ある日の部活での出来事
京太郎「そう言えば先輩いつもそのペンダント大事につけてますよね」
風音「ああこれは大切なペンダントだから・・・、あっバイトの時間だからあがるじゃあな」
京太郎「あっ先輩!」
風音は逃げるように部室から出ていく
咲「大切なペンダントかぁー」
優希「あれはきっと彼女に貰ったんだじぇ!」
和「でも福路先輩に彼女がいるなんて噂聞いたことありませんよ。優希あんま勝手な事言ってはダメですよ!」
咲「そっそうだよ!風音先輩に彼女だなんて」
京太郎「なら家族から貰ったとか?」
咲「でも家族とはあんま上手く言ってないって先輩本人が言ってたよ」
京太郎「じゃあ違うか」
優希「謎だじぇ」
和「確かに気になりますね」
咲「そう言えば中学の時の先輩の試合映像をみんなで見たよね」
和「あっあの時先輩が握ってた物ってもしかして」
優希「あのペンダントだじぇ!」
優希が大きい声で言った瞬間に部室のドアが開き1年生全員がドアの方を見る
まこ「なんじゃあ?おんしら」
久「みんなでなんの話しをしていたのかしら」
和が今まで話していた事を久に伝えると
久「風音君のペンダントね。彼曰く思い出のペンダントらしいわ」
優希「なんだそりゃ」
久「試合の前にあれを握りしめると緊張とかが自然と解けるって教えてくれたわ」
まこ「ほぉーそんな効果を持ってたんかーと言うより福路も緊張とかするんじゃのぉー」
久「じゃあこの話はもうおしまいね!練習練習!」
久は強引にその話を終えさせ練習を始めさせた。咲は部長が強引に話を終わらせたと思いつつもその事を追求するのはダメだと思い練習に参加した。
部活から逃げるようにでた風音は川の土手で座りながらこのペンダントを貰った時の事を思い出していた。
2年前春
久美子「ねえ風音君!」
風音「ん?」
久美子「2人で遊びに行きませんか」
風音「突然どうしたんだよ、別に良いけどさ」
久美子「ありがとう。じゃあ明日の12時にうちに来てください」
風音「わかった」
久美子「では明日、おやすみなさい」
そう言われ電話をきられた。今思えばあの時からおかしかったのだろう。そして翌日久美子の家の前に行く。家の前に着くと同時に久美子がから出てきた。
久美子「こんにちは」
風音「よぉ」
久美子「じゃあ行こっか」
風音「あぁでもどこ行くんだ?」
久美子「今日は私の買い物につきあってもらいたくて」
風音「買い物?」
久美子「はいその後にこの前できた喫茶店に行こうと思って」
風音「1人でも大丈夫だよなそれ」
久美子「えっと1人で喫茶店に入る勇気がなくて、嫌なら今日はもう」
風音「・・・わかった」
久美子「えっ?いいのですか?」
風音「別に嫌だなんて言ってないだろ、それに俺もあそこに1人で入る勇気は無いから」
久美子「ありがとう風音君」
そういう会話を歩きながらしていると目的のショッピングモールにつき久美子の買い物に付き合った。何件も店を回っているうちに夕方になっていた。
久美子「あっもうこんな時間」
風音「ほんとだ、買い物に付き合うのが意外と楽しくて気づかなかった」
久美子「でも今から喫茶店に行ってもあんまりゆっくり出来ないですし」
風音「喫茶店はまた今度でいいんじゃないか」
久美子「でも今日は私の用事で色々歩かせてしまいましたし」
風音「別にそんなこと気にしてないよ、それにあと一つ買い物があるんだろ?」
久美子「はい」
風音「じゃあそこに行こう、俺は別に親に何言われてもいいけど久美子はそうはいかないだろ」
久美子「はいでは急ぎましょう」
2人は急いで目的の店に行った、そこはショッピングモールの中にある小さなアクセサリーの店だった。
風音「ここって」
久美子「前から気になってたものがありまして」
風音「へぇー」
久美子「少し待っててください」
風音「あぁ」
風音は店の前で待ち始めて10分くらいで久美子も店から出てきた。
久美子「ごめんなさい待たせちゃって」
風音「大丈夫だよそれで目的の物は買えた?」
久美子「はい買えました、では帰えりましょう」
風音「あぁ」
2人は道が別れるまで楽しく会話をしながら帰っていた、そして道が別れるとき
久美子「ねぇ風音君」
風音「なに?」
久美子「これを」
久美子は丁寧に包装された箱を風音に渡す
風音「何これ?」
久美子「開けてみてください」
風音は丁寧に包装紙を剥がし箱を開けるとそこには蒼いイルカのペンダントが入っていた
風音「これさっきのアクセサリーショップで買ったのか?」
久美子「はいそうです。私とお揃いのやつです。勝手に買ってしまい申し訳ありません。」
久美子はそう言うと紅いイルカのペンダントを風音に見せる
風音「別に勝手にやっただなんて思ってないよ!なんでペンダントをくれるんだ、俺誕生日でもないぞ?」
久美子「コレは私と風音君が3年生になった記念ってことで私からプレゼントさせてください」
風音「えっなら俺もなんかプレゼントしないと」
久美子「大丈夫です、風音君からはもう色んなものを充分貰ってますから」
風音「俺なんかあげたか?」
久美子「うん充分貰ってます。だからそのペンダント受け取って貰えないですか」
真面目な顔で久美子は風音を見つめた
風音「わかった、ありがとう大切にする」
このやり取りが終わる頃には日もくれていた
久美子「今日は付き合ってくれてありがとうございました、今度こそ喫茶店に行きましょう」
風音「そうだな」
久美子「では」
そう言って久美子は走って帰って行った、それを見送り風音も帰宅した。
本編はどのような展開にしようかかなり迷っていますので投稿が遅れるまたは番外編を書くと思います