死の眼を持つ少女   作:通りすがりの錬金術師

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次の更新は遅くなると言ったな、あれは嘘だ!
………すいません、昨日までお盆休みでバイトは基本夜なので書けました。たぶん次こそ遅くなる……と思います。


お気に入りと評価がどんどんと増えていく………みなさんの期待に応えられるように頑張ります。


『死』の少女、戦う

響が二課に正式に雇われた翌日。

雇われたと言っても響は戦闘要員なので、ノイズが現れないことには基本的に仕事がない。

ということで、基本的に昼間は未来と共に普通に学校に通って、放課後もノイズが出ない限りは自由に過ごしている。

 

この日は夜にノイズの出現があったが、翼と連絡を受けた響が出動したことによりすぐに殲滅された。その際に響に二課としても翼としても看過出来ない事があったが、響としては逆にノイズをこれまで以上に倒せるようになったと顔には出さなかったが喜んでいた。

なお、翼は響の過去の境遇を緒川が調べた限りのことだけだか知っていたのでこの件については何も言えなかった。

 

 

 

 

 

そしてそれからしばらく経った日。

 

「流星群?」

 

「うん!今夜くるんだってさ!ビッキーとヒナも一緒に行かない?」

 

響と未来が一緒にいると、クラスメイトの安藤創世がアニメちゃんこと板場弓美とお嬢様っぽい感じの寺島詩織の三人に、今夜流星群を見に行かないかと誘われた。

ちなみにビッキーとヒナは響と未来のあだ名だ。

 

「流星群かー、未来どうする?」

 

「行こうよ、響

流星群ってなんかとってもロマンチックだし」

 

「ん、わかった

てことで、私たちも行くよ」

 

そう響が返すとオッケーと軽い返事が帰ってくる。

場所は、と聞くといい場所があると言われ、そこを教えて貰いそこに集合することになった。

 

 

 

そして夕方。約束の時間も近くなってきたため、魔術の訓練を止め出発の用意をする。早めの晩御飯を食べ、虫除けなどの用意をして、いつでも出れるようにする。響も未来や友人との約束を楽しみにしていた。

 

しかし、そういうときに限ってノイズは現れる。

渡された通信機が鳴り響き、それに出る。

 

「はい………そうですか、わかりました

すぐに行きます」

 

通信を切った時の響の顔は、既に『死神』シキであった。

が、少しだけ響に戻り未来に告げる。

 

「ごめんね、未来

行けなくなっちゃった、みんなにもよろしく伝えてね」

 

「うん、響無茶しないでね?」

 

「勿論、未来もノイズには気を付けて」

 

そう言って響はいつものローブを持ち部屋を出ていった。恐らく物陰で羽織るつもりだろう。

 

響を見送った未来は少し悲しい顔をした後、気を取り直して流星群を見に行くために待ち合わせのところへ向かった。

 

 

 

 

ノイズの出現範囲が広かったので翼と二手に別れての作戦。響に割り振られた場所は地下鉄の構内。そこには線路を埋め尽くす限りの沢山のノイズ。

生身で黒鍵を構える響。

 

「邪魔だよ、Beschleunigung(加速)Ⅰ」

 

響は脚力を強化することで速度を上げ、手当たり次第にノイズを黒鍵で切り裂き炭に変えていく。

 

「せっかくの未来との楽しみを邪魔したんだ、八つ当たりするけど君たちは人間じゃないし何してもいいよね?」

 

黒鍵を投擲し、ノイズを複数纏めて貫く。

 

 

「Balwisyall Nescell gungnir tron」

 

 

そして()()を歌い、()()()()()()を纏う。

 

 

 

それは先日起きたことだった。

響は少し前からノイズと戦っている間、頭の中に謎の歌が鳴り響いていた。何か分からなかったので放置していたが、二課に入ったことでシンフォギアの存在を詳しく知り、これはそれを起動するための歌ではないかと思い、先日の戦闘で口にした。

すると見事に起動に成功、ガングニールのシンフォギアを纏ったのであった。

製作者の櫻井了子曰く、シンフォギアはノイズの位相差障壁を無効化出来るため通常攻撃が有効になる、と言っていた。

試しに、線や点のないところを黒鍵で切ったところノイズを倒せたので、響は彼女の人となりはともかく、技術面だけは信用することにした。

 

 

 

 

さて、シンフォギアを纏った響だが、先ほど以上に暴れまわりノイズを駆逐していく。

 

「直死………!」

 

倒し残しが無いように眼の力を最大まで引き出し、シンフォギアと魔術によって強化された身体能力を以てノイズの点を瞬間的に、連続して貫いていく。

 

少し離れたノイズも左手の装甲から黒鍵の柄を生成、手に取りそれを起動、投擲し点を射ぬいてゆく。

 

すると、響の視界に一匹、その場から離れていくノイズが写った。ブドウのような姿をしたセルノイズだ。そいつは逃げながら体の一部を分裂させ、ノイズを産み出している。

 

「逃がすか……!Verbesserung(強化)・Ⅲ!!」

 

今の響が使える限界ギリギリの強化をかけ、ブドウ型ノイズを追う。壁のように産み出されたノイズもすれ違い様に全て切り払われていく。

そしてそいつも切ろうとした時、再び体を分裂させた。またノイズを産み出されると思った響だったが、予想と違いそれが爆発した。

 

「ッ!」

 

咄嗟に防御の姿勢をとるが、響のギアは装甲が多くなく使っていたのも防御を捨てた攻撃特化の強化だったので爆発に耐えられず、地面を転がった。

 

そのお陰か、ヒートアップしていた頭が冷え、冷静になる。落ち着きを取り戻した響は新たに黒鍵を取り出し、投擲。再び呼ばれたノイズごとブドウ型を貫く。そして呼ばれた残りを倒し、周りにノイズが残っていないことを確認し、二課に通信を繋げた。

 

「こちらシキ、ノイズを殲滅しました」

 

『はい、こちらでもシキさんの担当地区のノイズの全滅を確認しました

これから職員を派遣するのでしばらくそこで警戒していて下さい』

 

「了解しました」

 

『それでは……って、え?これは……』

 

「どうかしましたか?」

 

通信先の二課の様子が急におかしくなった。

 

『すいません、シキさん

急ぎ翼さんのところへ向かい合流して下さい!』

 

「わかりました!」

 

二課からの情報によると、翼がネフシュタンの鎧という聖遺物を纏った謎の人物と交戦を開始。それ以降通信が繋がらないとか。天羽々斬の反応はあるので戦闘不能には陥っていないようだが、その場所でのノイズの反応も増えたり減ったりしているようで状況がよく分からないようだ。

 

響は再び強化をかけ、教えてもらった翼のいる場所に急ぐ。

 

そこで見たのは白銀の鎧に身を包んだ少女と翼、そして沢山のノイズだった。しかも翼がノイズを斬っても少女が手に持つ、杖のような物からノイズが次々と召喚されていく。響は、自身のガングニールや翼の天羽々斬と同じく線や点が()()()()()()、恐らく聖遺物だろうと当りを付けた。

 

響は黒鍵を複数投擲し、ノイズと少女を攻撃する。

ノイズは貫いて倒したが、少女には反応され鞭で弾かれる。

 

「無事ですか、翼さん」

 

「シキか……すまない」

 

「やっとの到着か、『死神』さんよぉ」

 

翼の横に立つ響だったが、響が来るのを待っていたかのように少女が話しかけてくる。

 

「貴女は何者?何が目的?」

 

「聞かれて素直に答えるとでも?」

 

「なら、無理矢理にでも……」

 

吐かせる、と言おうとした所で翼が剣を構え前に出る。

 

「すまない、シキ

彼女は私にやらせてくれ

二年前に私の不手際で失った物を取り返さねばならんのだ!」

 

「………危なくなったら加勢します

それまではノイズの方を殺るので」

 

「助かる」

 

ただならぬ気迫に、仕方なく少女は翼に譲り、響は召喚されたノイズを倒すことにした。




きりがいいからとりあえずここまでかな?
原作響なら戦わずに話し合いですが、この響は魔術師なので原作よりも物騒(?)になってます。


◯ガングニール
シキ(響)のシンフォギア
見た目は原作とほぼ変わらない。
違いは、手の装甲にて黒鍵を生成できる。魔力を通すことで手刀のように装甲から刃の部分だけの展開も可。魔術の通りも良くなり効果の上昇やほんの僅かだが魔力の自動回復効果もある。

◯聖遺物の線や点が見えない
こうでもしとかないと無双になってしまうので……聖遺物の線や点は見えなくしました。

◯強化の度合と体にかかる負荷(現時点)
数字が大きいほど効果が高く、時間が短い。
Ⅰ→軽い
Ⅱ→そこそこ強い
Ⅲ→限界ギリギリ
Ⅳ→使えなくはないが短時間しか持たない上、効果が切れるとまず間違いく倒れる(絶唱レベル)
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