風音(さてと姉ちゃんももうそろ気づいたかな・・・うちの中堅が3年前のインターミドルで自分を苦しめた上埜久だってことに)
同時刻
文堂を送り出した控え室
美穂子「清澄の竹井久って・・・上埜さん!」
吉留「?」
美穂子(やっぱり!苗字は変わってるけど間違いないわ。3年前のインターミドルで私を苦しめた人)
美穂子「この事を言っていたのね風音は」
美穂子(文堂さん・・・彼女とまともにぶつからないで!)
対局室
久(さてと福路君にもああ言っちゃったしみんなの為にも頑張りますか)
県予選決勝中堅戦前半戦
東一局
親番蒲原
ドラ表示牌{九万}
蒲原:112000
竹井:69400
国広:77800
文堂:140800
久手配
{二万五万三索八索九索九索①④④⑦⑧発北}
ツモ{⑤}
久(微妙な手・・・配牌五向聴から和了れる確率はどれくらいだったかな)
{北}捨て
久(和ならそういうの効率よく打てたり考えたりできるんでしょうけど・・・私らしくないな自分のやり方で自分らしくいきましょう!)
7巡目
久手配
{五万三索八索九索九索九索④④④⑤⑥⑦⑧}
ツモ{三万}
久({一万}そばの{二万}切っちゃってるし・・・これで{一万引いたらなくわね})
{三索}捨て
8巡目
久手配
{三万五万八索九索九索九索④④④⑤⑥⑦⑧}
ツモ{一万}
久(ドラ・・・完全に裏目った!いやこのツモに意味があると考えましょう)
{八索}捨て
9巡目
久手配
{一万三万五万九索九索九索④④④⑤⑥⑦⑧}
ツモ{四万}
久(きた!)
久「リーチ!」
{横⑧}捨て
透華「なっ」
純「五門張を捨てて単騎かよ」
美穂子(自ら悪い待ちにする打ち筋・・・変わってないわ)
実況「清澄高校竹井久!中堅戦最初の先制リーチです!」
風音(部長がリーチをかけたかあの中で振り込まなさそうなのはいないかなまぁ後半戦はわからんけど)
文堂(聴牌!{一万}切りで追っかけリーチをかければ安めで5200・・・捨牌からしてあるとすれば単騎待ちしかも地獄単騎!!)
文堂(この人はわざと悪い待ちにする局面が多かった・・・いや他にも悪い待ちはたくさんある!)
文堂「通らばリーチ!!」
{横一万}捨て
美穂子(ダメ)
久(通らないなロン)
裏ドラ{九万}
久「リーチ1発ドラ4 12000 」
蒲原「その手で{⑧}切りリーチて」
一(なんだこの人・・・バカなのかそれとも衣に近い生き物なのか?)
その頃
藤田から和のペンギンを受け取った衣は走っていた
衣「もーすぐお前のご主人様の所に連れてってやるからなー」
衣(衣もきっとすっごく褒められるまさに一石二鳥)
衣「それがきっかけで友達ができたりして」
衣はエトペンをもってかけていく
「いた」
「ちょっとそこの子供」
衣「?」
衣「子供じゃない衣だ!」
「ん?あぁはい」
(なんか見たことあるなこの生き物)
「なぁそのペンギンなんだけどうちのなんだ返してくれないかな?」
衣「えーこれはハラムラノノカのだって聞いたよ」
「さっきうちらがそれ落とすとこ見てなかった?」
衣「・・・?」
「いいから貸せって!」
衣「なにすんのー!離しなさいよこの空気頭!これは衣が持ってくって決めたんだから」
「よこせって」
風音「やめたらどうですか?」
風音が久の見送りの帰りに通りかかり辞めるように声をかけた
「お前は」
「清澄の福路風音!!」
風音「傍から見たら2人がかりで小さい子からぬいぐるみを撮ろうとしているようにしか見えないぞ」
衣「あっ風音!」
風音「久しぶり天江さん・・・どうして天江さんが原村さんのペンギンをもってるの?」
衣「藤田と話してたらこの2人がぬいぐるみを落としてったからそれが藤田が言うにはハラムラノノカのらしいから衣が届けてるんだ」
風音「・・・そうだったんですか。そこのお二人さんはたしか昨日の1回戦でうちにボコボコにされた今宮の方々」
「くっ」
風音「自分達が何をしたか理解してるならさっさとやることをやってきたらどうです?」
「あぁ」
「わかりました」
2人は去っていく
風音「さてと原村さんに渡しに行きますか天江さん」
2人で和を探して歩き回っていた
数分後
衣「ハラムラー!どこだー」
衣が転びペンギンが転がり和の所にわたった
和「エトペン!」
衣「!お前がハラムラノノカだな。風音がピンクの髪の子と言ってたからすぐにわかったよ」
和「福路先輩?聞いていた通り届けてくれてありがとうございます」
衣「え・・・」
和「さっきこのペンギンを盗んだ2人が謝りに来てその時に教えてくれたんです」
すると後ろから早い足音が聞こえてくる
風音「天江さん突然走ったら危ないだろ少し探したよ」
実況「中堅戦前半戦終了!中堅区間の獲得点数は清澄高校の圧勝だと思われましたが龍門渕高校が少しずつ追い上げ現在4校の点数はほぼ平の横並び!試合はまるでフリダシに戻されたかのようです。」
アナウンス「5分の休憩の後、後半戦を開始します」
風音は衣達と別れ部長の所にいっていた
風音「部長いい感じですね」
久「そうねでもそれだけ言いにここに来たわけじゃないんでしょ」
風音「ええ、後半戦は出和了りしにくくなるので前半戦のこれを生かして威嚇してみるのもいいかもしれません」
久「・・・そうね参考にしておくわ」
風音「じゃあ時間ですのでいきます」
控え室への帰り道
風音は美穂子の前を通り過ぎた
美穂子「風音」
風音「なに姉ちゃん?」
美穂子「風音は竹井さんが上埜さんだってこと知ってたの?」
風音「知ってたよ。入部した時から」
美穂子「そうなの」
風音「姉ちゃんが部長のこと探してたのは知ってたけど当時はそんな事を話す心の余裕もなかったから」
美穂子「そうね・・・でもたとえあなたや上埜さん達が相手でも勝つのは私達よ」
風音「珍しい姉ちゃんがそこまで言うなんてでもねこれだけは言っとくよ悪いけど姉ちゃんの団体は県予選で終わる」
美穂子「・・・」
風音「勝つのはうちだとはっきり言えないところがあるけど俺が予想している優勝校の中に風越は無いよ」
美穂子「ならその予想を外してあげるわ」
風音「そうそれだけならいくね・・・まぁ少し言い過ぎたよ」
美穂子(昔から風音は一言多いところがあるからねぇ。気にするなら言わなければいいのに)
そう言って風音は控え室に急いだ
風音「ただいま戻りました」
まこ「お前どこ言っとたんじゃ?」
風音「まぁ色々とあって」
中堅戦後半戦はほとんど点数が動かず流局や安手で進んでいったそしてオーラス
久「リーチ!」
部長がリーチをする場面をモニターでながめる
京太郎「空聴リーチじゃん」
優希「ぶちょー何やってんだじぇ」
風音「部長がそんなミスするわけないだろ。あれは威嚇だよ」
京太郎「威嚇?」
風音「そうあれは和了るためのリーチじゃない!前半戦でやった和了りを利用した威嚇」
まこ「部長が先制リーチをかけたらスジとか字牌が関係なくなるからのぉ」
そして流局した
実況「中堅戦開始時の順位とはまるで真逆上位と下位の交代劇!特に清澄高校竹井久の活躍には見に見張るものがありました」
和(今から私はあそこに行く)
実況「全国高校生麻雀大会県予選女子団体決勝・・・ついに副将戦を迎えます。まもなく試合開始です」