者」
「去年のみたいなの期待してるぞー」
「福路君ーこっち向いてー」
「福路選手!個人戦への意気込みを!」
それらの殆どを無視し進んでいく
京太郎「良いんですか?何も応えなくて」
風音「あぁ俺記者嫌いだからあんまり応えたくないんだ」
京太郎「それに女子がいたのが意外でした」
風音「そうか?いろんな人が見に来るんだから当然だろ」
京太郎「みんなの足引っ張らないように俺も頑張ります」
風音「・・・京太郎お前誰かの為に麻雀打ってんのか?」
京太郎「えっ?」
風音「確かに俺や部長達には成績があるけど別にお前がきにすることじゃない・・・気にしてたらキリがないからな」
京太郎「でも俺だけ負けて清澄の男子は風音先輩だけって言われるのは」
風音「そんな考えだったらお前は予選負けだよ」
京太郎「!」
風音「だけどな俺はお前に勝ってもらいたいと思ってるよ、部活でも毎日負け続けているお前は麻雀の本当の楽しさを知らないだからこの予選で勝って楽しめ」
京太郎「先輩・・・」
風音「それに俺はお前をこの県予選で勝てるように合宿の時から教えてきたんだ。くだらないこと考えてないで試合に集中しろ」
京太郎「はい!俺も全国に行けるように頑張ります」
風音「それだけ言えれば大丈夫だろ」
アナウンス「県予選男子個人戦第1試合を始めます。選手は指定の対局室に移動してください」
風音「じゃあ頑張れよ」
そういい風音は対局室に向かった。対局室には既に3人集まっていた。
風音「よろしく」
風音:25000
モブA:25000
モブB:25000
モブC:25000
東一局
風音親番
ドラ表示牌{北}
1巡目
風音手牌
{一万一万一万二万三万④④④⑤⑤東東東北}
{横北}捨て
風音「リーチ!」
実況「清澄高校、福路風音先制リーチです」
3巡目
風音手牌
{一万一万一万二万三万④④④⑤⑤東東東}
ツモ{一万}
風音(これでも確かに上がれるだが)
風音「カン!」
{裏一万一万裏}
ツモ{東}
新ドラ{北}
風音「もう一個カン!」
{裏東東裏}
ツモ{4万}
新ドラ{⑤}
風音「ツモ!」
裏ドラ{西中④}
風音「ダブリーダブ東嶺上開花ツモ三暗刻ドラ10・・・16000オール!」
実況「福路風音!開幕戦で数え役満を和了ったー!」
風音「悪いけど早く終わらせるこの試合東二局はこない!」
東一局1本場
風音親番
ドラ表示{北}
風音:73000
モブA:9000
モブB:9000
モブC:9000
風音手牌
{二万二万⑤⑧二索四索六索七索八索発発東東東}
{⑧}捨て
5巡目
風音手牌
{二万二万二万四索六索七索八索発発発東東東}
ツモ{三万}
{横四索}捨て
風音「リーチ!」
モブA(はやすぎだろ)
6巡目
風音手牌
{二万二万二万三万六索七索八索発発発東東東}
ツモ{東}
風音「カン!」
{裏東東裏}
新ドラ{北}
モブA(またかよ)
モブB(これだとまた)
ツモ{四万}
風音「ツモ嶺上開花!16100オール」
裏ドラ{⑤五万}
実況「試合終了!福路風音が役満を2連続であがり3人同時にトバして個人戦予選の最短試合記録を達成しましたー」
風音が対局室から出ようとした時
モブA「楽しいよな」
風音「何が?」
モブA「対戦相手を完膚無きまでに叩きのめす事が出来るんだから」
風音「・・・」
モブB「確かに気分いいだろうなそれでどうなの?」
モブC「・・・」
風音「なんだ僻みか」
モブA「なんだと」
風音「ただの負け犬の遠吠えにしか俺は聞こえないな。それともなにか手加減でもして欲しかったのか?」
モブB「そんなことは言ってないだろ」
風音「そうかならお前達の質問に応えてやる・・・つまらないに決まってるだろお前らみたいな雑魚の相手して試合後に嫌味や僻みを言われなきゃならないんだから」
そう言い残し対局室をでた
そして午前の部が終わり女子達と合流して昼ごはんを食べていた。
久「みんな予選の方は順調みたいねけっこうけっこう」
京太郎「俺も結構頑張ってますよ」
まこ「確かに京太郎が今の所4位というのはすごい事じゃのぉ福路なにをしたんじゃ?」
風音「別にたいしたことはしていない。ただ卓の流れを読ませる訓練といろんな選手の牌譜を見せて情報を与えただけだ」
久「それだけでここまで強くなるなんて他に理由はある?」
風音「元々運動部のキャプテンだったららしいから観察眼は優れてるだろうし場の流れも把握できると思ったからやらせた」
和「福路先輩すごい観察眼ですね」
優希「すごいじょ」
咲「それに京ちゃんもすごいけど福路先輩もすごいですよ」
久「最短試合記録達成よね」
京太郎「凄かったですよ試合が終わったあとめちゃくちゃ記者が先輩にむらがってましたから」
風音「あぁそうだな。俺先に会場に戻ってます」
そう言い残し風音は会場に戻る
咲(なんか朝と雰囲気が全然違う・・・なにかあったのかな)
咲「私もおトイレ行ってきます」
そういい咲は風音を追いかけた
咲「福路先輩!」
風音「宮永さんどうしたの?」
咲「いやなんか朝と様子が違ったので何かあったんじゃないかと」
風音「・・・まだまだ俺も演技が下手だな」
咲「いや朝の先輩の雰囲気と昼にあった時の雰囲気が全く違っていたので傍から見たらいつも通りでしたよ」
風音「そっか。毎回試合が終わる度に言われたんだよ。楽しいのはお前だけ、弱い奴を倒して嬉しいか?みたいなことを言われたよ」
咲は絶句した。自分の試合の後にはそんなこと言われていなかったからだ
咲「・・・」
風音「勝ったのに全く満たさせないんだ。あいつらとの対局は何も感じないただの作業みたいに試合に勝つだけ。試合するのも馬鹿らしくなってね。」
咲「でももしかしたら先輩を満たしてくれる人が全国にいるかもしれないですよ。たがら試合が馬鹿らしいなんて言わないでください!それに先輩に続こうと京ちゃんも頑張ってます!」
風音「そうだな。ありがとう宮永さん」
咲「いっいえお礼を言われることは・・・それに待っていてください今の私じゃまだダメかもしれないですけどいつかあなたを満足させます!」
風音「・・・ありがとうだけどその言い方だと誤解を受けるから気をつけた方がいいよ」
咲「えっとあのそういう意味じゃなくて」
風音「わかってるよ、じゃあそろそろ行くよ」
風音は午後の部の対局室に向かう
数時間後
午後の部を終えて麻雀部で帰宅していた。
久「とりあえずみんな予予選突破おめでとう、明日は女子の個人戦、明後日に男子の個人戦があります。油断せずにいきましょうそれでは解散!」
そして方向が同じメンバーで帰る久と風音は途中まで一緒なので帰る
久「個人戦はどうだった?」
風音「俺ですか?・・・相手になる奴がいなくてつまらなかったですよ。そっちはどうだったんですか?」
久「私は楽しかったわよ。それに・・・」
風音「団体戦だけで良かったと思ってたけど個人戦でも勝ちたいという欲が出てきましたか」
久「なんでわかったの?」
風音「顔に書いてありますよ」
久「そうよ。みんなで全国で優勝するのもいいけどあなたが見た景色って奴も見てみたいのよ」
風音「そうですか」
しばらく沈黙が続く
久「そういえば宮永さんと何話してたの?」
風音「俺を満足させられるように強くなるそうですよ」
久「そうなの・・・かなりはぶいてるのはわかるから聞かないでおくわ」
風音「助かります。ではこっちなんでさよなら部長」
久「さよなら福路君」
家の前に着くと違和感を感じた
風音「なぜ明かりがついている」
ドアを開けるとおかえりと声が聞こえた。声の主を聞いた途端にため息が出た
風音「なんで姉ちゃんがここにいるんだよ」
美穂子「お母さんから聞いてなかった?今日はお母さん達がいないし会場に比較的近いあなたの家に泊まるって」
風音「そんなこと聞いてないんだけど」
そして風音電話をかける
風音「もしもし母さん?」
母「何?風音」
風音「今日姉ちゃんが来るなんて聞いてないんだけど」
母「あっ忘れてたわごめんね」
風音「わかったじゃあきるね」
風音「じゃあベットは姉ちゃんが使って明日個人戦あるんだろ」
美穂子「えっでも風音は?」
風音「俺はソファ使うから」
美穂子「・・・なら2人でベットで寝ましょう」
風音「はぁ?」
美穂子「私は気を使わせたくないし風音は私を気づかいたいなら妥協点の2人でベットを使うでいいんじゃない?」
風音「・・・なぜそれが妥協点になるかわからないけどまぁいいやすぐに寝る?」
美穂子「もう少ししたら寝ようかしら」
風音「そっ俺風呂入ったあと少し牌譜の整理するから先に寝てて」
美穂子「わかった・・・絶対くるのよ」
風音「わかったよ」
そして風呂に入り数分後でて牌譜の整理をしていた
美穂子「ねえ風音」
風音「どうしたの?」
美穂子「風音は好きな人とかいないの?」
風音「・・・好きな人はいないかなけど気になる人はいるよ」
美穂子「ふーん。」
風音「そんなことなんで聞いたの?」
美穂子「なんでもないよ」
風音「さてと俺も寝るかな」
美穂子「おいで風音」
そして風音も横になると美穂子が背中から手をまわして抱きしめてきた
風音「暑いんだけど」
美穂子「・・・私はエアコンのせいで寒いから風音で暖まるよ」
風音(これ引かないやつだな)「わかったよ」
風音「それじゃおやすみー」
美穂子「おやすみなさい」
女子の個人は結果だけ次の話でのせます。
感想をいただいて嬉しかったです。ありがとうございます。