僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1   作:エターナルドーパント

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(゚Д゚)・・・(pДq)ゴシゴシ・・・(゚Д゚)
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デップー「俺ちゃんも宜しくね!」
そいつぁ未定だな。
デップー「ファッ!?」


第四章・雄英体育祭
第26話・束の間のr/久々の挨拶


敵連合襲撃事件の翌日。雄英高校1-A教室で・・・

「・・・流石は雄英だ。昨日敵の襲撃(あんな事)があったのに授業が有るんだから」

出久は朝っぱらから盛大に愚痴っていた。まぁ普通の学校は休校になったりする所だが、雄英は2時間だけとは言え授業が有るのだ。愚痴が出るのも仕方がないだろう。

「確かにねぇ」

三奈も心底怠そうだ。

「まぁ、しゃ~ない所もあるだろうけどな」

「?と言うと?」

出久の言葉に三奈は小首を傾げ、頭上に?を浮かべる。

「あんな事があった直後だからこそ、下手に放っといたら誘拐されるやら事件に巻き込まれるやらあるかも知れねぇからだろ」

三奈の疑問に答える爆豪。粗暴な口調・態度(どちらも今は大分マシ)で忘れられがちだが、彼はかなり頭がいい。

「な~る程」

「お~い、HR始めるから席着け~」

また急に相澤が入ってきた。そして流石にもう慣れたのか、全員がすぐに席に着く。

「さて、昨日色々とあって疲れているだろうが、まだ戦いは終わっていない」

「え、何抜き打ちテストとかっすか?」

切島が若干不安気に聞き返す。だが、帰ってきたのはそんなものじゃなかった。

「雄英体育祭が二週間後に迫っている!」

『学校っぽいの来た~ッ!』

そう、体育祭だ。しかし、雄英の体育祭はタダの体育祭ではない。個性の出現によって今は衰退してしまったオリンピックに変わる、世界規模の一大イベントなのだ。

「ま、連絡はコレくらいだな。申告すれば訓練室も使えるから、使いたいときは教師(俺等)に前もって言っておく事。HR終わり」

か~な~りサッパリしたHRを終え、相澤は退出。

「・・・出久君、体育祭、頑張ろうね!」

麗日が出久に話しかけてくる。全然麗らかじゃない顔で。

「ど、どうしたの麗日?全然麗らかじゃないよ?」

(まぁ、流石の三奈もこの顔には驚くわな。ブチ切れたかっちゃんと良い勝負だ)

「・・・親に良い所見せたい、宣伝したいって感じか。おう!お互い頑張ろうぜ!」

出久の洞察力は可笑しい(確信)

 

―――――

――――

―――

――

 

(出久サイド)

「うん、やっぱり全部知ってる内容だった」

「先生泣いてたよ?」

何の事かというと、俺は授業中に当てられた時、その部分の分かり易い解説を交えて皆に説明し、そこから次の内容もこれまた分かり易く纏めて説明する、という事をやっていたのだ。おかげで先生は仕事取られたあげく『出久()の方が分かり易い』と言われて最後は泣き崩れていた。因みにプレゼントマイクだ。

「折角早く終わったんだし、今日は俺が世話になった医者を紹介しようか。かっちゃん、三奈、来るか?」

「「当然!!」」

「なら、帰って動きやすい服に着替えてから俺の家に集合な」

さて、久々に顔出しに行くか─────永遠亭に。

 

───

──

 

「「「まさか服装ダダ被るとは」」」

俺とかっちゃんと三奈の3人共、シャツにパーカーにGパンにスニーカー、という完全にダダ被りの服装だった。

「ま、良いか。じゃあ行くぞ、掴まれ」

【ゾーン!マキシマムドライブ!】

俺はゾーンを使い、テレポートした。行き先は、とある場所の竹林だ。

「ここ?」

「こんな所に居んのか?」

「正確には、この竹林の中心だな。と、入る前に・・・これで互いの手首を繋いでおこう」

【レストレイント!マキシマムドライブ!】

俺は新しいメモリの能力でパーカーの袖を解いて紐に変え、全員の手首を繋ぐ

「おいおい、迷子対策されるほど俺等ガキじゃねぇだろ」

かっちゃんは少し不満らしい。が・・・

「今から行く所に住んでる人の個性でな。この竹林は、入る許可を貰った人と一緒にいないと必ず迷う迷路になっているんだ。しかも個性も弱体化するから、かっちゃんも爆破で飛ぶことが出来なくなってるはずだし」

「・・・なるほど、な。そりゃしゃあないか」

良かった。こう説明すると納得してくれた。

「ま、俺は入る許可貰ってるから、適当に歩いてても誘導してもらえるけどね・・・ほら言ってる間に着いた」

にしても相変わらず小綺麗だn・・・

「お・・・ぎゃ・・・」

『・・・え?』

『オッギャァァァ!!オッギャァァァ』

「「「オッギャァァァッ!!なんだコレ!?」」」

何!?このクトゥルフに出てきそうな動物?植物?つか何ヒマワリみたいな茎で花の部分が金魚なんだよ!?

「あ、出久君じゃないか、久し振りだね」

「ウィル!!なんだよコレ!?」

俺はその動植物の陰から出てきた()()()()()()()()()()を付けた男に怒鳴った。当然だ。SAN値削られそうになったわ。

「ああコレ?この前レックスが偶然創っちゃってさ。防犯用に植えてあるんだよ。名前は金魚草」

「「「金魚草ってこんなんじゃねぇだろ!!」」」

これレックスが創ったんか!!

「あ、出久君、後ろの2人は?」

サラッと流しやがったよコイツ!見慣れてるから大丈夫なんだろうが見慣れてない俺等は大変なんだよ!

「・・・コイツの幼馴染みの爆豪勝己です」

「・・・出久の彼女の芦戸三奈です」

「あぁ、そうなんだ。私はウィリアム・バーキンだ。と言っても、本名じゃなく改名した名前だがね。

皆からは『ウィル』って呼ばれている。宜しくね!」

コイツ平常運転だな~・・・

「ウィル~?どうしたの~?ってあっ!出久君じゃない!久し振りね!」

「ああ、レックスも元気そうだな~神話生物爆誕させるくらいには」

今度は白衣を着た紫肌・緑髪の美女が出て来た。

「神話生物?・・・あぁ、金魚草ね!あの子達慣れると愛嬌有るわよ?食べても美味しいし!」

「アレ喰うのかよ・・・と、紹介するぜ、2人共。この人がアレクシア・アシュフォード。皆からは『レックス』って呼ばれてる。レックス、この2人は、幼馴染みの爆豪勝己と、俺の彼女の芦戸三奈だ」

「ウッス」

「宜しくお願いします!お姉さんも異形型ですね、格好いい!」

「ええ、宜しくね。それと三奈ちゃん。私のこれは個性じゃなくて、後天的に変異したモノなのよ?」

「え!?そうなんですか!?」

仲良くなれたようで結構。

「あら、出久君じゃない。いつ振りかしら」

と、永遠亭から左右赤青の服を着た女が出て来た。

「よ、永琳。1年振りぐらいだと思うぜ」

この人が永遠亭の主みたいなものだ。個性は薬物精製。どんな薬も効果さえ解れば作れるって個性だ。はっきり言ってチートだな。

「その2人は・・・皆で集まって聞きましょうか」

「助かる。既にウィルとレックスで二度手間だったんでな。そう言や、()()()()の調子はどうだ?元気にしてるか?」

「えぇ。お陰で助かってるわ」

「そいつは良かった」

丁度、アイツ等の事も紹介したかった所だ。

「今何処にいる?」

「金魚草の水やりしてるわよ」

・・・想像するとすごくシュールだな。

「皆~集合~!!」

「ドウシタ、永琳」

「ナンだよ」

「・・・・・・」

「「ウェッ!?」」

現れたモノに驚き、2人はオンドゥル語のような声をあげる。まぁ仕方ないな。何せ出て来たのが

「ム?出久カ・・・久シ振リ、ダナ」

歯茎向き出しの隻眼大男(ネメシスT型)

「おォ、出久!元気だったか?」

蜥蜴のような緑色の怪物(ハンター)

「・・・・・・」

ゴツゴツした肌と大きな鋭い爪を持つ大男(T103型スーパータイラント)

だからな。

「ば、バイオハザードのB,O,Wじゃねぇか!!」

「え!?爆豪知ってるの!?」

三奈は知らなかったらしく、かっちゃんは・・・めっちゃ目がキラキラしてる。幼稚園の時以来だぞあんな顔のかっちゃん・・・あ、そういえば小学校中学年位から何かホラゲにハマってたっけ・・・

「君もバイオファンかい?」

「ウッス!まぁプレイしたのかなり昔なんで、キャラとか忘れちまって・・・ッ!!思い出した!ウィリアム・バーキンとアレクシア・アシュフォードってバイオの科学者の名前だ!」

「えぇ、私たちもバイオファンでね。リスペクトしてるのよ。まぁ容姿と能力だけだけど」

ワァオ、早速意気投合だな。

「良かったなレックス、ウィル。友達が増えて」

「うん、彼を連れてきてくれてありがとう!」

「因みに、彼等の材料は出久君がメモリの力で作ってくれたのよ」

「出久マジでありがとな!」

いやぁ照れるね。

「さ、早く上がりなさいな。昼食もまだでしょう?食べて行きなさい」

「おう、悪いな永琳。何から何まで」

 

―――

――

 

「まさかガキの頃の『B,O,Wと友達になりたい』って夢が叶って、それどころか一緒に飯まで食えるとは・・・」

「良かったね爆豪、夢叶って!」

うん、良かった良かった。

「そう言えばウィル、腕輪(レジスター)の調子はどうだ?」

「問題ないよ」

なら良かった・・・ん?かっちゃんがウィルの腕を・・・あぁ、気になるんだな。

「その腕輪、『ネオアマゾンズレジスター』っていうんだがな。それは俺が造ったんだよ。ソイツを使えば、理性を保ったままG3~G4になったり、逆に人間に戻ったり出来る」

「マジか!?」

「見せようか?」

「良いんスか!!」

おぉ、やっぱり興味津々だな。

「ウィル?やるなら中庭でね?」

「分かっているさ。来なさい、爆豪君」

「ウッス!」

そう言って、ウィルとかっちゃんは中庭に出て行った。

「・・・爆豪、活き活きしてるね」

「そうだな」

〈ウオォォォ!アマゾンッ!

〈ウオォカッケェェェ!

「さて、と・・・出久君、ちょっと良いかしら?」

永琳が話しかけてくる・・・この顔は・・・

「・・・スマン三奈、ちょっと話してくる」

「ん、行ってらっしゃ~い」

 

「で、何だ?」

「・・・良かったわ。その様子だと、しっかり立ち直れたみたいね。もう、アナタの水晶のような心の輝きは、見られないモノだと思っていたから」

檀黎斗かよアンタは・・・

「今はあの時と違って、三奈や友達(心の支え)がいるからな。ま、罅が入ることはあるとしても、あんな派手に砕ける事は無いだろうさ」

「そう・・・良かったわ」

そう言って永琳は微笑む。

「・・・悔しいが、アンタの笑顔可愛いな。俺じゃなかったら惚れてたぜ?」

「もう、出久君ったら、あははは・・・」

「ははは・・・」

永琳が頬に手を当てながら笑い、俺も笑い返す。

「俺、そろそろあっちに戻るわ」

「えぇ・・・気を付けてね?」

「・・・分かってる」

 

「ねぇ出久、話って何だったの?」

「あぁ何、前会った時とは変わったな~ってな感じの世間話だ」

まぁ、あながち間違ってはいないしな・・・というか・・・

「このウイルスを創った私ッこそが・・・くぁみだぁ・・・」

「よッ!ゴッド!!」

ウィル、檀黎斗神化してるじゃねぇか。つか何だあの、G3(化け物)とそれを崇拝する少年って、カオスだな。

「おぉうおう、何だぁこのカオスな空間は」

・・・で、だ。何でコイツが居るかねぇ・・・

「おいデップー、どうやって入ってきた?ここには結界みたいなモノが張ってあるんだが・・・」

「そんなものッ俺ちゃんが知るかッ!!作者に聞け!!」

「今回はストロンガー先輩かよ・・・」

ホンット何でもアリだなコイツ・・・

「あぁ彼ね、最近たまに遊びに来るのよ。どうやってかは知らないけど。聞いても訳の分からない事しか言わないから諦めちゃったわ」

知識欲にかけてはフィリップさんと同格以上の永琳が諦めるって・・・

「つーか、ひっさびさの出番だぜ?も~チョイ活躍したい訳よ。今出来ないけど。あ、お皿とかの片付け手伝うよ~。俺ちゃん意外と家庭的なの♪」

「不安しかないんだが・・・」

大丈夫なのかアイツに任せて・・・

「最初は私もそう思ったんだけど、彼本当に家事万能だし料理も上手いのよ?」

「嘘だろマジか」

アイツの意外な一面だな。

そんなこんなで、永遠亭は平和だった。因みに三奈は何時の間にか姫様とゲームしてた。そして勝ってた。あのゲーム廃人ニート姫に。

そうこうしている内に日も暮れてきたな。

「じゃ、金魚草×3(お土産)も貰ったし、俺等はこれぐらいで」

「また熱く語りましょうね、爆豪君!」

「ウッス姉さん!」

・・・何でかっちゃんが姉さん呼びする事にこんなに違和感ないのかな。

「また来なさいね!特に三奈!次は絶対に勝ってやるんだから!」

「またねー輝夜ちゃん!」

「それじゃ、チャオ♪」

【ゾーン!マキシマムドライブ!】

そうして、俺達は永遠亭を後にした・・・

「え!?ちょっと待って!?まさか俺ちゃんの出番これだけかよぉ~!!」

・・・デップーの、悲痛で下らない叫び声を聞きながら・・・

 

to be continued




「・・・なぁ作者?」
『どうしたデップー?』
「正直に言ってみ?なんで今回俺ちゃん出した?中途半端に」
『・・・あの空気から繋げやすくするにはお前しか居なかったんだ。許してくれたまえ』
「ナニイテンダ!!フジャケルナ!!アンダガナ!アンダガ全部ワルィンダヨ!」
『こうなったのは私の責任だ・・・だが私は謝らない』
「ウゾダドンドコドォーン!!」
『あ、レストレイントをリクエストしてくれた肘神さまさん、ありがとうございました!それと、ネタ要員として鬼灯の冷徹から金魚草を入れました!』
「・・・どうせ俺ちゃんなんか・・・もー良いもんね!質問コーナー入っちゃうもん!」
『よっしゃバッチ来い!』
「レックス姉ちゃんいるよな。あの子の個性って何なの?あとお近付きになりたいです!」
『彼女は無個性だよ。生まれ付き人外レベルに頭良いけど。それと残念だったな彼女はウィルに気があるらしいぞ』
「ウゾダドンドコドォーン!!」←本日二回目
『ホラ次の質問すんだよあくしろよ』
「じゃ、じゃあよ、B,O,W達の材料って?」
『コマンダーメモリで召還した雑兵』
「うわぁえっぐ・・・どうやってネメシス創ったの?あ、因みに寄生体のほうね」
『あぁ、サナダムシで変異させたんだよ』
「うぇっアイツか・・・あ、検索しようとした画面の前の君!悪い事は言わん。止めとき。少なくとも飯喰う前に見るもんじゃねぇぞあれは」
『おぉ、デップーがマトモな忠告した』
「お前さ、ホント何なんだよ。俺ちゃんの事どう思ってるワケ?」
『女子供に手を出さない・決めるときはビシッと決めてくれる・扱いやすくて書いてて楽しい・意外と女子力高い』
「ハッハッハ!どうよ俺ちゃんの魅力!完璧だろ!」
『下ネタ全開・メタ発言の塊・何時の間にか居て何時の間にか居ない』
「ねぇちょっと待って最後のヤツ言外に『ゴキちゃんみたい』って言ってるよね違う!?違わないよね!?」
『よく分かったな。さて、次回もお楽しみに!』
「オイ待て!俺ちゃんまだ話し終わっt」(ブツン)

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