僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1 作:エターナルドーパント
ではどうぞ!
(出久サイド)
「ほぉ、ここがモニタールーム・・・」
俺達は、演習場Dのビルの一つの地下にあるモニタールームにいる。さてと、先ずは何処と何処が当たるか・・・
「敵、尾白&葉隠チーム!ヒーロー、障子&轟チーム!」
「やはり見所は推薦入学者の轟
「確かに、彼女の個性はハッキリ言ってチートだからね!(あぁ、君のお陰でね!)」
2人は周りに聞こえない程度の小声で話す。
「おぉっと、もうすぐスタートですが、葉隠は脱ぎましたね~手袋とブーツ。透明人間的には正解でしょうが、女子的にそれはどうなのでしょうか(俺と当たらんで良かったな~デンデンセンサーで丸見えだし)」
「彼女凄い思い切ったことするよね!」
「食べた胃の中の物が見えない辺り、体内の物は外からは見えないらしいですね。有効な手段としては、口の中に闇器を仕込んだりでしょうか?(あれの上位互換のメモリあるんだよなぁ。身に着けてる物も透明化するインビジブルメモリ)」
「うん、確かに有効かも知れないね(マジかよ・・・)さてそろそろ、〔スタート!〕」
オールマイトのアナウンスが流れる。するとヒーローチームはビルに入ってすぐに止まった。どうした?と思っていると、障子が腕の先に耳を生成、周りの音を聴いているな。
「あれは・・・足音でも探っているのでしょうか?(スタングレネードなんかに弱そうだな)」
「その様だね」
「・・・何か喋ってますね。大方、敵チームは何処だ的な感じでしょうが」
[さっきから物凄い自然に実況してる!]
クラスの皆はまた同じ事を考えていた。
「あ、障子が屋外に出ましたね。轟さんが範囲攻撃から逃がしたか?」
パキパキパキッ
「・・・寒い!何で出力だ!まさかビル丸ごと1つ凍結させるとは・・・しかし、脳筋気味な戦法ですね」
「そうこうしている内に核を回収したね。〔ヒーローチーム!ウィィィン!!〕」
(ほう、左で発熱、右で冷却か・・・超竜神だなガオガイガーの。まぁどっちもヒートの放熱・吸熱で対処可能だ)
──バッサリカット──
「次の組み合わせは~・・・」
そろそろ俺かな?
「緑谷&麗日チーム対!爆豪&飯田チーム!」
「ほらn・・・え?」
嘘だろ寄りによって
「で、どうする?出久くん」
待機中に作戦会議だな。
「先ず確実に、爆豪は単独で出向いてくる。俺とちょっとした因縁みたいなモンがあるからな。で、核ほっぽり出す訳には行かんから飯田君が残る。俺が爆豪の遊び相手してるから、核の回収はそっちに丸投げするかも知れない」
「・・・ウチ、出来るかな・・・」
麗日さんは不安気だな・・・よし、ちょっと賭けるか。
「一つ、飯田を攻略する方法を思い付いた。日本人、特にあんな真面目君は、『シチュエーション』に弱い」
〔スタート!〕
アナウンスが鳴り響く。
【エターナル!】
「さて麗日、打ち合わせ通りに頼む。変身!」
【エターナル!~♪~♪】
「ん、解ったよ」
そして、俺達はビルに侵入。そしてデンデンセンサーで内部を把握する。
「麗日、そっちの通路に階段があった。罠は無い。15秒後、爆豪がそこの角から出て来るから、俺の合図で走れ。核は3階だ」
「了解!」
そして・・・
「ウウォラァァァ!!」
「Go!!」
「ん!」
爆豪が姿を現した瞬間、俺が出した合図で麗日さんが走り出した。俺は・・・
「さて、お前の遊び相手になってやる。どうした?攻撃しないのか?爆発寸前の心臓抑えつけて息するのがやっとか?」
煽った。結構安っぽい台詞だが、
「クックキキキケッカカカカカ~~~~~~~~~!!!!」
コイツはホイホイ乗ってくれた。というか人の言葉すら失ってやがる・・・
「ぶっ殺す!!」
ハイハイ何時もの右の大振りね。ここは合気で受け流して・・・
バキャン!!
そのまま右の篭手を握り潰す。コイツのことだ。絶対仕掛けがある。だって手榴弾型だし、手の甲の上のせり出した所に如何にも何か出ますよって感じの穴開いてるし。大方掌の汗腺から出るニトロを溜め込んで指向性持たせた大爆発を撃ち出すんだろ。
そしてその勢いで一気に爆豪を・・・
「グハッ!?」
叩き付けた。でも立ち上がる。手加減しているとは言えライダーのパワーで叩き付けられて動けるとか、最早人外だな。
「今まで!ずっと隠して!俺の事騙してたのかッ!!楽しかったかアァン!!!?」
自分で挑発のネタ作ってくれたわ。やりやすくて有り難いね。
「今頃気付くとは、随分と優秀な脳みそをお持ちだな?」
「ッ~~~!!!!!!」
はい、爆破だけに自爆しやがった。
「死ねェェェェェェッ!!!!」
「少なくとも、今は死んでやることは出来ないんでな」
また突っ込んできた。その後右ジャブ左ストレート、爆破の反動で身体ひねった回し蹴りのコンボで攻めてくるが、こんなの兄さんを狼だとしたらただのチワワだな。簡単に避けられるし、止められるし、流せる。
「読まれているのが解らんのか」
「ガハァァッ!!」
俺は爆豪の腹に拳を叩き込む。
「何で・・・何で届かねぇ!?」
「何で、だと?」
解り切ったことを聞いてくれるなコイツ。
「簡単だ。俺は兄さん達の
俺は爆豪の胸倉を掴み上げ、
「何も!」
「ガッ!!」
顔面に右膝を叩き込み、
「背負って!」
「グボォ!」
左ボディアッパーで打ち上げ、
「無ぇだろうが!!!!」
「ゴァッ!!」
右ハイキックでコメカミを蹴り飛ばし、脳を揺らした。
俺はソイツに背を向け、サムズアップした右腕をゆっくり伸ばし、
「さぁ──地獄を楽しみな!」
一気にひっくり返した。
・・・これでコイツも、少しは変わってくれると良いんだがなぁ。・・・よし、取り敢えずこれで、捕縛完了っと。
「さてと、あっちはどうなってるか・・・通信ONっと」
すると、インカムから声が聞こえてくる。
『思い出してよ!あの時!誰よりもヒーローになって、人を助けたがってたやん!』
『ぐ、ぐぁ!』
うん、順調だな。
あぁいう奴は、生真面目に自分に与えられたら役を全うしようとする。だが飯田君の性格上、快楽のために暴れる敵になりきるのには抵抗があるだろう。ならどうするか。
『元はヒーローを目指していたが、何かのキッカケで敵に墜ちてしまった』という独自設定を付け、少しでもやりやすくてすると思った。だから、それを利用する作戦に出てもらった。
──回想──
『取り敢えず、飯田に話し掛け続けてくれ。出来れば、飯田の演じる敵とは知り合いで、お互いにヒーローを目指す友達だったって設定で』
『え?う、うん。解ったけど、何で?』
『飯田なら確実にこういう裏設定のあるキャラを演じる。だからそれにつけ込む。それと、麗日がテンション上がったときに出る関西弁。あれも混ぜると、全力で語り掛ける感じが出ると思うから使ってみてくれ』
『・・・うん、解った!頑張ってみる!』
──終了──
そして、本当にそうやって演じていたな。賭けには勝ったな。
『ねぇ・・・お願いやから・・・戻ってきてよ・・・ウチと一緒に・・・ヒーローになるって約束・・・果たしてよ・・・』
・・・うん、麗日役者の才能あるわ。マジで泣きながら喋ってるようにしか聞こえねぇ。
『・・・済まない・・・俺はもう、戻れない。だから!だからせめて!・・・せめて君の手で・・・終わらせてくれ・・・』
あ、このシーン刑事ドラマとかであったわ。
『・・・うん、解った・・・巻くね・・・』
〔・・・ヒーローチーム・・・ウィン・・・〕
よし、終わった終わった!さてと、戻るか。
(少年少女移動)
モニタールームに戻ってきた俺達は、自己評価タイムに入った。因みに爆豪は3回目の保健室送りだ。
「さて、今回のMVPが誰か、解る人!」
「はい!」
「はい八百万君!」
「今回のMVPは麗日さんですわ」
「へ?」
自分だと思ってなかったんだろうな・・・
「言っとくけど、かなり名演技だったからね?さらに敵の説得に成功して、無駄な戦闘を避け、安全に捕縛できた。そこがポイント高いんだろ」
俺が解説を入れる。
「因みに俺らは、飯田は独自設定に縛られて説得されてしまった事、爆豪は私怨で核も連携もほっぽり出して俺の所に真っ直ぐ来た事、俺は・・・爆豪をボコり過ぎたからかな?これらの理由で、MVPじゃ無かったって事だ」
思いつく限り全部言ってみた。
「・・・言いたい事を全部取られてしまいましたわ・・・」
あ、若干悔しそう・・・
「君の台詞を取ってしまったのは俺の責任だ。だが俺は謝らない」
『何でだ!』
おう、全員から言われた。
「和むかなって」
「あぁ、んッンン!では、これでヒーロー基礎学を終わる!礼!」
『ありがとうございました!』
取り敢えず、(俺は)無事に終わったな(無事じゃない奴1人いるけど・・・まぁいい)
(サイドEND)
to be continued
はい、爆豪フルボッコですね~。コレがやりたかった!
ではこれからも宜しくお願いします!