インターミドルが終わり様々な学校からスカウトが来た。東京の白糸台、臨海、奈良の晩成、大阪の姫松、千里山などから来ていたが全て受ける気にはなれていなかった。俺はもう麻雀をする気になれなかった為麻雀部が有名じゃない家から少し離れていた学校を受けるつもりだった。そして俺は今両親と話をしている。
父「それでどこの学校のスカウトを受けるつもりだ」
母「そうねこんなにもすごい学校からたくさんスカウトがくるなんて」
風音「俺はスカウトを受ける気はないよ」
父「どういうことだ」
風音「言葉通りだよ、もう麻雀はやめる」
俺には麻雀を打つ理由がなかった。本当なら久美子の事件があったあと直ぐに辞めるつもりだったが久美子の手紙を読んで大会に出る気が起きただけでもう俺には麻雀は辛いものになっていた。牌を握る度に久美子のことを思い出してしまい辛くなるから
父「そうかやはりお前は・・・」
母「どうして今のまで続けてきた麻雀を辞めるの?」
風音「・・・あんたらには関係ないだろろくに俺の事を見てこなかったあんたらには」
母「そうね私達は風音と美穂子を比較してばかりで風音のことを見てなかったわ」
父「俺達はお前の為を思って言っていたんだ」
風音「俺の・・・為だとふざけるなよ」
俺の為にやっただとふざけるなよ久美子は俺の事もあるから心配かけないように相談をしてこないでため込んで俺の前から消えた。こいつらがやった事が久美子がいなくなった理由の一つでもあるのにそれが俺の為だとじゃあ俺のせいで久美子はため込んでたっていうのかよ
風音「お前らがどこでも俺と姉ちゃんを比較したせいで起こったことも沢山あるんだよ、それを俺の為って言う言葉ですませやがって」
俺は父の顔を殴っていた。それを母と姉ちゃんに止められ席に戻される。
父「・・・話がそれたな、ならお前はどこの学校に行くつもりなんだ」
風音「長野の清澄に行くつもりだ、ここから遠くて通いづらいから一人暮らしをさせて欲しい。出来ないなら清澄の寮に入るつもり」
俺はそう言い残し部屋に戻った。後日両親から一人暮らしの許可がおりて受験が終わったあと部屋を決めるという事が決まった。学校生活では久美子をいじめていた主犯達を社会的に殺す為に奴らが行っていたいじめの証拠を学校に提出しネットにも拡散させた。奴らの中には私立の推薦があった奴もいたらしいが取り消しになり学校にも居ずらくさせた。そして受験シーズンに突入し見事合格して一人暮らしの権利を手に入れた。引越し先などを決めている間に卒業式が執り行われた。この学校にはいい思い出もあったが良くないものの方が多かった為さっさと卒業したかった。卒業式の後に知りもしない後輩達にボタンをせがまれたが無視をして家に帰宅し荷造りをした。
そして今俺は清澄高校に通っており勧誘を受けていた。
「君もしかして福路風音君?」
風音「そうですが」
「あなた麻雀部に入ってくれないかしら」
ここで一応過去編を終わりにします。次からは全国編をやって行こうと思っています。全国編では風音のヒロインレースも更に加速していく予定です。