風を操る者   作:海虎

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設定に風越が共学という設定を足しときました今後も多分増えます。


第三局

合宿当日移動中のバスの中で風音は自分の個人戦に向けての準備をしていた、男女問わず有力な選手の模倣をする為に牌譜を見ていた。

 

風音(個人の県予選の一日目なら片岡さんの模倣だけでなんとかなるかな)

 

咲「福路先輩」

 

風音「何?宮永さん」

 

隣に座っていた宮永さんに声をかけられる

 

咲「さっきからずっと何見てるんですか?」

 

風音「これ?これは俺がまで戦った相手の牌譜をまとめたノートだよ」

 

咲「へぇー、いつも牌譜見てるんですか?」

 

風音「そうだね、一応自分が打った対局はできるだけ全部牌譜にしてるよ」

 

咲「見てもいいですか?」

 

風音「良いよちょうど読み終わった所だしね宮永さんにも有益な情報があると思うよ」

 

咲は受け取ったノートを見ていくと自分の名前と姉の名前があることに驚いた。

 

咲「えっ?」

 

風音「どうしたの?あぁ自分のページがあったことに驚いたのか」

 

咲「はい。はじめて打ったあの日から何回か打ってましたけどいつも先輩には勝ててなかったので」

 

風音「勝った負けたではそのノートには入れないよ。それはあくまでも自分が模倣するかもしれない選手の情報がまとめてあるからね」

 

咲「それって」

 

風音「俺が模倣するのはそれを使えば自分の勝率が上がるとおもった相手しか模倣しないからだから自分の打ち方に自身を持っていいよ」

 

咲「ありがとうございます。あと私の前のページの」

 

風音「あぁ宮永照さんか」

 

咲「先輩はお姉ちゃんと打ったことがあるんですか?」

 

風音「あるよ去年のインターハイの団体を見に行った時にね白糸台から練習試合の申し込みが俺個人にあったんだ」

 

咲「お姉ちゃんどうでしたか?」

 

風音「とっても強かったよ、今まで戦ってきた中で1番といっていいほどに・・・なるほど宮永さんあの人の妹だったのか」

 

咲「はい・・・たぶん嫌われてますけどでも麻雀を通してならお姉ちゃんと話せる気がするから」

 

風音「なるほど仲直りできるといいね。なおさら県予選頑張らないとね」

 

咲「はい」

 

風音「ほら合宿着いたよ」

 

バスが泊まり皆部屋に荷物を置きに行った

男子の部屋は俺と須賀くんのみ

 

風音「じゃあ須賀くん下いくよ」

 

京太郎「えっ?なんでですか」

 

風音「雀卓運ばないと・・・それともあんな重いもの女子に運ばせんの?」

 

京太郎「いっいえ」

 

そういい2人で下にいき雀卓を協力して運ぶ

 

京太郎「そういえばバスの中で咲と何話してたんですか?」

 

風音「あぁ麻雀についてかな俺のノートを見せてそれについての質問とか色々ね」

 

少しぼかして教えた

 

京太郎「そうだったんですか。あと俺にもそのノート見せてもらってもいいですか?この前の先輩のファイルの情報すごくわかりやすかったんで」

 

風音「別にいいよ」

 

京太郎「ありがとうございます。福路先輩」

 

風音「ほらもうすぐ部屋つくぞ」

 

そして部屋に雀卓を置いて一息つく

 

久「ありがとうね二人とも、それじゃあ合宿所に着いたことだし」

 

優希「さっそく特訓打ちか?」

 

久「まずはやっぱり温泉よねー」

 

まこ「誰にいっとるんじゃ」

 

久「須賀くんと福路君には悪いけどここに混浴はないわ」

 

風音「期待してませんよ」

 

京太郎「混浴・・・グヘヘヘ」

 

隣で京太郎が気持ち悪いにやけ方をしていた

 

風音「じゃあ部長行ってきますね、行くぞ須賀くん」

 

京太郎「はっはい」

 

 

 

 

風音(風呂気持ちよかったなー)

 

部屋に戻ると宮永さんと部長がいた

 

風音「皆は?」

 

久「まだ入ってるわよ。福路君その目」

 

咲「先輩目が」

 

風音「目?あぁカラコン入れ忘れてた」

 

久「カラコン?」

 

咲「どうしてカラコン入れてたんですか?」

 

風音「まぁオッドアイなんてあんま見ても見られてもいい気はしないからな普段はカラコンで隠してるんだ」

 

咲「でも先輩って目綺麗ですよね」

 

風音「そうかな」

 

咲「はい、はじめて見ましたけど吸い込まれそうなくらい澄んだ青で綺麗です」

 

風音「あっありがとう」

 

久「これだと宮永さんが福路君を口説いてるみたいね」

 

咲「わっ私はそっそんなつもりじゃ」

 

風音「部長あんまりからかっちゃダメですよ。皆ももうそろ来る頃ですし準備しますか」

 

久「そうね」

 

そして部員の全員が部屋に集まった

 

久「今回の合宿のテーマは新一年生の実力の底上げ。あなた達には今度の大会で活躍してもらうためよ」

 

風音「まずは片岡さんにはこれ」

 

優希「なにこれ」

 

風音「算数のドリルだよ」

 

優希「ええー」

 

風音「これを1日1冊解くこと」

 

優希「えーなんでこんなの」

 

まこ「あんた点数移動計算ダメすぎるけんね」

 

久「団体戦では互いの点数の把握が重要だからね」

 

優希「わかったじょ」

 

久「次は和ね」

 

久「あなたはネット麻雀では長期スパンで高いトップ率を取る理詰めの打ち方ができてるわ。でもリアルの対局ではネットほどの成績を出せていない。その場の勢いに流されたり、ミスが目立ったり」

 

まこ「この前の雀荘でもそうじゃった、プロが相手でも本来のわれの実力ならもっと前線できたはずじゃ」

 

久「これは私の推測だけど、ネットにはないリアルの情報に惑わされてるのかも」

 

和「情報ですか」

 

久「咲や福路君の存在とか」

 

和「なっ」

 

咲「?」

 

久「リアルにしかない動作や情報に耐性を付けるのはどう?例えばツモ切りの動作。ゲームにはないその動きだけでも思考が鈍っているのかもしれないそれらの動作を無意識にできるようになるまで特訓してみるとか」

 

和「わかりました」

 

久「逆にリアルの情報から読み取るからこそ強い人もいるわ宮永さんや福路君はたぶんそうね。普通じゃ見えてないものが見えてそう。」

 

風音「まぁそうですね」

 

久「宮永さんは逆にリアル牌を使わないネット麻雀で色んな人と打ってみなさい」

 

咲「ネット?わっ私パソコンとか持ってなくて」

 

京太郎「マジで」

 

久「風音君持ってきてくれた?」

 

風音「はい昨日突然使ってないノートパソコン持ってきてって言われた時はびっくりしましたよ」

 

久「福路君が持ってきてくれたパソコンを使うといいわ福路君教えてあげて」

 

風音「わかりました」

 

久「じゃあはじめましょうか」

 

京太郎「おっ俺は?」

 

久「須賀くんは特にないわ」

 

まこ「おんしはまだ下手でめちゃくちゃなんじゃ」

 

風音「強いて言うなら合宿中は打ち続けることかな」

 

京太郎「はい」

 

こうして合宿がスタートした

 

 

合宿2日目夜

 

久は夜道を散歩していた。そこで風音が1人で歩いてるのを見た。少し風が吹いていたので風音の金髪がや揺れており月明かりに照らされていた。

 

風音「あれ?部長どうしたんですか?」

 

久「散歩してたのよ、福路君は?」

 

風音「俺も散歩ですよ」

 

久「なら一緒に合宿所に戻りましょうか」

 

風音「そうですね」

 

2人で合宿所の方に歩き出す

 

風音「良かったですね」

 

久「なにが?」

 

風音「有望な1年生が入ってくれて合宿の効果もあって皆レベルアップしているし」

 

久「ここら辺で麻雀やる子はあなた目当てでここに入るか風越か龍門渕に行くからねぇ。今年も期待してなかったんだけど」

 

久「4人も入ってくれた。」

 

風音「今の1年生3人だけでも確実に県ベスト8には行けますから」

 

久「何言ってんの、私は今年が最後・・・負けたら終わり全国優勝の夢くらい見させてよ」

 

風音「そうでしたね。チームで全国に行く事の素晴らしさを俺に教えてくれるんでしたね」

 

久「そうよ、今年はあなただけじゃなくて皆で全国に行くんだから」

 

話しているうちに合宿所の部屋の前まで来ていた

 

風音「では部長おやすみなさい」

 

久「福路君もおやすみ」




なんか部長がヒロインしてる。まぁいいんだけどさ
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