僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1   作:エターナルドーパント

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今日の万丈のマッドローグぶっ飛ばしたあの3連突き、あれ絶対勇義姉さんの三歩必殺ですよね。
ではどうぞ


第24話・USJのB②/合流の中編

出久は船の上を目掛けてほぼ垂直に落下する。そして・・・

「おい!コレヤベェって!?あんな敵がたくさ──ドゴン!!──ンアァッ!?」

「ケロッ!?」

またスーパーヒーロー着地を決めた。

「落ち着け梅雨ちゃん、変態、俺だ」

出久はサラッと峰田を罵倒する。

「あぁ緑谷か変態!?言ったな!?男に対する最大の侮辱をォ!!」

「緑谷ちゃん、あなただったのね」

「あぁ、大丈夫か?」

「無視すんな!!」

「五月蝿い。京水姐さんみたいな反応すんな」

自分の彼女(三奈)にもイヤらしい目を向けるからか、出久は峰田に対してかなりドライだ。

「2人も、ここに飛ばされたんだな・・・皆、各エリアにバラバラに飛ばされたか・・・それに、あの数の(チンピラ)共・・・他の所にも、足留め用の捨て駒が大量に配置されているのか」

出久は早速分析を開始した。そして早々に・・・

「・・・あ!」

あることに気付いた。

「どうしたの?緑谷ちゃん」

「梅雨ちゃん、彼奴等はどうやら俺等の個性を把握してはいないらしい」

「どういう事かしら?」

蛙吹はまだわからないようだ。

「梅雨ちゃんを見て気づいたんだ。相手を散らして殺すなら・・・俺だったら、わざわざ()()()()()()()()()()()()()()()()()()だろうってな。俺なら、梅雨ちゃんは火災エリア送りにする」

「!・・・成る程ね・・・確かに・・・」

「そうしなかった点で、彼奴等の持っている情報が恐らくカリキュラムだけ(・・)だって事も解った。恐らく、前のマスコミ騒ぎに便乗して盗んだんだろ」

蛙吹も納得したようだ。すると峰田が口を開いた。

「でもよでもよ!オールマイト殺すって言ってたけど、そんなん出来っこねぇぜ!だってよ、あのオールマイトだぜ!?」

「でも、それが出来る算段が整っているから、こんな無茶してるんじゃない?」

が、蛙吹の正論で封殺された。

「・・・取り敢えず、全員が出来る事を確認しよう。そんで、俺が作戦を立てる」

「助かるのか!?」

「そうか否かを分けたければ自己紹介だ」

「じゃあ私から・・・」

 

──2分後──

 

「成る程、だいたい解った。よし!作戦も思い付いたぞ!」

説明を聞いた出久がすぐさま作戦を考えたようだ。

「おお!で、どんな作戦なん──ヅガンッ!!──ヒィィ!!?」

「チィッ、痺れ切らしたか!」

敵が船に水の斬撃を当ててきた。流石にこれ以上は待っては貰えないらしい。

「手短に言う!俺と同時に変態抱えた梅雨ちゃんが大ジャンプ!変態は合図でモギモギを有りっ丈湖に投げ込め!じゃあ行くぞ!」

【ホッパー!マキシマムドライブ!】

「ホッパー・ジャンプ!」

「ケェロォ!」

「うわぁぁぁ!」

2人はタイミングバッチリに跳んだ。そして出久は少しずつ湖に向かって落ち始める。

「お、あのガキ、落ちてくるぜぇ!」

「八つ裂きだ!」

こんな雑魚共の声には耳を貸さず、出久は新たにメモリを取り出す。そして

【バイオレンス!マキシマムドライブ!】

そのエネルギーを右手に集め、撃ち放つは破壊の右腕(・・・・・)。出久は叫ぶ。その技の名を。

「ハァァァァァッ!『ブロウクンッ!!マグッ!ナムッ!!』」

突き出される右腕。そこから発生する超高圧エネルギーが乗った拳圧。それは湖に当たり・・・

「なッ!?なんだこりゃ!?」

「流される!?」

一旦水を押しのけた。そしてその水は当然、元の一点に集束しようとする。そこに

「峰田!やれ!」

「ウオオオオオ!!」

峰田が大量のモギモギを投げ込んだ。そうすれば、水に流され一塊になった敵が全員くっ付いて・・・

「一網打尽だな!作戦成功!」

「凄いわ!二人とも!」

【バード!マキシマムドライブ!】

そしてバードで一気に岸まで飛んだ。

「す、すげぇよ緑谷!」

岸に付いた峰田が言ったその時

「さてと、俺ちゃん行きまーす♪」

「ッ!?危ない!!」

【メタル!マキシマムドライブ!】

微かに聞こえた声に反応した出久が咄嗟にメタルで金属化させた腕を伸ばし

──ギャリィン!──

木の上からの飛び降り斬撃を防いだ。

「オ~イオイちょっと待てよ~、俺ちゃんこんなコロッサスの親戚みたいなのがいるなんて聴いてないんですけどぉ?」

ソイツは、真っ赤な全身タイツのようなコスチュームを着ており、マスクの目は白色、そして身体中のコンバットベルトに銃やナイフを仕込んでいて、両手には日本刀という、一瞬アームズドーパントを思い出すような格好をしていた。そして出久は知っている。此奴が何者なのかを。

「まさか、アンタが雇われてたとはな」

「緑谷ちゃん?彼を知ってるの?」

どうやら蛙吹は知らなかったようだ。

「あぁ、奴は────」

「おぉっと、チョイ待ちな!自己紹介くらい自分でさせてくれよ」

出久のセリフを遮ったソイツは、左手と左膝を地面に付け、右腕を後にのばすという独特のポーズを取る。そして叫んだ。

「地獄からの使し───「言わせるかボケェ!!」───ンアッー!!」

途中で出久に蹴り飛ばされたが。

「ウゥ~・・・ちょっと!何すんのそこのグリーンボーイ!」

「アホか!?東映スパ◯ダーマンとか消されるわ!?」

実は出久は、ライダーに対する観測世界の情報を閲覧したため、この世界にも観測世界があるだろう思っていたのだ。

「はぁ~、取り敢えず説明する。コイツはデッドプール。報酬次第で誰にでもつく傭兵だ。ま、女子供は絶対に殺しはしないし、日本じゃまだ殺し自体してないしがな。さっきの飛び降り斬撃だって峰打ちだったし」

「あっれれ~?俺ちゃんってそんな有名だった?」

「俺が特殊なんだ。気にするな。さて、───デッドプール、取引しないか?」

「ん?何々俺ちゃんを引きこもうってぇの?報酬次第だな~ん」

出久は交渉を持ち掛ける。コイツのような傭兵なら、まず話だけでも聞くだろうと思ったからだ。

揚げブリトー(チミチャンガ)20でどうだ?」

「え?緑谷そりゃ流石に・・・」

「そうよ緑谷ちゃん、無理に決まってるわ」

2人は無理だと言う。まぁ傭兵の報酬が食べ物などとふざけたことが通るはずも無かった。

「アァン?チミチャンガ20って、嘗めてんのかテメェ!」

「ヒィィヤッパリ~!」

峰田はかなり怯えている。傭兵にこの交渉は無謀すぎると。しかし・・・

「最低でも倍の40だろうがアァン!?」

「ならば60で『可愛い女の子と一緒にお食事』も付けよう!」

「雇われたッ!」

「雇ったッ!」

2人はパンッとハイタッチした。

常識など真っ正面からぶっ壊すのがデップー(コイツ)だ。

「嘘だろマジかァ!?」

デップーは飯と女が大好きなのだ。

「よっしゃ!俺は緑谷出久だ!不殺(ころさず)で頼むぜデップー!」

「任せろ出久!」

そう言ってデップーは銃を抜き放ち、

「WRYEEEEE!!」

走りながら進行方向の障害物共に乱射する。

「おっしゃ体力温存できる。さっさと移動しようぜ!」

「緑谷・・・お前・・・」

「ある意味、敵よりも恐ろしいわね・・・」

そう言いながら全員デップーについて行った。

 

to be continued




好きなんですよね~デップー。そして今回もガオガイガーの技を使いました!

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