異世界レ●プ!使い魔と化した先輩   作:ツクダオリジナル

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2話

「入って、どうぞ。」

 

「はぇ〜、すっごい大っきい(爬虫類)。」

 

野獣はルイズに案内され彼女の自室に入った。

貴族といえどたかが一生徒に貸し与えられた部屋の1つなので実際そんなに大きくはないのだが野獣はなんだかそう言わずにいられなかった。

 

コルベールの言うように、まずは彼を知るべく質問を始める。

 

「じゃあまず年齢を教えてくれるかな。」

 

「24歳です。」

「24?もう働いてるの?じゃあ・・・。」

 

「学生です(誇り)。」

 

「学生。あっ・・・(察し)ふーん。」

 

ルイズから一方的に質問するばかりではなく、これからハルキゲニアで生活する上で互いに気になるところを聞きあった。

 

「じゃあ、簡単に使い魔としての役割を説明するわね。」

 

「いいよ!来いよ!胸にかけて胸に!(恍惚)」

 

このおしゃべりうんちの話し方がたまに変なのはやはり彼が異世界人だからであろうか。

目の前でアナルをヒクつかせながらこちらの説明を待つ野獣を見てそんなことを考えるルイズ。

 

「まず1つ目!使い魔は主人の目となり耳となるのよ。感覚を共有するって言ったら分かりやすいかしら。」

 

「ダメみたいですね。」

 

うんこと感覚を共有するなんて生涯の恥である。この点に関しては逆に良かったのかもしれない。

 

「2つ目!主人の欲するものを集めて来ること。秘薬の材料とかね。」

 

「(秘薬の材料とか知ら)ないです。」

 

はーつっかえ。つっかえんわホンマに。ルイズは何もできない人型うんちにひどく落胆した。

 

「・・・3つ目。使い魔は盾となり主人を守るもんなんだけど・・・。」

 

「やりますねぇ!」

 

瞬間野獣の目が輝く!水を得た魚!!

 

「ええ!?それはできんの!?」

 

「やりますやります。」

 

自信満々に答える野獣。こう見えても以前いた世界では「淫夢ファミリー最高戦力」、「淫夢戦隊のレッド」、「ダブルオークアンタ」などの二つ名を冠した英傑であったことをルイズに語った。

 

「半分以上分からなかったけどまあいいわ。じゃあもしもの時は期待してるから。」

 

内心ただの平民にそこまでの力を期待していなかったが、たった一つの可能なことまで否定してしまうのはあんまりにもかわいそうだと思い、頼りにする素振りを見せてあげるルイズ。ご主人の鑑である。

 

「見とけよ見とけよ〜(24歳児)。」

 

そんな主人の心遣いも知らずにはしゃぐ野獣。これがかわいい女の子だったら許されたかもしれないが野獣先輩女の子説は未だ証明には至っていない。

 

急に元気になった先輩を見てますます深いため息をつくルイズであったが、

 

この時のルイズを含めたハルキゲニアの人類は知らなかった。

 

この人間の屑が、おしゃべりうんちが、一匹の野獣が、数々の学者にもその正体を暴くことが叶わず、星の数ほどいるインターネット特定兄貴の情報網をもってしても卒アルすら見つからなかった幻の使い魔だということを。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ルイズの部屋で軽めの交流を果たしたヤ・ジウ。

今はルイズの許可を得て学内を探索中である。

 

「FOO〜↑流石は名門っすねぇ!広スギィ!!」

 

下北沢に存在する自慢のマイホーム「野獣邸」も屋上付きの豪邸であったが、ここは規模が違うようだ。

 

「あんなに掘ったり掘られたりしてケツ穴が擦り切れる思いで建てたのにイマドキの学生は何にもしないでこんなとこ住めるんすねぇ〜。辞めたくなりますよ〜(人生)」

 

男を掘り、時には掘られ、時には自分の排泄物を世間の目に晒し、一般人なら精神を病んでもおかしくない程の恥辱を耐え忍んだホモビ撮影。

親の地位や財力だけでこんなに贅沢な暮らしができる子供達の姿を見せつけられると自分の人生は何だったのか。何を成すわけでもなくただホモガキのオモチャにされて恥ずかしくないの?そんなことを自問自答してしまう。

 

「わわっ!すみませんそこ通してくださ〜い!!」

 

その時、身の程もわきまえずセンチメンタルな気分に浸っていた人型排泄物の背中にドスンと何かがぶつかった。

 

「オォン!!アォン!」

 

前のめりに倒れて地面とキスするジュッセンパイヤー。

 

「ごめんなさい!前がよく見えなくて。お怪我はありませんか⁉︎」

 

「何も痛くナイス(無敵)」

 

振り返るとそこには上半身がタオルでできた魔物のようなものが立っていた。

 

「いやタオル多スギィ!!そんなんじゃ前見えずにぶつかりまくるってそれ一番言われてるから。」

 

彼女の持つタオルを半分くらい取ってやると、黒髪の可憐な少女が顔をみせた。

 

「あ、すみません・・・ってうっひゃあああああああああああ!!あなた確かミス・ヴァリエールの使い魔の方ではないですか⁉︎」

 

「オッスオッス。」

 

適当に返す野獣。相手は自分のことを知っているようだがこちらはこの少女を知らない。

 

「わっわたわたわたし!貴族様の使い魔にとんだご無礼を!!」

 

「別に気にしなくていいゾ〜。」

先ほどまでのクッソ根暗な気分を吹き飛ばしてくれた少女に気さくに返す野獣。

 

「そのメイド服、この学院の生徒じゃないんすねぇ。」

 

「あ、はい。も、申し遅れました。わたっ、私はこの学院でメイドとして使えておりますっ。シエスタと申します!」

 

先ほどの出来事のショックからか緊張してたどたどしい話し方のシエスタ。

話が進まなそうなので少し落ち着いてもらわねば。

 

「深呼吸して♡」

 

「いやです(即答)」

 

「大丈夫みたいですね。」

 

深呼吸提案おじさんと化した先輩のガバガバリラックス法によってやっと一息ついたシエスタ(深呼吸するとは言ってない)。

 

「すみません。お気遣いありがとうございます。噂ではミス・ヴァリエールがクッソ汚い鬼畜ホモを召喚したと聞いていたのですが、あなた様はとても優しいかたですね。」

 

「え、何それは(困惑)」

 

かなり失礼なことを言われたような気もしたが、彼女に悪意がないのと罵詈雑言なんて世界中のホモガキから言われ慣れていたので今さら大して気にならない野獣であった。

 

「自己紹介しとくかな〜俺もなぁ〜。ルイズの使い魔やってるTDKです。よろしくオナシャス、センセンシャル!」

 

ルイズ使い魔ということでシエスタはこの鈴木福もどきを貴族だと思っているらしく、突然頭を下げた野獣に驚き慌ててしまう。

 

「わ、私はただの平民なのでそんなに丁寧に話さなくても大丈夫ですよ!」

 

「俺もソーナノ」

 

「えっ」

 

「ソーナノ・・・。」

 

かくしてシエスタとある程度打ち解けた野獣。

今後困ったことがあったら頼るように言われたので、分からないことなどは彼女に尋ねてみよう。

 

心強い友人が出来て上機嫌な野獣は可愛らしい乙女の笑みでルンルンと主人の部屋に帰るのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ぬわああああん疲れたもおおおおん!」

 

「うわぁビックリしたぁ!アンタ人の部屋に入るときはノックくらいしなさいよね!」

 

完全に日が沈んだ頃、唐突の野獣の帰還にルイズはひどく驚かされた。

 

「すみません許して下さい!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)」

 

「ん?」

 

「何でもする」と言われて少し考えたがこいつにしてほしいことなど一つも思いつかないのでルイズはスルーした。

 

「それでアンタどこ行ってたのよ。」

 

「とりあえず出口を求めて校舎の中をグルグルしてましたよ。」

 

「何?脱走するつもりだったわけ?」

 

それはそれで助かるルイズ。

っていうか正直早く行方不明になってくれないかなこのウンコ。

 

「そんなことしたらパパに怒られちゃうだろ!(天才子役)」

 

「知らないわよアンタのお父さんなんて。」

 

「あっ・・・そっかぁ(届かぬ思い)」

 

このウンコとはイマイチ会話が噛み合わないことが多い。

コントラクト・サーヴァントが完了していないからだろうか。

「それよりルイズさん夜中腹減らないすか?(唐突)」

 

「いや別に(無慈悲)」

「クゥーン・・・(子犬)」

 

そもそも野獣とまともにコミュニケーションを取れる人間なんて世界に一握りなのだから、ルイズの考えは杞憂であった。

 

その後ルイズは「普通に喋れやステハゲ」という苛立ちに耐えながら今日の出来事を聞いた。

 

「へぇ、シエスタに会ったの。あの娘は真面目で頑張り屋さんだからあんまり迷惑かけるんじゃないわよ。」

 

「おう、考えてやるよ(適当)」

 

野獣がタメ口だろうともはや気にならない。

そんなことより今日はいろいろあって疲れたので早めに休もう。

 

「はぁ、今日はもう疲れたから寝るわ。アンタこれ明日の朝に洗っときなさいよね。」

 

ポポイーっと投げ捨てられたのは先ほどまでルイズが着用していた制服の上着と下着類。

 

脱がせるのも使い魔にやらせるか考えたが、この男に服を脱がされるのは生理的に受け付けないのでとりあえず洗濯だけ頼むことにした。

 

「しょうがねぇなぁ〜(GKU)」

 

こんな女物の高そうな下着なんて洗濯したことがないので、早速シエスタを頼ることになるだろう。




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