アバーズレーン   作:杜甫kuresu

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アバーズレーンってのはなァ!!!!正直パクリとノリとウケ狙いで書いた俗物そのものみたいなもんなんだよ!!!!突然終わったとしてもしょうがねえ杜撰な小説だよなあ!!!!!なあ指揮官!!!!!お前もそう思うだろう!!!!!?????その通りだぞクソ野郎(作者)!!!!!ぶっちゃけむしろ12話も書いてる方がちょっとおかしいことは薄々アンタも気づいてるんだろ!!!???早くこんな劇物から卒業するべきだと思うぜ!!!!!!(またパクリ)(ぶっちゃけ過ぎ)(破壊と創造のクソ二次創作)(飛んでくる一航戦)(エンタープライズは既に抱きついている)(勢いで差をつけろ)

という訳で失踪します、有難うございました。


End.最終回なのでトばすぞ

「――――――お前を貰いに来たぞ」

「え、あのちょっとそういうのは早いというか心の準備がというか」

 

 ミーティングルームの扉を蹴破ったダイナミック登場の指揮官。冒頭でえらい勘違いをかましていくエンタープライズ、もう既にカオス。

 最終回なので好き勝手言っていくがお前そもそも明らかに襲おうとしていたのに何を言っているのか、そして可能性がゼロだぞ。

 

――さて、話に戻ろう。このバカバカしいメタさも仕様である、もう書いてる本人がヤケクソなのでは無かろうか。

 大体一話を越える最終話など中々作れないもので特にコレなんて一話で釣れなかったら大体読んでもらってないのではというか…………

 

「何か話が進まない感じがするから俺が話を進めていくぞ!!!!!!!!!」

 

 あーもう冒頭で収集つかねえよ。作風崩壊とかそういうのですら無いから読んでる人多分ドン引きだよこれ、ちっとは許されるライン引きとかする気はないんだろうか此処。

 そんな話はさておきエンタープライズが何処に潜伏していたのか、どうやって発見したのかについてだが――――――勘である。

 

 基本こんな感じこれまで生きてきたし、これで何とかなってしまったし、最終回が終わっても俺はこういう感じなんだろうなと思うといっそ大気圏外に捨ててきて欲しくも思う。これ以上異常者を生み出すよりは俺は速やかに処理されるべきなのでは?

 

 目を見開いた赤城が俺に掴みかかる。

 

「エンタープライズ!? お前、指揮官様を私から奪おうとはいい度胸ね!?」

「いや、あの。私は指揮官です」

「――――――ハッ!?」

 

 掴みかかっていた手を抑えつけながら赤城の顔が笑ったり泣きそうになったり怒ったり大変面白い感じになる。普通の人は怖がる絵面だね、俺は慣れたから面白いけど。

 

 多分俺の顔を見たらぶん殴りそうなんだろう、とうとう赤城がフラれたかのごとく涙目で走り去っていってしまった。いや、二回ぐらいフッた覚えは有るけどな。無理だろあの人は、俺だって受け止めきれない愛ぐらい有る。

 

 エンタープライズが赤城を目で追いながらニヤつきを抑えられていない俺に凄く気色悪いものを見るような目を向ける。

 

「指揮官…………此処まで言っておいておかしい話だが、私はあなたを愛して問題ないのか?」

「さあ? 元々マトモではないよ、私は」

 

 こんな所で生活してるから狂ったのか、こんな狂ったやつの指揮受けてるから部下が狂ったのかまでは知らないが。

 類は類を呼ぶっていうし、俺が原因なのだろうか。いや、もうどっちでもどうでも良いんだがな? 手遅れだし。

 

「――――――まあ良い、キャラ作りも疲れたのでな。何時も通り喋らせてもらおう」

「アレ素じゃなかったの?」

 

 エンタープライズが「お前は馬鹿か」と顔に出る。殴りたいこの顔。

 

「幾ら何でもこの鎮守府に適合できるほどではないよ。いや、一部は全く素なのだが」

「エンタープライズはツェッペリン以上の隠れ常識枠だった………………!?」

 

 全くもって受け入れがたい事実だな。絶対ほとんど素だったと思いたい。

 

「キャラ崩壊にも限度は有ると指揮官も思わないか?」

「現行でお前がその限度とやらをブッちぎってるからさっぱりだな!!!!????」

 

 キャラ崩壊という概念をキャラ崩壊してる側が触れてしまったらもうどうしようもねえんだよなあ…………。

 とはいえ納得できなくもない。

 

――いやーよく考えて欲しいんだけどさ、俺バカっぽいけどバカではないんだよ。最低限の人を見抜く目ぐらいは養ってきたつもりだし、何なら若干チート気味な転生な筈だぜ?

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()? 普通ボロ出るよな、俺もそう思う。

 あながち「いや全く違うだろ」とも言えない。

 

「いや愛は本物だ、信じてくれ。大好きで仕方ない、あなたを思うと夜も眠れないとはこの事だというぐらいだ。今後一生あなたより愛してるなどと感じる相手は居ないと明言して全く問題ない

「ぅわ素直クールかてないつょぃ!!!!!!!!!!! じゃなくてそこは優しい嘘であってほしかった!!!!!!!!!!!!」

 

 直球はやめろ、俺に効く。

 

 どうしようもない最上級のアタックに俺が悶絶していると、後ろの扉が勢いよく開く――――というかぶっ壊れてエンタープライズの方に飛び込む形になる。

 

「あッ。わ、悪い…………!」

 

 いつもなら全く問題ないのだが身体のせいか尋常じゃなく恥ずかしい。

 顔を見れないままフニャフニャ声で答えるが、漸く見たエンタープライズの顔は壊れた扉の有った方を見て固まっている。

 

「い、いやそれより――――――ッ!?」

 

 エンタープライズの震え声の理由はすぐに分かった。

 

 

 

 

 

「――――――丁度いい、纏めてブッ叩く。尋常に死ね!!!!!!!!!!!」

「「取り敢えず今までの流れは放置して逃げないか!?」」

 

 気が合うな俺達、そろそろケッコンでも考えますかね!?

 見たことのない血走った眼の高雄に本気で膝を笑わせつつ、エンタープライズをお姫様抱っこしながら窓から飛ぶ。

 

 さっきよりも数段速い突きが俺の首のすぐ横を通り、髪を掠めた。軽く俺の首の薄皮が切れてしまう。

 

「――――――逃げるのか? せっかく拙者が殺してやろうと言うのに」

「おい指揮官、高雄は本気なのか!? 私達は殺されるのか!?」

「知らないがともかく逃げるぞ! 万が一首が飛んでは今後の指揮は誰が執るというんだ!?」

 

 私だってこんな所で死にたくはない!? っていうか地の文まで喋り方が影響してきてしまったぞ、もう私は実質エンタープライズなのでは!?

 こんな発想をするうちは程遠いか、と小さな安心感に浸りつつ着地に脚を痺れさせた。

 

 

 

 

 

「どちらに逃げる!?」

「指揮官が適当に決めてくれ! 責任も持てなければ意味もない質問だ!」

 

 何の迷いもなく右に進む。取り敢えず執務室回りは一段と詳しいからそこで時間を稼ぐしか無い!

 幸いエンタープライズの身体は俺とは比べ物にならない脚力、肺活量、視力が有る。高雄が下から追い上げてくるのも見えるし、というか何か若干浮いているようにすら見えるのも分かる。

 

「…………高雄、何かクハハハハハって笑ってないか」

「いや、私には見えないがそうなのか?」

 

 いつから彼氏面するようになったんだアイツ。まあ時間だろうが空間だろうが脱獄しそうっていうところだけはドンピシャだけど。

 というか普通の話だが人を抱えながら走るのは辛い、追いつかれる日もそう遠くは有るまい。だからといってボロ雑巾みたいに引っ張り回してもアレなのだがまあ何はともあれクソだるいぞコレは。

 

 いつものご都合主義で何とかなってくれないものか、と思案しながら辺りを見回す。

 

「クソ、どうすればあの殺人鬼から逃げられるんだ!? どこに隠れても看破されそうな予感がする!」

「経験則で言えばそうだな。屋根裏も挑戦してみたが入ってくるどころか竹刀の突きで一撃で見抜かれた、お勧めは相手の機動力を削ぐ方向性だ」

「彼女か、天井を壊していた大馬鹿者は!? 後で絶対責任追及してやる!?」

 

 しかし機動力を削ぐ、削ぐ…………駄目だ、何をしても高雄止まらないと思う。

 さっき上司の身体だろうがボロボロにする覚悟決めてる感じだったし、というかよく考えたら何で追いかけられてるんだ?

 

 纏まらない思考のまま疾走を続けていると、向かい側から白い何かが走ってくる――――――サン・ルイだ。このタイミングで!

 

「さあ! 『正義』を始めようか、指揮官ッ!」

「ああーもう滅茶苦茶だよ!?」

 

 中盤に出てくる仮面ライダーみたいな奴が大層嬉しそうに足を速める。正義とかに拘って一番程遠いものになるとかありがちすぎて食傷気味だわ。

 しかし高雄が階段から駆け上ってきた音で漏れかけた溜息も短く切れた。

 

「先に言っておくが――――――避けろ…………ッ!」

「指揮官、私は死を悟ったんだが」

 

 奇遇だな、私もだ。

 

「駄目だ、死ぬなコレ。エンタープライズ、愛してる」

「私もだ――――――――え?????

「流石に冗談だよ」

「慰謝料を請求する!?」

「そんな事を言っている場合か!?」

 

 コチラが全面的に悪かったんだがな!?

 なまじっか全速力なんかで走ってたもんだから止まるもクソもない。サン・ルイの構えられた木製らしき槍に突っ込む形にならないことだけを祈りつつ、目を瞑りながら更に低姿勢で突進する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――後ろで何かがぶつかる音が鳴った。

 目を見開いて振り返ると、高雄がサン・ルイの正面突きを全く同じ角度で竹刀で突きを放って受け止めていた。

 

「は!?」

「指揮官、確認するが――――――――暴力は、悪だな?

 

 そんな最高に楽しい、みたいな歪み切った笑顔で言われても理解できないですね。

 高雄が叫ぶ。

 

「どかぬかサン・ルイ! そなたであろうと道を塞ぐならブッ叩く!」

「これでも開発艦が一隻、簡単に通れるとは思わないことだな」

 

 高雄の不可視に近い振りを槍をくるくると回してサン・ルイは遊ぶように防ぎ切る。時には竹刀を下に打ち伏せて宙に跳ね、時には追う高雄の竹刀を掴んですぐに足を付き、木製とは言え高雄に負けず劣らずの神速の刺突を数度。

 

 アイツそんな強かったのかよ、全くもって予想外だな。

 さながら軽業師。高雄の打ちを予め知っているように軽々と受け流して下がると、勢いを殺したまま回転した槍を飛び上がりながら高雄にけしかける。

 

 攻め一辺倒な高雄の打ちが強すぎるせいで回転はまるで衰えない、円盤ノコギリのような槍がサン・ルイの指捌きに勢いを乗せられたままぶつけられ続ける。

 

「チッ――――――曲芸師のような指遣いだが、芸がないぞ――――――ッ!?!」

 

 高雄の言葉の途中でピタリと高雄に向けて止まった槍がモリのように放たれた。とっさのことで高雄も避けるので精一杯、苦い顔をした高雄がバックステップで5メートル程距離を取る。

 

「やはり自分で彫ったものならば木製でも使えるな――――行かれよ指揮官」

「いや私はこのガチバトルを止める義務みたいなのが」

 

 サン・ルイの鮮血の瞳が此方を睨め付ける。抱きかかえたエンタープライズと私の心拍数が零に到達した。

 

「立ち塞がるは悉く不義である、指揮官は――――――義人だ。そうだろう?」

 

 凍てつくような静かなる忠告。

 冷や汗を流しながら後ろを向いて走る。

 

「い、いえ!? 立派だと思いますよサン・ルイさん!?」

「指揮官、早く逃げてくれ!? オレはこんなところで――――――オレ? ん?」

「ああーやばい、そろそろお前も寄ってきたか!?」

 

 振り向きもせずに涙目で全力疾走をしていると

 

「やはり『正義』は『悪』を打倒せねばな――――――ハハハハハッ!」

 

 とか明らかに正義の味方ではない声が響いてきたが、今回ばかりは「悪の敵」という事で放逐した。

 私の周りには馬鹿と狂人しか居ないらしい。

 

『正義執行――――ッ! 我がエゴと自己愛に死ねッ!』

 

 どっちが悪いのだかさっぱりなセリフを言ってるなアイツ。

 

 

 

 

 

 

 

「何だアイツラは…………存在が混沌としている」

 

 サン・ルイは何を間違えたんだ? 私はあんな全身武装改造しそうな女を連れてきた覚えはない。

 新入りも数ヶ月もすればダメになる。いい加減マトモな人を増員しないか…………。

 

「まあサン・ルイと高雄ではな」

 

 ソファーに座って鍋に入っている味噌汁を三杯目、ツェッペリンの一言だった。執務室に戻ってきてからずっと飲んでるんだけどアンタ気は確かか?

 ごくごくと清涼飲料水が如き飲みっぷりのツェッペリンを見て怖気だった加賀が横入りしてくる。

 

「とはいえ、お前がもとに戻る方法を真面目に考えるべき頃合いだな」

 

 私の横で突っ伏してへばってしまっているエンタープライズを加賀がつつく。

 

「これでもこの鎮守府最強の空母だ、中身がお前みたいなポンチでは作戦行動に支障が出る」

「ポンチまで言われて腹は立つのだが全く反論要素がないな」

 

 実際ポンチだ。一般人よりは戦闘センスも頭も期待してもらって構わないが(そうでなければ指揮官にはなれない)、だからといって存在が戦闘に特化したエンタープライズの類に勝てるかと言うとそれは有り得ない。

 

 ツェッペリンが明らかにろくなことを考えていないニヤケ面で指を立てる。

 

「こういうのは大抵キスと相場が決まっておろう?」

「何処で少女漫画を読み漁ってきたんだ、そんな馬鹿な…………」

「少女漫画を侮るなよ、アレは我の知らぬ感情の尽くを納めた驚異的な書物でだな――――――」

「話を戻すぞ、ツェッペリン――――――後でおすすめを教えろ」

 

 加賀は何ちゃっかり本友達増やそうとしてるんだ。いや、別にそれは構わないが。

――というかさっきから妙に落ち着き払っていて自分で自分が気持ち悪い。いよいよ性格まで似てきたのか…………と思ったが横でへばっている男の顔からはクールさは殆どなかった。

 

 まあ良いか。

 エンタープライズがふと起き上がる。

 

「おすすめは「神様はじめ○した」だ!」

 

 思わず頭を思い切りしばいた。

 

「痛ぁ!? 指揮官、酷くないか!?」

「あなた――――――じゃなくてお前まで参加すると収集がつかないじゃないか」

 

 ちなみに私のイチオシは――――――って言わないからな。

 頭を擦る阿呆を置いて話を続ける。

 

「まあ、とはいえ寝たら治るとかいうオチもある。キスだろうがなんだろうが別に解決のためには惜しまないが「ああ指揮官!? 今すぐ指輪をもらわないと元に戻れない気が痛ぁ!?」馬鹿なことを言っていないで真面目に考えるんだ」

 

 何度シバかれたら今私が真面目に喋っていると理解してくれるんだこのポンコツゴースト。

 頭を抑えたポンコツは置いておいて話を進める。

 

「しかしどうしたものか…………時間経過で治るような都合のいい事は――――まあよく有るが今回もそうだとは限らないからな……」

 

 大体原因が分からないのに解決方法なんて分かるものだろうか。

 

「何故だ指揮官、こんなにもオレは愛しているというのに…………」

「自重と女性らしさとキャラ保持力が足りてない」

「良いだろう! 望むがままに生きてやるからケッコンしてくれ!」

 

 いや、そういう事でもないのだが…………。

 駄目だ駄目だ、完璧にペースを持っていかれていた。

 

「何を笑っているんだ、ツェッペリン」

「いや、案外キスで戻るというオチは視点を変えれば(メタ的に見ると)ありそうだと思ってな」

「またそういう事を言って私で遊んでるだけだろ」

「「思い込む」という事は何よりも「恐ろしい」事だ。特に他人の意見を蹴ったり、くだらないプライドから護っている「思い込み」は尚更にな」

 

 何マトモなこと言ってるんだ、事実は変わらない。

 そもそも脈絡のない出来事だから終着点も見えてこない。転生者という立場上は何か意味のある状態の気もするが…………こういう思考は経験上当てにならない。

 

 常にいきあたりばったりな感じがするというか。

 

「うーむ…………キスとは言わず密着ならどうだろう」

 

 試しに抱き寄せてみる。

 

「ナッ!? んっ!? ヘアッ!?」

「指揮官、もう気絶してるぞソイツ」

「何だ、ちょっと抱き寄せただけだ。今更ではないか?」

 

 普段アレだけグイグイ来ておいて押しに弱すぎだ。

 湯気の出ているエンタープライズを取り敢えず寝かせて手を合わせながら思考を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

――そうだ。

 

「寝て起きたらこうなったんだから、今のうちに私も寝れば良いのか」

「冴え過ぎだな。名探偵だ」

「むしろ三話も引っ張って結論が雑だが、まあ多分そうだろう」

 

 そうと決まれば寝てしまうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「治ったじゃん」

「治ってしまったな…………勿体無い」

「勿体無いってなんだよ」

 

 良いじゃねえか、この方がやっぱ楽だ。

 ガタイの良さが若干気になるがやっぱりいつもどおりが一番だ。女の体なんてのは出来れば二度とゴメンだね。

 

 ただ肩こりひどいな。

 

「冷静な指揮官は控えめに言って最高だったぞ」

「俺に寄っていってバカそのもののエンタープライズは見てて痛ましかった」

「そこまで言うことはないだろう指揮官!?」

 

 むしろオブラートに包みまくったわ馬鹿。本当ならドン引きしたって言うところだぞ。

 加賀も名残惜しそうに俺の顔を見る。

 

「不憫なお前の姿を見るとゾクゾク来たのだがな、もう拝めそうにもない」

「嗜虐心はセイレーンにでも当ててきてどうぞ」

「破壊と混沌は過ぎ去ったか………………はぁ」

 

 まずやって来てないと思うんですけど。

 意味不明な所感ばかり並べられて困惑して椅子につくと、途端にバタンと扉が開かれる。

 

「だーかーらー、何でどいつもこいつも扉をちゃんと開けれない…………ッ!」

「指揮官様!? 指揮官様は居られますか!?」

 

 まーた面倒な人が来た。そろそろ退役するかな俺…………。

 赤城がしきりに右往左往していたかと思うと、俺――――――ではなく未だに落ち込み気味のエンタープライズに向かって歩き出す。

 

「な、何だ赤城…………?」

「私、決意致しました――――――――見た目に騙されるなど愛ではありません! 例えどんなお姿でもあなたを愛してみせますわ!

 

 ああー、そういやこの人は知らないのか…………。

 すぐさま事情を説明しに行こうと思うがエンタープライズが意地の悪い笑顔で俺を止める。

 

「…………もう良いや」

「遂に投げたな、姉さまが流石に不憫だ」

「我は面白いから構わぬぞ、もっとやれ」

 

 手をしっかと握って決意じみたものを瞳に募らせる赤城に対してエンタープライズはそっと手を振りほどくと抱き寄せる。

 

「分かった…………ケッコンしよう、赤城」

「し、指揮官様…………ッ!」

「まあ元に戻ってるから私は心身共にエンタープライズだがなァッ!!!!」

 

 まさに外道。途中の時点であんなキザったらしいモーション取らない点に気づいて欲しいものだが、これこそ

 

「「思い込む」という事は何よりも「恐ろしい」事、だよな」

「そうだ。卿も分かってきたではないか」

 

 赤城が笑顔を引き攣らせて顔面発火してるんじゃないかと言うぐらい赤くなる。

 

 

 

 

 

 僅かな沈黙の後に何処からともなくサバイバルナイフを取り出して首筋に当てる。

 

「加賀…………私は先に逝くけれど、あなたは立派に生きて頂戴。お願いよ、姉としてたった一つの願いなのだもの」

「ね、姉さま!? 早まらないで下さい!?」

 

 ナイフを握りしめた赤城をエンタープライズが押さえつけて喚く。

 

「悪かった! 私が意地悪だったで良いからやめろ!?」

「止めないでくださります!? もう生きていけないわ、まさかお前にプロポーズするハメになるなんてサイアクよ! 死んだほうがマシだわ!?」

「分かった、私が嫌いなのはそれでいいから落ち着け!」

 

 まーた始まったよ。まあエンタープライズこういう時はちゃんと仕事するし止めてくれるだろう。

 放置して仕事に戻る。赤城も時間が経てばクールダウンするだろう、そのうちエンタープライズの顔をベチベチしばいたりして落ち着くはず。

 

 必死に止める三バカ空母と傍から見て愉悦に口元を歪ませるツェッペリンを放置して書類を眺め直していると、ふと一枚の書類が目に止まった。

 

「ああ――――今日は新人が来るのか」

 

 噂をすれば扉が開く。

 ああー、目の前で起きてる光景に早くもお困りのようだ。取り敢えず書類は捨て置いて彼女のもとに走り寄る。

 

「ゴメンな、ちょっと騒がしくて」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、君を歓迎しよう」

「仕事をすれば文句はないから、まあコイツラみたいに好き勝手やっていってくれ。ちーとばかし慣れない環境に見えるだろうが―――――何、大抵数日で慣れる」

 

 また犠牲者こそ増えているが、世界は平和なのである。

 

「じゃあまずはこの阿呆三人から紹介する、よく見かけるだろうし悪いやつじゃないから早めに慣れておくことだ」

 

 さて、彼女は何日保つのか。

 一抹の希望は有るが、どうせアバズレになるのがオチなのだろう。




今回をもちましてアバーズレーンを完結致します。ご愛読ご声援謎の奇声怪文書ついでによく分からない性癖とスペシャルサンクスのphes2氏、纏めて有難うございました。特に最後、崇めていけ?




















という訳で次回作も書くので失踪したいと思います、宜しくお願いします。

あ、次に書くエンプラは多分少しマトモです。どうせ変態になるし多少はね?
飛ばしすぎたから元に戻したい。キャラ設定がね…………何というか、分かるだろ? カバヤキな夢、見せてやるからよ。


ついでに謝罪キメておくか。アズレンユーザー全員に土下座案件だけど一部の人だけね。
まず此処まで(何故か)到達し(てしまっ)た読者の人、すまんかった。次回作なんて唾を吐いてスルーし、真っ当な世界に戻ることを祈る。堅物読んで堅物(ダイマ)。すき(何の捻りもない好意)。
感想勢、汚染してしまったらしく土下座しか出来ない。他の作品でそのノリになるなよ、怖い。
評価勢、高評価もらえるような小説ではなかったと思う(素)。文学ドラッグには懲りて、真っ当なギャグを楽しむことを祈るばかりです。ありがとう。
後ネタにされすぎた作者勢(というか一人)、土下座しか出来ないけどゆるして。特に一名異常にネタにされてた、みすてないで。勝手に読んで勝手にオマージュするわたしを許容して(強欲)。なかよくして()。これからもネタにするよ(クズ)。しないかもしれない……()。明言すら出来ないというのがまた。

そして石川由依氏、中原麻衣氏、茅野愛衣氏には名誉毀損で訴えられても仕方ないですねハイ。特にエンプラは「絶対言わないセリフ集作ったったwwwww」みたいな状態。



せっかくなので最終回っぽく執筆で聞いた曲を挙げ連ねよう。
「ドラマツルギー」「トーキョーゲットー」「アウトサイダー」「お気に召すまま」「あの娘シークレット」「ナンセンス文学」「らしさ」「オドループ」「ふっかつのじゅもん」「瞬き」「Hologram」「ブリキノダンス」「激昂壮志」「僕は空気が嫁ない」「脱法ロック」「渇いた叫び」「ECHO」「Decisive Battle」「残酷な天使のテーゼ」「Beautiful World」「Lemon」「LOSER」「アンビリーバーズ」「パンダヒーロー」「マトリョシカ」「宙船」「ノンフィクション」「Hello,world!」「カルマ」「天体観測」「daze」「SNOBBISM」「ゴーストルール」「シャルル」「ロキ」「ヒバナ」「My Soul Your Beats」「夜は眠れるかい」「約束の絆」「成るがまま騒ぐまま」「This game」「Catch the Moment」「境界の彼方」「Super Driver」「Sincerely」「みちしるべ」「スクランブル」「Brain Power」「ユリーカ」「全力少年」「されど奇術師は賽を振る」「拝啓ドッペルゲンガー」「bad day」「猛独が襲う」「Z・刻を超えて」

計いっぱい。本当はもっと聞いた気がするけど確証が有ってタイトルに思い当たるのはこんなもん。目に止まったの聞くと新たな出会いが有るかもね、知らんけど。
全ての曲のボーカル、作詞、作曲、演奏に感謝。音楽は生きる糧。
全部youtubeとかニコ動で聞いちゃったけど内緒ね。そのうちちゃんと買いたいものです、金無いとわびしい。



はい、終わり。
これからもアバーズレーンより例の堅物小説を超プッシュしてけ。この小説のネタの3割ぐらいはあの作品をパク――――――オマージュだし。一応お許しは一度貰った。何で許したの?(素)
お礼が遅まきで恐縮ですが、ネタ出しと後書きのネタとして誠にお世話になりました。感想に順位をつけるのは邪道と思いますが、貴方の感想が一番嬉しかったです。ただ無軌道なの怖いから言葉で語って下さい。嬉し恥ずか死どころか死死死死死死みたいな状態でしたよ俺は。ただのファンだから、握手したら倒れる側だから…………。
………………いや他の皆も面白いから好きだったよ!? ホント、ホントだからな!?



ちなみにアズレン垢名は「くらうち」です。話しかけにくいとかそういうのを感じる必要が全然ない人種ですので、好きに絡んで下さい。以上。大湊って言うと変人が多いイメージがついた、俺は普通だよ普通(自称普通)。


ところで最終話だけどぉ!? お前ら元気出たか!?(遅すぎる一話前書きの回収)
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