神のヒーローアカデミア   作:鮫田鎮元斎

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なぜか六月はモチベが異常に下がる。

無理して作ったからグダグダかも。


アナザーエンディング5 『時和 ソウゴ:オリジン』

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――

 

 

 

 ――――二日目、夜

 

 

 

 

「ぐっ――くそっ!?」

 

 ヴィランの一人、荼毘は蒼炎を放出する。忍者兵が数体消滅するも、手裏剣攻撃が命中してしまう。

 

 最後まで抵抗していたヴィランが意識を失い、雄英生を襲撃するための部隊は全滅してしまった。

 

「ふむ、聞いていた人数と合わないネ。別行動でもしているのカ」

「…………」

 

 忍者のような戦士――フウマは無言で森を見つめている。

 

「一人二人いないくらいで、私の計画に支障はないのだがね」

 

 ジョニー・マキシマは“葱”と書かれた扇を広げる。

 

「では、彼らを素晴らしい夢の世界へ招待しようか」

 

 彼の目が赤く輝いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「カカカッ! 見たかよあの驚き方」

 

 B組の骨抜は爆豪と轟のリアクションを思い出す。

 

「『あっ』ってなんだよあって」

 

 彼が腹を抱えて笑っていると背中に手裏剣が突き刺さり、意識を失う。

 

「っ!? 後ろ――」

 

 拳藤が敵の存在に気付き小大を突き飛ばして攻撃を受ける。

 

 

「な、なんで……?」

 

 薄れる意識の中敵の姿を見た。

 

 白い単眼の忍者。

 

 それを従える男の姿だった。

 

(何で葱……?)

 

 男の持つ扇に書かれた文字に疑問を思いつつ、彼女は意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 忍者兵の襲撃とは別に行動していたヴィランは洞穴――洸太の秘密基地の近くへ姿を現した。

 

「待ちきれずに散歩してたら……活きのいいガキが一匹いんじゃねえか!」

 

 その男は、フードで顔を隠していた。

 

 洸太は完全に腰を抜かしてしまう。

 

 彼の容姿は手配犯の特徴とあまりにも一致していた。決め手となったのは――左目の義眼。

 

「あっ……ああ…………っ!」

「逃げんなよッ!」

 

 逃げ出した洸太をヴィランが追う。

 

 ヴィランの腕を筋繊維が覆っていく。それにより筋力が増幅される。

 

「まず一発目――景気づけにやらせてくれよなァッ!」

 

 

 

 

 

『――ウォーターホースは素晴らしいヒーローでした』

 

 

『――犯人は現在も逃走しており』

 

 

『――目にはウォーターホースから受けた傷が』

 

 

 

 その姿は両親を殺したヴィランと同じだった。

 

(パパ……ママ……っ!)

 

 所詮は大人と子供、逃げ切れるはずもなくヴィランの拳が迫る。

 

 

 

「ッはアァッ!」

 

 筋肉質な腕を何者かが蹴り上げる。

 

 そして出来た隙を突いて洸太を安全圏へ退避させる。

 

「ヒュゥ……いい女だなァ」

 

 ヴィランは乱入者の容姿を見て嗤う。

 

「ごめん……気付いてたのに、来るのが遅くなった!」

 

 彼女は――サキは持ち出してきた武器を構え、ヴィランを睨み付ける。

 

「俺は乳臭ェガキは嫌いだが、威勢のいい奴を屈服させるのは大好きだぜッッ!」

「下がってて」

 

 風を切って振るわれる拳を受け止める。勢いを殺しきれず後ずさりする。

 

「……激怒龍牙っ!」

 

 裂撃の即チャージでカウンターを放つ。

 

 が、察されて避けられた。

 

「いいぜ、少しは楽しめそうだッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 サキVSヴィラン(マスキュラー)開戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――

――

 

 

――――???

 

 

 楽しくない。

 

 つまらない。

 

 ソウゴは目の前の風景が急に味気なく感じた。

 

 いつも叔父さんが作ってくれる質素な料理なんかより目の前の豪華絢爛な料理の方が絶対に美味しいと思う。

 

「どうかしましたか、王様」

 

 家臣が笑顔で聞いてくるも、なんだかウザったく感じた。

 

「俺、王様辞めるよ」

「は?」

「よく考えたら、俺ってちやほやされたりしたいために王様目指してたわけじゃないからさ」

「……」

「じゃ、他の人を当たってよ」

 

 ソウゴが部屋を出ようとした瞬間、扉が消滅する。

 

「え……?」

「――いけませんよ」

 

 家臣の表情が固まる。

 

 まるでそれ以外の表情しか存在していないかのように。

 

「あなたは王になりたいと望んだ。故に()()()()()()()()()()()()()()

 

 そしてその姿が崩れ落ち、機械人間の様に変化した。

 

『何が不満なのですか? 我々はあなたのしたいことをさせてあげていたでしょう?』

 

 

 

 

 ――――貴様は、何故王となった?

 

 

「違う……! 俺は――ッ!」

 

 幼いころ夢見たヒーロー。

 

 みんなを笑顔にし、世界に平和をもたらす存在。

 

 でも無個性だと言われ、無理だとあざ笑われ、諦めた。

 

 だから王様になりたいと思った。

 

 王様ほどの凄い存在になればヒーローと同じくらいの事を出来ると思ったから。

 

「世界を平和にしたい、みんなには幸せでいてほしいッ! でも――無個性の俺がそんなことするには、王様にでもなるしかないじゃないかッ!!」

 

 彼の叫びは、彼の持つアイテムに働きかけた。

 

 急に思い出したように、ソウゴはポケットから時計のようなアイテムを取り出した。

 

 それは光り輝き――

 

『駄目ですよ』

 

 が、機械人形に腕を払いのけられた拍子にそれを取り落としてしまう。

 

無個性(できそこない)の貴方は()()()()()()()()()()()()()()。それが我が主の温情なのですから』

「――っ!」

 

 機械の腕で首を締めあげられ、意識が遠のく。

 

『安心なさい。貴方は永遠に王様でいられ』

 

 

「その穢れた手を離せ――不敬であるッ!」

 

 

 急に離されて体が地面に落ちる。見上げるとそこにはあの日の不審者がいた。

 

『何……貴様、どうやって』

「私の力だ」

 

 部屋の壁が砕け散り、どこかの広場になる。

 

 黒と金の和服を着た老人――ソウゴに警告した人物が手を振ると、機械人形が吹き飛ぶ。

 

『馬鹿な……! ここに入れるのは限られた人間のはず』

「造作なき事。なぜならば」

 

 

 更に風景が変化し、どこかの荒野へと変わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は生まれながらの王であるからだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして老人はソウゴの落とした時計型のアイテムを拾い上げる。

 

「我が魔王よ。貴方がお手を煩わせる必要はありません。ここは私が」

「よい」

 

 本を持った不審者(ソウゴ視点)が前に出ようとするも老人に制される。

 

「力を制限し、民を導くのも王の務め」

 

 

\ZI-O/

 

 時計型のアイテムが起動し、老人の腰に時計を思わせるベルトが出現する。

 

 彼は片方のスロットにそれを装填し、中央のボタンを押す。

 

 アナログ時計を思わせる待機音が鳴り響き、その背後に時計のようなシルエットが浮かぶ。

 

「変身」

 

 老人は左腕を反時計回りに大きく回し、ベルトのモニターを回転させた。

 

\RIDER-TIME/

 

 鐘のような音が鳴り響く。

 

\カメンライダー・ジオウ!!/

 

 

 時計をモチーフにし、顔にはご丁寧に“ライダー”と書かれたアーマーを装着した。

 

「さて、始めるとするか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 機械人形VS謎の老人、開戦

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――

――

 

 

\ゴッドマーキシマーム・エーックス!!!!/

 

 

 

 襲撃を甘んじて受ける程雄英生は甘くない。

 

 即座に変身し、忍者兵に反撃を繰り出す。

 

「ねえ! 勝手に個性使って大丈夫なわけ!?」

 

 クロトとペアを組んでいた耳郎は自身もイヤホンジャックを使って応戦している。

 

「正当防衛サァ……それに私の力は個性ではない」

「ッ……自分だけ言い逃れしようってなら道連れにするけど」

 

 宿舎へと退避しつつ、他のメンツと合流しようとするもなかなか出会えない。

 

「てかウチら結構最後の方だったよね?」

「言われずとも把握している。つまりは……」

「いや、言わなくてもいいよ」

 

 これだけ派手にドンパチしていて誰も来ないということは、すでに全員襲われた後ということだろう。

 

 

 

 二人は協力(というよりはクロトが一方的に斃しながら)しながら進むも、急に敵の動きが止まる。

 

「HAHAHA! 中々強い生徒がいるみたいだネ!」

「貴方は――」

 

 その人物は“葱”と書かれた扇を広げ、油断したように笑っていた。

 

「他人の空似……なわけないか」

「ふん! その通りだろうなァ」

「Oh! 私を知っているのカイ? うれしいね!」

 

 男は自分がメディア露出していることも忘れてはしゃいでいる。

 

「ゲーム会社の社長がヴィラン気取りですか――ジョニー・マキシマ!」

「……ドラ息子がヒーローの真似事カ? 壇 クロト」

 

 業務提携は建前、本来はライバルである企業の対立である。

 

「そうそう、私は君が嫌いだったんダ――!」

「ブェッ!?」

 

\ゲーム・オーバー/

 

 ジョニー・マキシマの手が変化し、それがゲンムの装甲を突き破る。

 

 が、即座にコンティニューし反撃を喰らわせる。

 

「おっと、復活は厄介だネ!」

「残りライフ94……この合宿でライフの縛りは無くなったァ!」

「I see……ではこうしよう」

 

 ゲンムを押し返し、ジョニー・マキシマは懐から取り出したタブレット端末を操作した。

 

「これには君の開発したガシャットのデータが入っていてネ!」

「まさか――!」

 

\デバックモード/

 

 急に変身が解除されクロトは膝をつく。

 

「っ!? なんで急に変身が」

 

 耳郎が驚いていると次の変化が起こる。

 

 クロトの頭上に表示されたライフカウントが見る見るうちに減少していくのだ。

 

「さすがに一人だけ無限のライフはバランスが悪い!」

 

 そして1になった所でそれが停止した。

 

「残りライフ……1」

()()()で抵抗されても困るからネ!」

「グェッ!?」

 

 呆然としている中、クロトに忍者兵の手裏剣が命中した。

 

「くっ!?」

 

 残るのは耳郎のみとなってしまった。

 

「お待たせしたねお嬢さん――!?」

 

 急にジョニーの表情が変化する。

 

「おっと、急用が入ったヨ! 今日はこの辺にしておこう!」

 

 そして踵を返して森の奥へと消えていく。忍者兵たちもそれにならう。

 

「……た、助かった?」

 

 彼女はしばらくの間動くことができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 







ね、無限のライフなんてさせないでしょ?(ゲス顔)

当然ゲームテーマだからテストプレイ関係の能力でるかと思ったらそんなことなかった。大きなお友達にしかわからないからか?
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