ブルーモーメント   作:はじ

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激闘、カレー大会開幕!

「とうとうこの日が来たか・・・・・・」

 

カレー大会当日に知らなかったではすまない事態に直面している元帥です。本当に困りました。

 

「元帥、覚悟を決めて下さい」

 

「あぁ・・・・・・」

 

「吹雪よ、何故気づけなかったんだい?」

 

「仕事がありすぎて、気づけませんでした」

 

「しょうがない、明日からの予定をすべてキャンセルしてもらおう」

 

「そのようにしておきます」

 

ため息しか出ません。今まで暁に頼りっぱなしのつけが回ってきたみたいです。審査員は戦艦代表長門、正規空母代表赤城、軽空母代表鳳翔、重巡代表古鷹、軽巡代表天龍、駆逐代表吹雪、潜水艦代表伊58、補給艦代表間宮そして僕の九名で行いますが、一週間は鎮守府が活動停止することになるだろう。

 

「さぁ、元帥行きますよ」

 

 

 

パーン!パーン!パーン!

カレー大会の始まりの花火が打ち上げられた。これから開会式が始まり、調理、審査と進んで行く。第六駆逐隊の響だよ、私は大丈夫、落ち着いている。不安よりもワクワクが止まらない。二人の妹も頼もしい顔をしている。暁姉さんのレシピで勝つんだ!

 

「響!震えてるけど大丈夫?」

 

「これは武者震いってやつだよ。大丈夫さ、だってさっきからワクワクしてるんだ」

 

「今日の為にたくさん特訓したのです」

 

「そうよね、勝つのは私達よ」

 

ふふ、二人共緊張してないみたいだ。これならいける!

 

「マイク音量大丈夫?チェック、ワン、ツー。さぁ!横須賀鎮守府カレー大会が始まります。司会実況は私金剛型四番艦霧島!現場実況は」

 

「は~い!みんなのアイドル那珂ちゃんで~す。それじゃあ出場者を紹介しちゃうよ!最初は、バーニングカレー!金剛さんと榛名さん」

 

「元帥のストマックを掴むのは私達デース」

 

「あれ、榛名さん青い顔して大丈夫?」

 

「・・・・・・はい、は、榛名はだい、じょぅぶ・・・・・・」

 

グラッと榛名さんが倒れた。

 

「ノォォーウ!榛名ぁぁー大丈夫デスカ」

 

担架に乗せられた榛名さんが運ばれて行く。始まる前から何があったんだろう?これで金剛さんは一人で戦うことになる同情はするけど手加減はしない。

 

「き、気を取り直して出場者の紹介を続けていくよ~五航戦の力を見せつける為に来ました。翔鶴さん、瑞鶴さんです」

 

「一航戦の先輩達に少しでも近づけるようなカレーを作ります」

 

「瑞鶴にはカレーの女神様がついてるんだから!」

 

「カレーの女神って?まぁ、次は一航戦は赤城・加賀だけじゃない!大鳳さんと龍驤さんです」

 

「大鳳カレーを作ります!」

 

「一生懸命作ったる!いっちょやったるで~」

 

那珂ちゃん、私も気になるよ。瑞鶴さんのカレーの女神ってなんだろう?それに、龍驤さんとは艦の時に一緒の作戦に参加したこともあるけどこの姿になってからはあまり関わってないから料理については分からない。大鳳さんは大鳳カレーって言ってるからオリジナルカレーが作れるんだね。どんなカレーなんだろう?

 

「次は!誰が予想した!鎮守府を恐怖のドン底に陥れた二人組。比叡さんと磯風さんです」

 

「今の磯風の力、嘗めないでもらおう!」

 

「気合い、入れて、作ります」

 

審査員が皆青い顔をしてる。恐怖のドン底って比叡さんと磯風は何をやったんだろう?

 

「次は~!全国版艦隊新聞調べ、お嫁さんにしたいランキング堂々一位の羽黒さんとお嫁に行かせてあげたいランキング一位の足柄さんで~す」

 

「那~珂!ちょっとこっ」

 

「私が抑えているうちに早く逃げて下さい。那珂ちゃん!」

 

「ひゃ~」

 

そんなランキングがあるなんて知らなかった!羽黒さんは優しいし、綺麗だから人気があるんだね。それにしても足柄さん・・・・・・艦時代はすごく格好よかったって雷と電が言っていたのに艦娘になってから何があったんだろう?

 

「えぇ~と、現場実況の那珂ちゃんが戻るまで私霧島が紹介を続けます。この三人の説明はいらないでしょう!この国の艦娘ランキングトップであり、横須賀鎮守府カレー大会三年連続優勝の姉を持つ響さん、雷さん、電さんです。こちらで入手した情報によりますと三人は暁さんが今回の大会に向け作り上げたスペシャルなカレーのレシピを更に進化させたそうです」

 

ふっ、暁姉さんのレシピを自分達の好みの味にしただけさ。作って分かったけどスパイスの配合を少しいじるだけでこんなにも変わるなんて思わなかった。いじる手順やいじった結果まで書いてあったし、やっぱり暁姉さんは凄い。

 

「あら、どうやら相当な鍛練を積んできたみたいね」

 

那珂ちゃんを追いかけるのを止めたのかいつの間にか足柄さんが電の絆創膏だらけの手をとってる。それは違うとだけ言っておこう。玉ねぎをすりおろす時に自分の手まですりおろすとは思わないよね。

 

「約束通り相手をしてあげる」

 

「イエース!正々堂々勝負ネ!」

 

「そして審査員は、元帥と愉快な仲間達!」

 

那珂ちゃん・・・・・・屋根の上ってそんなところから実況するなんて、さすがプロは違う。

 

「「誰が愉快な仲間だ」でち」

 

反応したのは天龍さんとゴーヤさんだけなんだけど、みんなの微妙な顔してるね。

 

「元帥より開会の宣言をお願いします」

 

「今後大規模作戦が発令されるが今日だけは皆楽しんでカレー大会を盛り上げて行こう!」

 

「ありがとうございます。それでは鎮守府お料理No.1の名誉をかけて!」

 

「鎮守府カレー大会スタート!」

 

パーン!

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