「■■■■■!!」
「くっ、なんのぉ!」
徹の攻撃をかわしながら防御が手薄になったところを鞭で攻撃する歌野。ダメージは小さいがこれをなん十回も繰り返しているため徹には大きなダメージを与えられたと思う。
「■■■■!!」
「きゃあっ!」
だがそれは歌野も同じだ。徹の背中から噴出している黒い霧によって形成されている
「いてててて…その黒い翼、エキセントリックな動きをするね徹くん。それにしても徹くん、さっきから黒い翼での攻撃しかしてないけどどうして武器を出さないのかな?」
「■■■■■!!」
徹は歌野の問いに答えず片方の黒い翼を崩し、黒い竜巻として歌野に放った。
歌野はそれを難なくかわし、同じように攻撃をする。
「よしっ、これで確信した。今の徹くんは黒い翼での攻撃しかできない、ならそんなデンジャラスじゃないね!」
そう言い歌野は追撃をしようとした。
しかし……
「えっ?」
鞭が当たる瞬間、徹が目の前で消えたのだ。歌野は徹がどこにいったのか探そうとするが、その時間はそう簡単には与えてくれなかった。
「あっ!」
突如後ろからえぐられるような打撃が来た。骨の軋む音が聞こえ、とてつもない痛みが体全体に走る。そしてなすすべもなく吹き飛ばされ一本の木に激突した。
「くっ……げほっげほっ!」
あまりの痛みと苦しみで立つことが出来ない、口から血が出る。
「■■■■■!!」
「しまっ!」
体が動けないのを狙ったのか、徹は歌野に向けて黒い竜巻を放つ。
「……!」
避けられない、そう思った歌野は恐怖のあまり目を閉じる。
「………あれ?」
だが痛みは来なかった。
恐る恐る目を開く。
「ふぅ…間一髪だったな、歌野」
そこには、若葉と千景、友奈、球子、杏の五人が目の前に立っていた。
「みんな…なんでここに?」
「すまないが話は後だ。まずは徹をどうにかして止めなければ。立てるか?」
「え、ええ、なんとか」
「ならばよし。みんな行くぞ!」
若葉の合図と共に、徹との戦闘が始まった。
「……うるさいなぁ」
両耳を手で塞いでいるのに音が聞こえてくる。
『――――――!!』
『―――!!』
誰かの声だろうか、ノイズがかかっていて聞き取れない。
「……ほっといてくれよ、俺はもう疲れたんだよ」
使命を終えれば、自分はこの世界から存在ごと消えてしまう、こんな理不尽受け入れられるかよ。
「死にたくねえんだよ俺は。俺がここに留まるには使命を放棄するしかねえんだよ」
だが使命を放棄したらどうなる?
そんなの決まっている、ツクヨミによって世界が終わるだけだ。
「ふざけんじゃねえぞ!俺が犠牲になるかならないかで世界の運命が決まるなんて…信じたくもねえよ」
ツクヨミはこれを狙っていたのか?…いや、そんなはずはないか…
「どうしたらいいんだ?俺はみんなを、この世界を救いたい、生きてこの世界を救いたいんだ!わがままな願いだけれど、俺に…教えてくれ…」
「いいよ、郡徹くん」
「……えっ?」
聞こえてきた声は優しく、そしてどこか聞き覚えのある女の声だった。
自分は両耳を塞いでいた手をどかしゆっくりと目を開いた。
目を開けると、先ほどまでいた黒い空間ではなく、平原に立っていた。
優しい風が音と共に当たる。草の揺れる音がうるさく感じない、空は青空で太陽が辺りを照らしてくれる。
自分の目の前にいる女性が見せているのだろうかとても落ち着く場所だ。
「初めましてかな?こんにちは、郡徹くん」
その女性は白色の髪でポニーテールにしており、自分たちとは少しデザインが違う白色の戦装束を着ていた。
「…なんで俺の名前を知っているんだ?俺はあんたのことは知らないんだが」
「あれ?姫ちゃんから教えてもらってないの?アで始まってスで終わる名前」
「……まさかあんた、アマテラスなのか?」
「せいかーい!」
こいつがアマテラス!?1000年前の浄化の剣を持つ守護者がこの人だと……信じられねえ。
「もおーなんでそんな信じられない顔をするの徹くん!」
「名前しか知らなかったんだ。細かいところは姫神から全く聞いてないんだ」
「そっかー、それならいいや。それよりも徹くん、本題に入るけどいいかな?」
「本題?それって俺が犠牲にならずに世界を救う方法か?」
「そうそう!今回、なんで徹くんの目の前に現れたのかというと、徹くんにあることを教えに来たからなんだよ!」
「あることを教えに?」
「そ、徹くんだけが持つ能力『
次回、若葉たちは徹を救うことが出来るのか!そして徹は自身がもつ能力『希望の願い』の効果とは。
まあだいたいこんな感じですね、次回の投稿をお楽しみに
感想お待ちしております