投稿するのが久しぶりな感じですね。
そしてなんと、やっと評価バーに色がつきました!
投票してくれた方ありがとうございます。
それでは、本編をどうぞ
「兄さんの…真実?」
「ああ、郡徹の真実を貴様に話そう。そして聞いたあとはどうするかは貴様の自由にしろ」
「分かったわ…話して、兄さんの真実を…それとなぜ私を選んだ訳も話して」
「ふっ、いいだろう。それも含めて言おうじゃないか」
ツクヨミに向けていた大葉鎌を納め、耳を傾けた。
「さて…まずは貴様を選んだ訳を話そうか…といってもただ貴様が奴の妹だから、という単純な理由だがな。天の神に協力してもらい貴様に幻術をかけ記憶の上書きをし、人質として役に立ってもらう役目だったがな…結果は失敗に終わったよ…」
「…見くびられたものね」
「まあこれは分かりきってたことだ。本題は奴の真実だ。まずは問おう、貴様にとって郡徹とはなんだ?」
「…私の兄よ、それ以下でもそれ以上でもない、優しくて、私の憧れる人」
そう言うと、ツクヨミはふっ、と息をつき口を開いた。
「なるほど、なら貴様にとって奴の死を見たくないのは当たり前か…なら、単刀直入に言おう。このまま進み続けると
「……えっ?」
彼は何を言ってるの?
このまま進み続ければ、兄さんが死ぬ?
「で…出鱈目なこと言わないで!」
「いや、これは本当のことだ。奴は俺と同じ、それぞれ使命を持って存在する者だ。使命を達成すれば違う世界に転生され、また使命を受ける。だが奴は、郡徹だけは違う。奴は使命を終えれば、奴の存在は消滅し、奴に関わった人達は奴の記憶だけが消え、
「………」
「…まあ転生していない貴様には分からないか、簡単に言えば、奴は自ら
「待って!」
頭が混乱してきたため、ツクヨミに待ったをかける。
そして、一回深呼吸して、口を開く。
「…あなたの言っていることが本当かどうかはまだ確証はないけど。でももしそれが本当だったとしたら、私たちがやってきたことは全部、兄さんを死に導くようなものだっていうの!」
「ああ、そういうことだ。貴様らがいくつものバーテックスの侵攻に勝利を収め、平和に近づいていると思っていると思うが、郡徹だけは逆だ。奴だけは逆に自分の首をしめている」
「…じゃあ兄さんはその事を黙って戦い続けたの?」
「そういうことになるな。そこで貴様に問おう、貴様は今、二つの選択肢がある。交渉を断りこのまま平和を進み続けるか、奴を救うためにこちら側に付くかだ。平和を進み続ければ奴が助かるすべはない。だが、貴様がこちら側に付けば奴が助かる保証はある。さあ選べ、時間は刻一刻と進んでいる。貴様の出す答えが奴の生死を決める」
そう言いツクヨミは手を差し出す。
「………」
自分はどうしたらいい?
彼の手をとれば兄さんは助かる。でもそれだと世界はどうなる?きっとバーテックスと彼によって終わるに違いない。逆に手をとらなければ兄さんが助かる方法はない。それにこれまでのバーテックスの侵攻は全部兄さんのおかげで勝利している、最近の兄さんは体調が悪そうに見えた。いつ戦闘に支障が出てもおかしくない。
「……そういうことね」
つい声に出してしまった。でも、仕方のないことだ。
選択肢なんてただの嘘、本当は一つしかなかったんだ。
これはあまりにも理不尽だ。自分は彼の話を聞く前からもう……
「……」
自分はツクヨミの手にゆっくりと手を伸ばす。
「ほう、平和よりも奴を選んだか。運命とは残酷だな、たった一人の少女の選択で貴様の仲間、そして人々の命が決まるのだからな」
「………」
彼は何か言っているがもう自分にはその声は届かない。
涙も、怒りさえも出てこない。ただ無表情で目には光がなく、静かにゆっくりと手を伸ばした。
――その時だった。
「ッ!?」
突然ツクヨミは後ろへ飛んだ。
その瞬間、ツクヨミがいた所に何かが飛んできた。
「くっ!」
そこからくる轟音と衝撃に少しのけぞるが、なんとか足で踏みとどまる。
「……一体…なにが?」
轟音と衝撃が収まり土煙も晴れたことで、飛んできた物の正体が姿をあらわした。
「…うそ………」
それは、自分が知っているものだった。そしてそれを使う人もよく知っている。
この
「兄さん!」
「なぜだ……なぜまだ立っている。答えろ、郡徹!」
剣が飛んできた方向には、郡徹が離れた位置にたたずんでいた。
「…はぁ、今日は散々だな。でも、悪くねえ。姫神から色々と聞いたぜ、あんたのこと。まあなんだ、とりあえずあんたに言いたいことがある……てめえ俺の妹になに手を出してんだ!」
次回、戦闘です。
やっと徹(主人公)が来た感じがしますね……
感想お待ちしております