高校生って大変だね、レポートやら資格勉強やら中間テストやら
まあ、そんなこんなで本編どうぞ
あれから数日がたった。
今日は休日、みんなそれぞれの休暇を送っているだろう。
そんな中、自分は――
「はあっ!!」
叫びながら生太刀を振るっていた。
ここは山の奥にある開けた森の中、つい最近に発見して今は鍛錬場所として使っている。
「よしっ!なんとか生太刀のコツは掴んだところかな、次は大葉刈でも行っとくか」
自分は生太刀を消して、大葉刈を召喚する。
ああ、ここはなんていいところなんだ。人がくることがないためここでみんなに知られたくない力を使いこなすために鍛錬するならうってつけの場所だろう。
自分も今日は試しに切り札でも使おうかなと思った。
でもな、できないんだよ。
だって――
「すごいよとおさん!ぐんちゃんの武器も出せるなんて!」
「兄さん、使い方とコツ、教えてあげるわ」
友奈と千景がいるからできないんだ。
でもまあ、武器の使い方とコツを教えてもらえるし別にいいんだ。
問題は――
「徹君は色々な武器が使えていいなあー、私も使いたいよー」
「うたのんが使うと絶対にひとつしか使わないと思うんだけど…」
なんで歌野と水都がここにいるんでしょうねぇ…
それは若葉に説教された翌日のことだ――
「徹!貴様一人だとまたなにをしでかすのかわからん!なのでみんなと話し合いをした結果、徹に監視役を付けようと思う!」
その一言が始まりだった。
もちろん自分はそれには反対しようとした。
でも、反対したらしたで、また説教されそうなので仕方なく受け入れることにした。
そして、自分の監視役は即に決まっているようで、千景と友奈がやることになった。
「…ジャンけんする意味はあったのだろうか(ボソッ)」
理由もなしにジャンけんで決めたのかよ……
そして今に戻る。
本当なら、このまま何もしないで日常を送ればいいのだが、理由があって自分は鍛錬しなくてはいけなくなったのだ。
理由は簡単、明日戦うことになる超巨大なバーテックスの準備だ。
超巨大なバーテックスはサソリ型とは強さが比べものにならない、なのでこの数日で武器を全て使いこなさなければいけない、だから学校がすぐ終わったらここで鍛錬するようにしている、別に訓練場でやってもいいのだがここはあそこよりも広いし、それにあそこは訓練用の武器しか使えない、だからここが一番自分にとって最高の鍛練場になっている。
「上出来よ兄さん、これなら問題なく戦えるわ」
「はあー鎌って案外きついな」
「二人ともお疲れ様!もうお昼の時間だからお昼ご飯にしよ!」
「もうそんな時間か」
スマホの時間を見るともうお昼の時間になっていた。
「みんなーこっちこっち」
声のした方を見るとレジャーシートに座っている歌野と水都がいた。
自分たちは歌野の指示に従って遠慮なくレジャーシートに座った。
「えっと…今日はみんなさんの分のお弁当を作ってきましたので、どうぞ食べてください」
水都がそう言うと、おそらく水都が持ってきたカバンからサンドイッチやらおにぎりがぎっしりと入った弁当箱がたくさん出てきた。
「これは……豪華ね」
「凄すぎるだろ…」
「それじゃあ、いっただっきまーす!」
「「いただきます」」
自分と千景が驚いている中、友奈と歌野、水都が食べ始めた。
「「いただきます」」
遅れながらも自分と千景も言い、食べ始めた。
まずはこの野菜がぎっしり詰まったサンドイッチを手に取り、一口――
「うまいっ!」
あまりの美味しさについ声が出てしまった。
「…美味しい」
「このおにぎりすごい美味しいよ!」
「あ、ありがとう、ございます…」
「みーちゃん照れてるー」
「う、うたのん!」
そんなこともありながら自分たちは食事をとっていたが…そろそろ本題に入るか。
「で、今更聞くんだが…なぜ歌野と水都がここに?」
「ほんと今更だね、徹君。えーと、昨日の事なんだけど、偶然若葉さんとひなたさんに出会ってね、それで徹君が監視されるって聞いてね、面白そうだから監視役の友奈ちゃんに連絡をとってねみーちゃんと一緒に来ちゃった」
「なるほど、でもなんでここが分かったんだ?」
「友奈ちゃんに位置情報送ってもらった」
歌野はそう言うとポケットからスマホを取り出して、画面を見せてきた。そこには自分たちがいるところに赤い目印がついている地図画面だった。
それだけじゃない、赤い目印の周りには徹、千景、友奈の名前が表示されていた。
「なあ歌野、一つ、いや二つ言わせて欲しい」
「何かな?徹君」
「別に友奈に位置情報送ってもらわなくてもいけたと思うんだが。それに、歌野がそのスマホを持っているってことは…まさか」
「ふっふっふ、徹君は気づいちゃったか―、後それは今さっき思った。コホンッ、なんとこの前!勇者システムが使えるようになりましたー!」
「なるほど、ということはこれからの戦いに歌野が加わるってことなのか?」
「うーん、それはちょっと違うかな、システムは使えるだけで、樹海?にはまだ入れないんだよ」
「そっかー、それは残念だね」
「でも大丈夫!いつか私もみんなと戦えるようになるから」
そんなことを話しながら昼食は終わった。
そのあとはまた鍛錬を始めた。今度は自分一人で、他のみんなは自分の動きを見て注意するところがあったら指摘する形になった。
数時間後――
「っとこんなもんでいいかな…もう夕方か」
気づけばもう夕方になろうとしていた。
「みんな、こんな遅くまで付き合わせてすまんなって…えー」
みんながいる方向を見ると、四人ともレジャーシートの上で寝ていた。どおりで途中から指摘がこなかったわけだ。
このまま起きるのを待っててもいいがもう時間も遅いため、みんなを起こそうとした。
その時だった。
「水都ちゃーん!どこにいるのー!?」
「…?この声って」
自分は寝ている四人を置いて、声がした方向に向かった。
「もおー水都ちゃん、今日が初めての巫女の訓練だってこと忘れるなんて、しかもなんでこんな人がめったに来ないこの山に行ったの?」
私、
「偶然、ひなたちゃんと一緒にいた乃木さんに情報を聞けたからいいけど、もし乃木さんがいなかったらどうなっていたのやら」
乃木さんの聞いた情報だと朝、偶然カバンを持った白鳥さんと水都ちゃんに会って、どこに行くんだ?って言ったらこれからあの山に行くって言ってそのまま別れたらしい。
「といっても道なりに階段を上がっているけど一向に水都ちゃんと会えないなんて、はあーもし会えなかったらどうしよう」
「水都を探しに来たのか?」
「ええそうよ、水都ちゃんの迎えにって誰!?」
いつの間にか階段の先には、一人の男が立っていた。
「ん?ああ、俺の名前は郡徹、勇者をやっているよ」
「郡…徹!?」
まさかこんなところで男の勇者に会えるなんて!夢にも思わなかったわ。
「それで、水都を探しに来たんだろ?案内するよ」
「え、わ、分かったわ」
少し戸惑いもしたが、とりあえず徹さんについて行った。
「そういえば徹さん、聞きたいことがあるんだけど」
歩いている道中、徹さんに聞きたいことがあった。
「ん?なんだ一体?」
「タマちゃんと杏ちゃんは元気かなって」
バーテックスが初めて襲来してから色々あってもう一年も会っていない。
「…ああ、元気だよ」
「そう、よかった」
「なぜ二人に会いにいかないんだ?」
「…もう一年も会ってないの。さすがにもう二人とも私のことは忘れてるでしょ」
「そうか、っとついたぞ」
そこにはぐっすりと眠る、水都ちゃんと白鳥さん、そして勇者の高嶋さんと千景さんがいた。
「案内ありがとね、徹君」
私はそう言い、ついでにみんなを起こしにいこうとしたときだった。
「なあ真鈴」
「えっ、なに?」
あれ?そういえば私徹さんに名前教えていないよね、なんで知ってるの?
「俺からの頼みを聞いてくれるかな」
「頼み?まあ内容によって断るけど」
「そう難しい話じゃないよ、えっとな…いつかこの戦いに終わりがきたらさ、タマと杏、そしてあんたの弟と一緒にどっか遊びにいってもらいたいんだ」
「え?ちょっと待って、話が急過ぎる!」
この人は急に何を言ってるの!?
というかなんで弟のことをしってるの!?
「あ、やっべ(ボソッ)」
今小さい声でやっべって言ったよ!一体なんなのこの人!
その後徹さんは、全てタマちゃんと杏ちゃんから聞いたと言っていたので、違和感がありつつもなんとか納得した。
徹の自室、彼の机には古文書とすでに読んでいる一通の徹宛の手紙が置いてあった。
手紙の内容はこう書かれていた。
『この古文書にはまだ続きがある、その内容に奴の手がかりと僕の持つ勝利の剣と君の持つ浄化の剣の本当の力がわかるはずだ。見つけてくれ、そして君の手で終わらせてくれ。君は、僕と姫神にとっての最後の希望なのだから。
新崎 亜門 より』
なんで徹の監視役を決めるためジャンケンした理由、全員挙手して人数を二人にしようとジャンケンした。
でも結局、千景が徹の妹なので、そのサポートとして友奈が付き添うかんじになった。
次回、戦闘です。
また投稿が遅くなりそうな気がしますが、出来る限り6日投稿でいきます。
次回をお楽しみに、感想お待ちしております