今後も頑張って書いていきます。
「そう言えば私と電は建造されてから研修しかしてないから練度が低いのだけど、任務とかはどうなってるの?」
「そうですね。演習は希望制なので、執務室に書類を出してもらえれば受けられます。最初は簡単な遠征任務からでしょうかね。任務とは別に平日は座学がありますから後程教室へ案内しますね」
暁型三番艦の雷よ。かみなりじゃないわ。今は横須賀鎮守府の旅行中よ。建造されたばかりで練度は低いけど皆に頼ってもらえるように頑張るわ。
「響はどうなの?」
「私も練度は低いよ。佐世保にいるときに遠征を少しした位だね」
「吹雪ちゃん、暁ちゃんはどのくらいなのです?」
「暁さんですか?暁さんは現状計測出来るものを越えています。エラーになっちゃうんですよね」
「ハラショー!」
「凄いのです」
「それは凄いわね。私達も頑張って追いつかないといけないわ」
「おっと、ここが広報室になります」
青葉さんか、トラックにいるときには話した事ないのよねぇ。良い人だといいのだけど。
「新人さんですね、恐縮です。取材いいですか?」
「そんな事より青葉さん!貴女って情報通なのよね?」
「そんな事・・・・・・って情報通?まぁ、いつも新聞のネタ探しをしてますからいろいろと知っていることは多いと思いますが」
「暁ちゃんの事を教えて欲しいのです」
「へっ!あっ暁さんですか?」
「そうなの、私達姉妹艦だから長女の事が知りたいの」
「暁さん、暁さん。・・・・・・あ、あぁぁぁぁ」
「青葉さん?」
「あっ暁さん止めてください。青葉のお尻が、青葉のお尻が割れてしまいます。縦だけじゃなく横も割るつもりですか・・・・・・助けて、古鷹、古鷹ぁ!」
どうしたのかしら、壊れたオモチャ見たいにカタカタしてるわ。お尻って何?横に割るってなんなのよ。暁は青葉さんに何したの?響も電もひいてるわ。吹雪は苦笑いしてるわね。何か知っているのかしら。
「吹雪は何か知っているの?」
「少し前に青葉さんが、暁さんの記事を書いたのですが内容がまったくの事実無根で、怒った暁さんがお仕置きでお尻ペンペンをしたんですよ」
「・・・・・・痛そうなのです」
「それで青葉さん、中破しまして・・・・・・」
お尻ペンペンで中破ってどういう事?研修でならったわよ、受けたダメージで小破・中破・大破・轟沈ってね。青葉さんは重巡だから私に比べてバルジがあるはずなのにそれでも中破って私達駆逐艦が受けたら轟沈かしら?電、今お尻隠しても何にもならないわ。暁を怒らせたらいけないってことが分かったけど他の情報はないのかしら?ダメ見たいね。青葉さん、もう話が聞ける状態じゃないわ。
「吹雪次に行くわよ。何処がいいのかしら」
「次は食堂にしましょうか?誰かしらいると思いますし、いなくても間宮さんから話を聞いたらいいですしね」
「決まりよ。行きましょう」
食堂か、トラックのカレーは美味しかったわね。確か艦娘達で大会を開いて一番美味しかったレシピで一年間毎週金曜日に出るのよね。ここでもやってるのかしら?
「ねぇ吹雪、カレー大会ってここでもやってるのかしら?」
「やってますよ。今週締め切りで、来週末に大会があります」
「そうなの?ちなみに誰のレシピなの?」
「暁さんです。というか、ここに移動になってからずっとレシピは暁さんのものです」
「同じレシピなの?」
「違います。毎年進化してます。私は暁さんが建造されてからずっと暁さんのカレーを食べてますよ」
トラックの暁は『料理はレディのたちなみよ』って噛んでたから出来ないのは分かるけど、ここの暁は料理も出来るのね。
「まさか、暁が料理出来るなんて・・・・・・」
どうしたのかしら、なんか響がショックを受けてるわ。佐世保で何かあったのかしら。あれが食堂かしら大きいわね。さすが大本営の横須賀鎮守府だわ。
「間宮さん、鳳翔さんこんにちは」
「あら吹雪さん、そちらは新人さんですね」
「響だよ。よろしくお願いするよ」
「雷よ。これからお世話になるわ」
「電なのです。よろしくお願い致します」
「暁さんの姉妹艦の方々ですね。よろしくお願いします。今日の夕食は期待しててね!腕によりをかけるわ。そうだ暁さんから頼まれてたの、ちょっと待っててね」
暁からの頼まれ事って何かしら?間宮さんだから変なことはないだろうけど。
「座って待ちましょうか」
「そうね。でも人がいないけどどうしたのかしら?」
「この時間は座学や演習、そして任務で皆さんいないんですよ。私は三人を待っていました」
「私達を?」
「えぇ、私は横須賀鎮守府の風紀取締役なので、皆さんにお話しないといけません。規則自体は他の基地と変わりませんが、あまりにひどいと相談役からお仕置きされますので気をつけてくださいね」
「相談役ってもしかして」
「暁さんですよ」
やっぱり。青葉さんを見てるから気をつけなくっちゃ、それにしても電、今お尻を押さえても意味ないわ。あっ響もなの?まったく二人共しっかりしてよ。
「タバコやアルコール類は酒保で販売してますが、嗜む程度にしてくださいね。タバコは喫煙部屋が工廠脇にありますがおすすめはしません。アルコール類は夜になれば私のお店でも飲むことができますが時間が決まってますので注意して下さいね」
「私はタバコもお酒も嗜まないから大丈夫よ」
「電もなのです」
「私はお酒は飲むけど、注意するよ」
「タバコは百害あって一利なしですから良い事です」
「艦娘がタバコって聞かないけど誰か吸うのかい?」
「暁さんだけです。だから酒保に置いてあるのも暁さんの吸う銘柄だけですね」
暁がタバコ吸ってるの?不良になっちゃったのかしら?これはどうにかしないといけないわね。
「止めさせられないの?」
「ダメです!そんな事をしたら大変な事になります」
吹雪が大きい声を出すからビックリしたわ。大変な事って何なのかしら?
「大変って何があったんだい?」
「暁さんが建造されてすぐの頃だったんですが、妖精さんを焚き付けたんです」
「妖精さんの乱のことだね」
「それだけなら良かったんですが、イライラするからちょっと出てくるって言って新海域を解放してきたんです。意味が分かりませんよ。新規建造艦が単艦でやったんですよ!返り血まみれで笑いながら壊れちゃったって錨を見せるんですよ!装備を聞いたらドラム缶しか装備してないし、ドラム缶には資材が一杯入ってるし、提督だった元帥にこの資材やるからタバコ買ってこいってパシらせるし、あの時の後始末大変だったんですよ!」
何やってるのよ暁は、私と本当に同じ艦娘なのかしら?あら、電がプルプル震えてるわ。ちょっと可愛いわね。響は唖然としてるわね。タバコって怖いわね。立派なニコチン中毒だわ、暁は手遅れね。
「大きい声を出して、どうしたんですか?」
間宮さんが戻ってきたけど、お盆の上のその大きいのは何?
「鳳翔さんから話を聞いてたら、暁のタバコの話になったの」
「止めた方がいいんですけどね。暁さんは無理でしょうね。だからといって三人がタバコを吸っていい理由にはなりませんからね」
「はぁ~い」
「ところで間宮さん、お盆のそれは何なのです?」
「暁さんから三人への着任祝いよ」
「あれ、私も?」
「えぇ、『案内ありがとう吹雪』だそうですよ」
「ずるいですよね」
「さぁ、間宮特製特盛あんみつです」
「すごい大きいのです」
「ハラショー」
すごいわ、量もだけど下がアイスになってる、その上に小豆やフルーツ、これでもかって生クリーム。頂点にチェリーが乗ってるわ。あっ、凄く美味しい!暁も粋なことをしてくれるわね。でも、今これだけ食べてお夕飯食べれるかしら?
結局夜になっても暁は戻って来なかったけど、いろんな人から暁のことが聞けたわ。すっごく皆から頼りにされてるのが分かって私も鼻が高いわ。そんな暁に頼ってもらえるように頑張らなくっちゃ!