東方紅魔混沌録~カオスぎる紅魔館の宴~   作:プレインズウォーカー

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霊夢と魔理沙は空を飛んで紅魔館に向かう途中で大妖精とチルノに出会い、大妖精はジャマしちゃダメだよ、チルノちゃんと言ってもチルノは聞く耳を持たない。

魔理沙はチルノと大妖精を見て、逆に利用させてもらおうと考えるのであった。



3幕:相手は面倒・・・よし逆に利用させてもらおう

~空~

 

霊夢「魔理沙、レミリアのこの宴どう見る?」

魔理沙「まだ警戒しているのかよ、霊夢は。

少しは糸を緩めろよ。」

霊夢「はい、そうですかって解せると思っているの?

異変が起きたらどうするのよ?

場合によっては・・・私は出したくない手を出さざるを得ないのよ・・・。」

魔理沙「相変わらず、頭が固いな霊夢は。

少し自分に余裕を持つ術を身につけたほうがいいと私はおもうのぜ。」

霊夢「はいはい、頭が固くて悪うございましたね、白黒の魔法使いさん。」

 

 

霊夢と魔理沙は空を飛んで紅魔館に向かう途中で軽い会話を交わす。

 

かわすはさける、やりとりの意味がある、質問をかわす身をかわす衝撃をかわす。

 

身をかわした後の攻防は時としてヒートアップする、ボクシングで言うなら拳と拳のやり取り、戦っているもの同士にしかわからない空気・・・。

 

この幻想郷では弾幕ごっこというやりとりは定番であり、それはただ強ければいいというものではない、形も大切で彩りも大事、直線のレーザーだけでは意味がないのだ、弾幕と弾幕の間に大きい目と抜け穴をあわせて先に進んだ瞬間が最後の瞬きという事もありうる、まさに惑いの迷路。

 

空を飛んでいる霊夢と魔理沙を見て話しかけてくる妖精がいた、氷の妖精チルノとチルノの親友大妖精だ。

 

 

チルノ「霊夢と魔理沙、どこに行くんだ?」

大妖精「霊夢さんと魔理沙さん、こんにちは。」

霊夢「あら、チルノに大妖精じゃない。」

魔理沙「私と霊夢はこれから紅魔館のほうに用事があるんだ、私達は相手をしている時間はないんだ、分かったらそこを通してもらおうか。」

 

 

チルノは魔理沙のこの言い方がずいぶん挑戦的だなって思ってしまう。

 

 

チルノ「最強のあたいから逃げようっていうのか!?」

霊夢「どこをどう考えれば、そういう考えになるわけよ。全く頭が痛いわ・・・。」

魔理沙「少し落ち着けよ、チルノ、ずいぶんはっちゃけてるな。」

 

チルノ「あたいと勝負だ!!」

大妖精「チルノちゃん、霊夢さんと魔理沙さんは用事があるんだよ、足止めはいけないよ。」

 

霊夢「私は相手するのが面倒だから、この分野は魔理沙が向いているでしょう、魔理沙、妖精のお相手はよろしくね・・・。」

魔理沙「おい、霊夢!?」

 

 

霊夢は相手をするだけ面倒くさいと魔理沙に押し付けて先に紅魔館に行く。

 

魔理沙「霊夢、ひどいのぜ・・・。」

チルノ「最大の相方がいなくてどういう気分、どういう気分?」

大妖精「チルノちゃん、少し言葉を選ぼうよ・・・。

売り言葉に買い言葉って知らないのかな・・・。」

 

 

チルノを説得しようとする大妖精だがチルノは聞く耳を持たない、さてどうしたものか・・・。

 

 

チルノは青で大妖精は緑・・・ん?そういえばパチュリーは五行元素・・・。

 

よしいいこと思いついたのぜ。

 

魔理沙「チルノに大妖精、紅魔館の中じゃ混沌な遊びをやるんだ、一緒に来ないか?」

大妖精「え、いいんですか?でも・・・。」

チルノ「大ちゃん、魔理沙が言うんだから遊びも楽しい事間違いないよ。」

魔理沙「そういうことだ、一緒に行こうぜ。」

 

魔理沙は妖精を遊び相手に一緒に連れて行くのであった、フランの遊び相手と一緒に自分も楽しめるものがある、まさに一個の石で二羽しとめ。

 

 

~紅魔館~

 

霊夢は魔理沙に妖精の相手を押し付けて先に紅魔館についていた。

 

美鈴「・・・。」

霊夢「咲夜がナイフを持っているわよ♪」

美鈴「うひゃあああ!!・・・って霊夢さんじゃないですか。

心臓に悪いですよ、もう。」

霊夢「はいはいごめんごめん。

レミリアから宴の誘いがあるからって訪れたんだけど・・・。」

美鈴「それなら通ってください、霊夢さん。」

霊夢「それと魔理沙が後から来るけど、おまけがついているのは目をつぶって頂戴ね・・・。」

美鈴「おっしゃっている意味がわからないんですが・・・。」

霊夢「本人が来れば分かるわよ。」

 

 

霊夢は門を後にして館の中に入る、全く何を考えているのやら・・・。

 

 

霊夢「・・・あら、時止めをして咲夜が一瞬で出てくるはずなんだけど?」

小悪魔「あ、霊夢さん。ちょうどよかったです、急いできてもらえませんか?」

霊夢「え・・・?ちょっと何がどうなっているのよ!?ちょっと~?」

 

 

霊夢は小悪魔に手をつかまれて(強引に)咲夜のところに一緒に向かうのであった。




ありえそうでありえないめちゃくちゃな混沌は次からが本番です。

コスプレの限界どこまで表現できるかな・・・。

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