死の眼を持つ少女   作:通りすがりの錬金術師

5 / 28
思い付いたネタは忘れないうちに書いておく………だけのはずが何故か1話分出来た


本編無印
『死』の少女


とある日の夜、倉庫の上に1人の少女が立っていた。眼前には多数のノイズが。

 

「今日も、うじゃうじゃとお出ましで……………さっさと消えてもらうよ

 

直死、『死』が………」

 

その身を黒のローブに包んだ彼女は、手に黒鍵を持ち、ノイズに突っ込む。

 

「私の前に立つんじゃない!」

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

この世界は地獄だ。

私、立花 響には、そうとしか見えない。

 

外に行けば『死』が見え、屋内にいても『死』が見える。目を瞑っても『死』が見える。何をしても『死』が見える。さらには『死』をもたらすノイズまでいる。

今だからこそ、普通に生活出来ているが、最初は酷かった。

 

 

始まりはツヴァイウィングのライブでの事故だ。

師匠曰く、そこでノイズに襲われ、色々とあって死にかけた私は『 』へ行き、『 』を見たにも関わらず、奇跡的に生き残ったらしい。そこでの事を覚えてないのは、人間が見るとほぼ確実に精神が壊れるから脳が見せないようにしているんだろう、とのこと。

 

そして助け出され、病院で目が覚めた時、視界には謎の線や点が沢山見えた。近くにあった花瓶の線をなぞると、その線に沿って花瓶が切れた。驚いた私は、今度は机にあった点をつついた。すると机が木端微塵に砕けた。

 

これだけで私は察した。察してしまった。この目に見えているのは『死』なんだと。

急に怖くなってきた私はその場で発狂して暴れだしてしまった。

それで異常を感知したのだろう、医師や看護師が来て私を取り押さえる。その時に暴れる私の手が偶然、線を沿ってしまったのようで、1人の腕が切れてしまった。

それを見てしまった私は、舌を噛んで死のうとした。

 

結果的には止められて、今を生きている。

あのあと、睡眠薬や鎮静剤を投与されて隔離された。

もちろん自殺出来ないように拘束とかはされていたけど。

 

それから何ヵ月かして、私は落ち着いて退院したけど、やっぱり怖くて自分の部屋に引きこもった。

親友の未来が毎日、部屋の前に来て話しかけてくれたけど、何も返せなかった。

ストレスで髪の色素が落ちて、白くなったけど放っておいた。

 

変わったのはライブ事故から半年後、突如私の部屋に変な穴が空いたと思えば、そこから宝石の剣を持ったお爺さんが出てきた。

驚きつつも警戒してると、そのお爺さんはいきなり、弟子にならないか、と言ってきた。

 

そしてこの眼、直死の魔眼について教えられ、他にも色々と教えてもらった。

お爺さんは、こことは違う世界(平行世界というらしい)から来た、その世界に4人しかいない魔法使い、しかも人間ではなく死徒という吸血鬼だとか。

別の世界には私と同じ眼をもっていて、それでも普通に暮らしている人がいることも聞いた。

 

ここまで聞いて私はお爺さんの弟子になることを決めた。

それを伝えると、魔術というものを教えてもらった。

魔法とどう違うのかと聞くと、本質は同じだが結果が違うと言われた。

魔術は文明に追い越された奇跡、魔法は今の文明では出来ない奇跡らしい。

 

あ、お爺さんの名前はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ、長いので好きに呼べと言われたから師匠と呼ぶことにした。

 

ちなみに師匠の魔法は第二魔法、平行世界の運営、というらしい。

その名の通り、平行世界を観測したり渡ったり出来るみたいで、私を見つけたのもそれで色々な世界を見ていた時らしい。それで興味を持ったから気まぐれで来たとのこと。

 

 

 

弟子になったのはいいが、数日かけて基礎を教えてもらったあと、師匠は自分の世界に帰って行った。

いくつかの道具と、後は私次第だと言い残して。

 

 

 

次の日、私は久しぶりにお風呂以外で部屋の外に出た。

お母さんは出てきた私を見て、涙を流してた。

 

なんか悪いことしたかな………

 

そして、久しぶりに制服を着て学校へ。

なにやら周りの視線が気になるけど、とりあえず無視する。

そして教室についたのはいいけど、やっぱり視線が気になる。皆がこそこそ話してるので、こっそり魔術で聴力を強化して話を聞く。

聞こえてきた声によると、どうやら私が誰かわかってないみたいだ。

 

んー、髪が白くなっただけなんだけどね……

 

席についたらわかるだろうと、席につこうとしたが、席替えしたのか自分の席がわからない。

仕方なく未来のところへ行って席を聞くことに。

 

話しかけると未来は泣いた。

どうやら、半年ほど引きこもってた私が出てきたのが嬉しかったようだ。

後、眼の色が青くなっていたらしい。これはわからないね。

師匠絶対このこと知ってたよね………教えてくれてもいいのに……

 

 

 

で、謎の人物が私だと皆が把握した後、質問責めされた。

大丈夫だったかとか、なんで髪が白くなってるのとか、その眼はどうしたのとか。

正直言うと、罵倒されたりするのかと思ってた。新聞とかだと、ライブ事故の生き残りに対するバッシングが酷いってあったから。

だけど、皆は優しくしてくれて、休んでた間の勉強を教えてくれた。とても嬉しかった。

 

この眼には、世界は地獄にしか見えないけど、どこか優しくて暖かい。

だから私は決めた。皆を守るために、この眼の力と魔術を使って、ノイズを殺し尽くすと。




響ちゃんに直死の魔眼をいれてみた
無限の剣製もち主人公とかはよく見るけどこっちはあまり見ないよねと思って

今書いてるバグスターのが終わって、書けるようなら続きは書くかもしれない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。