僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1 作:エターナルドーパント
ではどうぞ!
(出久サイド)
さてと、体育祭前の自主練期間に入ったから、午前中に授業終わった後、皆は各自特訓してるね。取り敢えず、最寄りの訓練室に居るかっちゃんの所にでも行くか。ジュースでも差し入れてやろう。その後は、適当に助言しながら俺も特訓するとしようか。
考えてる間に着いたな。じゃ、
「邪魔するぞ~・・・かっちゃん?」
「ブツブツブツブツ」
「聞こえてねぇか」
何か、か~な~り考え込んでるな。ちょっと俺の影響受けてるか?
「よ!頑張ってんな~かっちゃん!」
「ッ!?」
うぉう。メッチャビクってなった。周り見えてなかったなアレは・・・
「何だ出久か・・・何時入って来た?」
「いま。普通にドア開けて入ったぞ?」
「マジかよ・・・」
そういえば・・・
「で、何をそんなに考え込んでたんだ?俺で良ければアドバイスとか出来るが・・・」
さて、前のかっちゃんは自分の力だけで勝ち上がる事に拘って突っぱねただろうが、今のかっちゃんはどうするかな?
「・・・なぁ、出久」
「おう、どうした?」
「あ~その、何だ。柄じゃねぇけどよ・・・」
来い、来い、もう一声・・・
「お前のメモリに、『爆弾』ってあるか?参考にしてぇんだが・・・」
よっしゃ!
「おうよ!当然あるぜ!にしても、かっちゃんも成長したもんだな~。しっかり人を頼れるようになった」
「う、五月蝿ぇ!」
はっはっは、可愛気が出てきたじゃぁないか。
「で、爆弾のメモリだったな。だったらコイツだ」
【ボム!】
「名前の通り、まんま爆弾のメモリだ。威力もかなり高い。だが単体じゃ使えなくてな。この専用武器『シュラウドマグナム』を使わなきゃいけない」
そう言って俺は赤いペイントの入ったゴツいマグナム、『シュラウドマグナム』を取り出す。
「取り敢えず、あのサンドバッグで良いか。と、その前に・・・」
【エンチャント!マキシマムドライブ!】
「壊れないようにしないとな!『付与・トリガーエンチャント』!」
─ズキュン!─
うん、まぁ攻撃技じゃないし、音も控えめだよね。
「出久、今何したんだ?」
「あのサンドバッグに
「は、破壊不可能!?なんだよそれ!最強じゃねぇか!」
まぁ、そう思うよな。だがしっかりとデメリットも在るんだ。
「いや、実はそれがそうも上手くいかなくてな?デメリットとして、生物に使ったら一瞬で仮死状態にしてしまうってのがある。この属性は原子そのものをガッチリ固定するって効果だから、体内の代謝も全て停止してしまうんだ」
「な、なる程・・・」
「じゃ、本題に行くか」
【ボム!マキシマムドライブ!】
「名前は・・・もう使ってた人の印象から、『復讐・シュラウドリベンジャー・
─バキュンッ!─
発射された赤黒いエネルギー弾は一直線にサンドバッグに向か・・・わずに、
「ふ、増えたぁ!?」
4つに分裂する。コレにはかっちゃんもビックリだな。そして・・・
─ドドドドボゴォォォンッ!!─
一気に加速し着弾、爆発する。
「お、おぉぉ!」
「で、参考になったか?」
勘の良いかっちゃんなら、俺がアッと驚くアイデアを思い付く筈だ。
「・・・なぁ、もう一発頼む」
「分かった。何か掴みかけてきたな?じゃ、今度は趣向を変えて・・・『復讐・シュラウドリベンジャー・
今度は分裂させずに・・・
─ドバゴォォォンッ!!─
「・・・で、どうだ?参考になったか?」
「
「おし!ならその思い付いた技を早くモノにして、俺を驚かせてくれよ?」
「あたりめーだ!死ぬほど驚かしたるわ!」
「楽しみにしてるぜ!頑張れよかっちゃん!」
「おう!待っとけ!」
「じゃ、俺はコレで。お楽しみはとっとかねぇとな。あ、差し入れのジュースここ置いとくぞ」
「おお、ありがとよ!じゃあな!」
さてと、今の時間は・・・11時40分・・・昼飯にでも行くかな。
『デスティネイション・タ~イム!』
お?電話だ。デップーか・・・あ!
『エクスクロメィショ~ン!ピッ』
「もしもしデップー、すまんかった」
『開口一番それか!その感じだと俺ちゃんから電話掛かってきて思い出したんだろ!もう遅れたのはこの際良いから、今日の12時15分、駅前のカラオケに来い!部屋取っといてやるから、可愛い女の子忘れんなよ!そんじゃ!ブツッツーッツーッ』
・・・よし、取り敢えず、チャチャっと帰ってチミチャンガ作るか。後は・・・
『プルルルル・・・プルルルル・・・ピッ』
「ごめん今日ちょっと良い?昼飯も用意するし・・・」
───割愛───
現在地、駅前のカラオケ。俺の隣にはデップー(普通の服、かなりイケメン←重要)がいて
「ンッン~~デリィシャスッ!いや~ここまで美味いチミチャンガは久々だなぁ。しかも・・・」
「「♪~♪~♪」」
「こぉんな可愛い子達のデュエット聴けるんだからな~!イヤーこの依頼受けて良かったぜ!」
与えられた報酬にご機嫌だ。
「おう!お気に召したようで、何よりだ。お、people・game終わったな」
「ふぅ~、久々に歌ったぁ」
「やっぱ楽しいな~カラオケ!ウチ誘ってくれてありがとな、緑谷!」
因みに歌っていたのは三奈と響香だ。カラオケということで歌唱力が高い2人に来ていただいた。
「じゃあ俺ちゃんもっ、ひっさびさに歌っちゃいますか!ではお聴きください!『仮面ライダーAGITO』!」
「フロッグポッドから入れとくぞ~」
【フロッグ】
よし、ポッドの音量最大にしたし、さてさてさ~て、デップーの歌唱力や如何に・・・
「やぁ~み~のぉ~♪な~かぁ~♪」
「
こ、声がこの曲にぴったりマッチしてやがる・・・!
「手ぇ~をぉ~伸ぉ~、ば~しぃ~♪」
嘘だろめっちゃしっくりくる!
「仮面ライダーァアギットォ!」
アレンジも上手い・・・何この意外な才能!?
「ふぅ・・・どぉよ?俺ちゃんの歌唱力」
「「「10点中10点!」」」
「はっはっは~!驚いただろ?」
本当に洒落にならん程驚いたわ・・・。
「おっと、時間が・・・じゃ、そろそろお開きにするか!」
「あぁ、楽しんでくれたか?」
「あたぼうよ!今後とも、ご贔屓に頼むぜ!」
「おう、宜しくな。それと・・・」
【ゾーン!マキシマムドライブ!】
俺は家から大きめのアタッシュケースを2つ取り寄せ、デップーに渡す。黒色1つ、銀色1つだ
「コレ、持っとけ」
「・・・な~んかコレ、危険な香りがプンップンするんですけど。大丈夫なのか?俺ちゃんに渡しちまって・・・」
そうだな・・・確かに危険だ。だが、危険だからこそ・・・
「だからこそ、部外者では最も戦闘能力が高く、また最も信用できるお前に渡すんだ。銀色のケースは永遠亭に届けてくれ。頼んだぜ」
「・・・フッ、分かった。拠点に戻ったら黒い方の中身見るわ。後、しっかり届けとくぜ」
「おう、そうしてくれ」
そして俺達はカラオケから出て、それぞれの家に帰って行った。
to be continued
「デップーと!」
『エターナルドーパントの!』
「『後書きコーナー!』」ドンドンパフパフ
「さぁて、今回は何話すかな~」
『俺実はこれ書きながら考えてるんだよな~』
「あ、そう言えば、出久の着メロってどれくらいあるんだ?」
『え~っと・・・
・time
・JUSTICE
・WISH IN THA DARK
・ArmourZone
・DIE SET DOWN
これくらいかな~と思ってるよ』
「ふ~ん、結構多いじゃん。じゃあ、何で俺ちゃんにAGITO歌わせたの?」
「じゃ次、俺ちゃんの顔のイメージは?」
『ピーター・パーカーに似てるかなって感じの金髪お兄さん』
「おぉ!スパイディ似か。良いねぇ」
『悪い、今日はこれくらいで』
「え?早くね?」
『時間推しててさ(リアル)』
「そりゃしゃ~ないか。じゃ、次回もお楽しみに!」
『チャオ~♪』