後、次回が最終回とかじゃないよ?サブタイの『終わり』はフィーネとか一期クライマックスって意味でつけた(つもりだ)から。
二課の面々と共にフィーネの館を捜索してから数日。ここまでフィーネに動きはない。しかしいつ動くか分からないので二課の面々や響は常に警戒しながらも日々過ごしていた。そんな時だった。
――ウゥーー!!ウゥーー!!――
「これって!」
「ノイズ警報だね」
「響!」
リディアンでの授業が終わり、帰ろうとしたところにノイズ警報が鳴り響く。二課からの連絡が無いか確認しようとしたところ、板場たち三人組が近くにやって来た。
「ビッキー、行くんだよね」
「うん、それが私の仕事だからね」
「でしたら今のうちに向かってください。みなさん混乱してますから抜けても今なら大丈夫だと思います」
「……わかった。行ってきます」
響はバレないように急いで教室を抜け出し移動を開始する。
『聞こえているか、シキくん!』
「ッ!はい、司令」
そしてそれと同時に弦十郎から通信が入る。
『ノイズはスカイタワーを中心にそれを守るように多数、今までにないくらいの量が出現した。恐らく彼女が動いたと見ていいだろう』
「スカイタワーに?……そこに彼女の姿はあるんですか?」
『いや、彼女の姿は今のところ確認出来ていない。仮にこれが陽動だとしても我々二課としては放って置くことはできない。仕事で外に居た翼とクリスくんには既に向かってもらっている。君も向かってくれるか?』
「了解しました!」
『頼んだぞ!』
響は自身に強化と認識阻害の魔術を使用し、普通の道だけでなく家屋の屋根の上や渋滞している車の上を走り、一直線にスカイタワーへと向かっていった。
――――――――――――――――――――――
「くらいやがれ!」
――ズガガガガ!!!――
「ハーッ!」
――ズババババン!!!――
響より先に現場に着いたクリスと翼。先んじてノイズを討伐しているがノイズの数が中々減らない。
「クソッ!数が多すぎじゃねぇか!?」
「だが、文句を言ってもノイズが消えるわけではない。
「んなこと言ったってあいつらをどうにかしなきゃこのままじゃジリ貧だぞ!?」
そう言って上を見上げたクリスの視線の先には四体の大型のフライトノイズがいた。それらはノイズを産み出しながらスカイタワー周辺を飛行している。
そして産み出された小型のフライトノイズは次々とクリスと翼目掛けて一直線に突進してくる。二人はそれを時に避け、時にガトリングの連射や斬撃等で打ち払って対処していく。
「だが、どうする?あんな上空にいられては攻撃も届かないぞ?」
「それは……」
クリスには空のノイズを殲滅する方法が無いことはなかった。だが、それをする際に生まれる隙をカバーしてくれる人が必要だ。翼の実力の方は問題ないがこの数相手では少し厳しいだろう。せめて
「すいません。遅くなりました」
「大丈夫だ。気にするな」
「ああ、それにお前がいるならアタシの考えてた作戦が出来る!」
「む。雪音よ、それは暗に私では頼りないと言っているのか?」
「ち、ちげぇ!念には念をってやつだ!」
「ふっ、冗談だ」
「それでクリス、さっき言った作戦って?」
「そんなの簡単だ。アタシの全力でノイズをぶっ飛ばせばいい」
「全力だと?それはつまり絶唱ではないだろうな?」
クリスの一言に翼が反応する。響も何も言わなかったが少し顔が険しくなった。
「ハッ!馬鹿言ってんじゃねぇよ。こんなところで命なんか賭けてられっか。
ギアの出力を引き上げつつ臨界まで溜め込んで一気にぶっ放してやるんだ!それなら全部纏めてぶっ潰せる!」
「だが、チャージ中は無防備になってしまう。この数相手では……」
「その為のお前らだろ?アタシは一人じゃないんだ、守りは任せるぜ!」
「……ふっ、なるほど。わかった、行くぞシキ!」
「はい!クリスを守りつつノイズを殲滅しましょう」
作戦が決まった三人はそれぞれ動き出す。響と翼は近づいてくるノイズを倒し、クリスは歌唱に集中しギアにエネルギーを貯めてゆく。
(私の眼はあらゆるモノを殺すことに特化しすぎている。最初は怖かった。これで周りの人を手にかけてしまうのじゃないかって。でも、師匠や未来、翼さん、クリス、二課の人たちに出会い、支えられてきたお陰でこんな私でも人を助けることが出来るようになった。口にするのは少し恥ずかしいからださないけど………ありがとう、みんな。
私の戦いは、私の味わったような地獄を見る人が生まれないようにすること!)
「直死、
響は強化した脚力を用いて激しく動き回り、時に投擲した黒鍵で縦に連なったノイズをまとめて貫き、時にその拳で撃ち抜き、時に火の魔術を籠めた宝石を投げ集団で固まっているノイズを爆破してゆく。
(初めて
「防人の剣、受けてみよ!」
【蒼ノ一閃】
翼は巨大化させたアームドギアを構え斬撃を飛ばし広範囲を一掃。その後、アームドギアを刀サイズに戻し残ったノイズを相手取る。囲まれた時は蹴り上げからその勢いのまま逆立ちになり回転し脚部ブレードで周囲を斬り払う【逆羅刹】で突破する。
(アタシはフィーネの下で世界から戦いをなくす為に戦ってきた。でも、フィーネにとってアタシはただの駒でしかなかった。捨てられたと知った時、何の為に戦ってきたのか一瞬分からなくなって全てを諦めかけた。だけどその時に小日向たちに救われて、今のアタシがある。響は少し怖い時があるけど、あいつらはこんなアタシに優しくしてくれる。だからあいつらの守るものをアタシも守ってみせる!)
「魂をォォォォォォォォ、ぶっぱなせェェェェ!!!!」
【MEGA DETH QUARTET】
クリスは響と翼が稼いだ時間でチャージを完了。背中に大型ミサイル、両腕にはガトリング砲、腰からは小型ミサイル。機動要塞かと思うほどの銃火器を構え、遠距離からノイズを殲滅してゆく。空の大型はミサイルに中心から貫かれ炭となり撃沈、残るフライトノイズもガトリング砲や小型ミサイルから更に分離したマイクロミサイルで片っ端から炭へと変えられてゆく。
クリスが全て撃ち終わったころには活動しているノイズは一匹足りとも存在しなかった。
「やった……のか?」
「たりめぇだ!」
「……」
ノイズを倒し終わり安堵したその時だった。響の持つ通信機に連絡が入る。
「はい、こちらシ『響!た―変―の!―ディ―ンに―イズ――――――ザー………』未来?未来!?」
「シキ、何があった?」
「途切れ途切れで聞き取りにくかったですけど、リディアンにノイズが出たそうです」
それを聞いて翼とクリスは驚いた。リディアンには二課本部、更には放課後とは言えまだ学校に生徒や先生、未来がいるからだ。
「おい、それヤバくねぇか!?あそこには小日向とかが!」
「ああ、急いで救援に向かわなくては!」
「そうですね。……ちょっと飛ばすので二人とも私にしがみついてもらっていいかな?」
「「?」」
突如響に言われた言葉が理解しきれずもとりあえず二人は響の腕を掴む。そして響は片手ずつで二人を抱えだした。
「!?ちょ、待て、おい!何すん「舌を噛まないように気をつけて――
「これは、中々のスピード……!」
「なんであんたは普通に感心してんだよ!?こんちくしょぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
そのまま強化した身体能力で二人を抱えたままリディアンに向けて走り出した。
……なお、後日。当時避難の途中だった人から、風のようにリディアンに向けてすごいスピードで走り去った何かから奇声が聞こえたとの情報が入ったりしたらしい。
んー……他の作品の更新が中々出来ない……
個人的なことだけど、XDUやってたらヘキサクエスト初めて勝った。奇跡的に手持ちに今回のヘキサクエストガチャに収録されてるのがけっこういたお陰で……たぶん次回以降は勝てないだろうな……無課金だから星5キャラはほとんど凸れないし、高難度とかマルチは中々勝てないし……まあ、面白いからオールオッケーだけどね!