僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1 作:エターナルドーパント
「ん?今何でもするっt」
(言って)無いです!つか何で
「つー訳でどうぞー」
(出久サイド)
『あぁ~・・・法定速度は守れよ?』
「良いんだバイク通学・・・ありがとうございます。守りますよ。では」
─ピッ─
現在、午前7時45分。俺は相澤先生にバイク通学OKか確認の電話をしていた。まさかの一発OKで驚いたがな。通話時間はたった23秒だ。
「ま、良いか。さぁてと、今日は皆にお披露目か?」
そう言って俺は扉を開けて・・・
─ザァァァァァァ─
・・・テンションが急降下した。
「・・・今日雨かよ」
仕方ない。この服は乾きやすいし大丈夫だろ。
【ボーダー!マキシマムドライブ!】
そう思いながら、俺は
―――
――
―
「さてと、駐車場に停めたし・・・乾かすか」
まぁ、流石にこの土砂降りの中バイク通学は濡れるわな。こういう時に、何処からともなく取り出せるエターナルエッジは便利なんだ。
【ヒート!マキシマムドライブ!】
─シュウゥ~─
「よし、完全に乾いたな」
ボットボト濡れていた服を、熱で乾かした。ヘルメットのお陰で髪が濡れなかったのは有り難かったな。
「さて行く・・・前に、泥落さねぇと・・・」
うわ、結構跳ねてんな~泥・・・仕方無い。
「コイツ使うか」
【オーシャン!マキシマムドライブ!】
「周りに水が在るから、使い易いなっと」
オーシャンの繰水能力で周りから水を吸い上げ、エターナルボイルダーに掛ける。因みに吸い上げる段階で塵なんかは濾過してあるから綺麗な水だ。煮沸すれば飲めるだろう。災害時にも使えるだろうな。
なんて事を考えている間に洗車完了だ。
「よし、ピカピカ♪」
さて、今度こそ行くか。
「何呑気に歩いているんだ!遅刻だぞ!」
「おお、合羽に長靴で一瞬誰だか判らなかったがそのキビキビした走り方は飯田だな?おはよ。因みにまだ予鈴5分前だから全然遅刻でも何でもないぞ?」
というかその格好、ぱっと見不審者だぞ?という心の声は呑み込む。正しい使い方の結果がコレだもんな。ただ妙に良いフォームで全力疾走してるせいで若干気持ち悪いけど・・・
「おはよう緑谷君!何を言っている!ヒーローを志す者、10分前行動を心がけなくてどうする!?」
「あぁハイハイ分かった。走るよ」
結果、生徒玄関70m前くらいで俺が追い抜いた。
「は、速いな君は・・・」
「鍛えてますから。ッシュ」
響鬼さんのあの敬礼みたいなヤツが出来てちょっと気分がいい。
「そう言えば・・・」
「あぁ、兄の件は大丈夫だったよ。いらぬ心配をかけさせてすまなかった」
「・・・なら良いが・・・」
それが大丈夫な奴がする目か?腸が煮えくり返っているのを我慢してるのは見え見えだ。正直、かなり危ないな。
―――
――
―
「道中メッチャ声かけられたよ」
「俺なんか、いきなり小学生にドンマイコールされたぜ?」
「ドンマイ」
「私もジロジロ見られて、何か恥ずかしかった!」
上から砂藤、瀬呂、梅雨ちゃん、葉隠だ。
「たった1日で注目の的になっちまったよ」
「やっぱ雄英すげーな・・・」
あ、先生の足音・・・
「おはよう」
─ピタッ─
凄いな。先生が入って来た途端ピタッと静かになっちまった。
『おはようございます』
軍隊かなここは?
「さて、ここでニュースだ。口で言うのも時間の無駄だから入って来てもらう。転校生、というか転入生だ」
『マンガでよくある展開きたぁぁぁ!!』
「五月蝿い!はぁ、入ってこい」
「はい!」
ん?転入生?それにこのか~な~り聞き覚えのある声・・・もしかしなくても・・・
「イギリス出身のフランドール・スカーレットです!飛び級生で15歳ですが、よろしくお願いします!」
・・・やっぱり・・・
「やっぱり、フランだったか・・・」
「・・・えぇぇぇ!?フランちゃん!?フランちゃん何で!?」
「ねぇ、あの子って、体育祭の時に三奈ちゃんと一緒に緑谷ちゃんを説教してた子じゃ無いかしら?」
「フランっぱい・・・ハァ、ハァ・・・いい」
「峰田お前とうとう一線越えちまったな?お前何か?そんなに
良いだろうヤってやろうじゃねぇか。八百万、断ちバサミ創ってくれ。コイツの何処とは言わんが切り落とす」
「取り敢えずお前ら席着け。そんで黙れ!それから落ち着け。特に緑谷」
チッ、良い所だったのに邪魔が入ったか・・・まぁ良い。エロ葡萄のOSIOKIはまた後だ。
「ったく・・・スカーレット。取り敢えず、急遽用意した右奥の席使え。明日にゃ新しい席が出来てる」
「はい!」
そう言ってフランは教室の後ろの方に歩いていった。あ、俺と同じ列だ。俺の心が少しすっきりした気がする。
「さて、朝っぱらから少しゴタゴタあったが、今回のヒーロー基礎学は特別だ」
『特別』という単語で切島、上鳴の表情はまず確実に曇っただろう。勉強苦手って言ってたからな。
「コードネーム、つまりヒーロー名の考案だ」
『胸膨らむヤツきたぁぁぁ!!』
「フラン、大変な時期に転入して来たな」
と、ここで相澤先生の一睨みが来る。当然、一瞬で静まり返った。
「と言うのも、先日話した『プロからのドラフト指名』に関係してくる。指名が本格化するのは、経験を積み即戦力として判断される2~3年から・・・つまり今回の指名は、将来性に対した興味に近い。卒業までにその興味が削がれたら一方的にキャンセル、なんてのも良くある」
「大人は勝手だ!」
それが大人だぜ、峰田。にしても・・・なるほど。
「もらった指名がそのままハードルになるって事か」
俺はそう呟いた。まぁかっちゃんを始め、このクラスの皆なら難なく飛び越えて行きそうだが・・・
「で、その指名の集計結果がコレだ」
そう言って相澤先生は黒板に結果の棒グラフを表示する。
「例年はもっとバラけるんだが、今年は3人に多く集まった」
おぉう、俺が1番多くて2番がかっちゃん、3番は轟か。まぁ当然っちゃ当然だが。
「うそ・・・だろ・・・?」
指名が無かった峰田が絶望してるが、まぁ障害物競走で八百万の尻に張り付いてゴールしたヤツなんざ当然要らんわな。誰だってそうする。俺だってそうする。だって彼女2人が危ないから。
「これを踏まえ・・・指名の有無関係なく、所謂職場体験ってのに行ってもらう」
『!!』
「お前等は一足先に経験しちまったが、プロの活動を実際に体験して、より実りある訓練にしようってこった」
「それでヒーロー名か!」
「俄然楽しみになってきたァ!」
まぁ、そりゃテンション上がるわな。
「まァ仮ではあるが、適当なモンは・・・」
「付けたら地獄を見ちゃうよ!!」
また急に出てきたなミッドナイト。
「この時の名が世に認知されて、そのままプロ名になってる人多いからね!!」
「将来どうなるか、名を付けることでイメージが固まりそこに近付いてく。『名は体を表す』ってのはこう言う事だ。”オールマイト”とかな」
名前・・・
15分後
「じゃ、そろそろ・・・思いついた人から発表ね!」
おお、発表形式とは思わなかった。さて最初は誰が行くか・・・
「行くよ」
と、
「輝きヒーロー”I can not stop twinkling.”(キラキラが止められないよ)」
「くっそだせぇな短文じゃねぇか!」
「キラキラって反吐の事か?取り敢えず職場体験で地獄を楽しんで来い」
容赦ない言葉が飛ぶ。かっちゃんと俺から。
「そこはIを取ってcan'tに省略した方が呼びやすい」
「「ええんかい!!」」
正直フランが来た事と同じくらい驚いたわ!と、三奈も立ち上がった。マトモなのだと良いが・・・
「次アタシね!エイリアンクイーン!!」
「正式名称はゼノモーフだからそこはゼノクインじゃねぇか?あとあれ一応『男性器』がモチーフだぞ。良いのか?本当に」
「マジで!?じゃ辞めとく!今のナシで!」
三奈が顔真っ赤にして撤回した。まぁ、モチーフ知ったらそらな。
「次は私ね」
あ、梅雨ちゃんか。マトモそうな人だが・・・
「小学生の頃から決めてたわ。梅雨入りヒーロー”フロッピー”」
「良いわね!可愛くて親しみやすいわ!」
良かった。マトモだった。
そこからは皆言いやすくなったのかどんどん発表していった。三奈も『ピンキー』に落ち着いたし。
「爆殺王!」
「かっちゃんそれヒーロー名ちゃう。敵名や」
「そうね。爆豪くんは再考ね」
まぁそうなるわな。仕方ない。
「飯田君も轟さんと同じく名前ね」
さてと・・・発表、満を持して。
「俺は・・・
「じ、地獄?禍々しいわね・・・」
そうだろうな。
「
そして、快楽の為に笑顔を踏みにじる輩にはこの言葉を送る」
───さぁ、地獄を楽しみな!───
「俺こそが地獄だ。そして俺も必ず地獄に堕ちる事になる。その事を忘れない為の戒めの名前だ」
忘れちゃいけないのは、俺はもう人を殺し、エターナルレクイエムで個性を消した事もあるって事だ。俺はもし周りが自分をヒーローと呼ぶ事があっても拒絶はしないが、それを自称するつもりは毛頭無い。
「戒め・・・言うならば、過去の記憶を己に繋ぎ留める楔、か・・・重いな」
「ありがとうな常闇。まぁ、ぶっちゃけ俺の戦いで敵は確実に地獄を見るだろうってのが大きいんだがな?」
『あぁ~・・・』
納得するんだ・・・
「じゃぁ、最後は私だね!」
お、フランか。これはかなり気になるな。
「
「なるほど、自分の魔法名とイメージカラー、そして吸血鬼だから
「スカーレットデビルと迷ったんだけど、やっぱりこっちかな~って思ってさ」
「え?ちょっと待って。魔法?使えるの?」
ミッドナイトから疑問が飛ぶ。まぁそりゃな。一見吸血鬼の個性と魔法は関係無いように思えるからな。ここは俺が説明しよう。
「フランの体内には個性の関係上、『魔力』というエネルギーが存在する。RPGのMPだと思ってくれ。そして、その量が多く質も良い為、『能力』と魔法の両方に回せるんだ。
能力ってのは、『妖怪』などの個性によって魔力や妖力を得た結果覚醒する、個性とは異なった力だ。フランの能力は、簡単に言えば弱点の発見。因みに姉のレミリアは超観察・超予測だ。だが、レミリアは魔法に向いた魔力じゃなかったらしく、魔法も簡単なものしか扱えない。その簡単な魔法ってのが『弾幕』だ。フランも良く使う」
うん、我ながら結構上手く纏められたな。
「え~っと、つまり・・・」
「まぁ、魔法少女って事になるな」
・・・なんか全員顔ひきつってないか?
「もう、ね・・・リアクションに疲れたんだよ・・・」
「あ、そう。なら・・・ホラ、起きて下さい相澤先生。もう名前決まりましたよ!かっちゃん以外は」
「んお?そうか。じゃ、職場体験は一週間。指名無かった奴はリスト渡すからそん中から選んで今週中に提出な。自分に合ったとこ選べよ」
「2日で選べよと言うところが相澤先生らしいですね~。それと、新しいアイテム思い付いたので、コスチュームの追加依頼用の書類頂けますか?」
「ん、ならこれだ。今日中に提出な」
何時も無茶な事言うな相澤先生・・・まぁ俺は完璧な設計図が頭の中にあるから大丈夫だが。
「どうも」
「では、これにて終了」
『ありがとうございました』
さてと、描きますか。
「ねぇねぇ出久~、アタシ結構良いとこまで行ったのに指名ナシなんて可笑しくない?」
と思ったら後ろから三奈が抱きついてきた。俺の首に腕を絡める形だ。
「確かに、三奈のキレーなハイキックで青山が沈んだ所とかかなり見物・・・見所あったのにな。不思議な事もあるもんだ」
あと・・・言いにくいんだが・・・
「所で三奈?さっきから、俺の後頭部に、その・・・当たってるんだが?」
「当ててるんだよ?嫌だった?」
嘘だろマジかよこんな台詞リアルで聞くことがあるなんて思っても見なかったぞこういうのってラノベとか中だけだと思ってた取り敢えず(0,3秒)
「とんでもない。丁度良い感じで・・・ちょっと頭預けて良い?」
「もう預けてるでしょ。まったく・・・」
と、言いつつ満更でも無さそうだなこの声は・・・と言うか、この胸枕然り特訓中にしてもらった膝枕然り、三奈の身体って柔らかさと固さの比率が丁度良いんだよな・・・極楽とはここのことか・・・峰田が物凄い形相で睨んでいるだろうが、まぁ無視確定だな。
「出久~、どこ行くか決めた~?って、三奈ちゃんちょっと羨ましい・・・」
っと、今度はフランか。
「まだ全然だ。フランは・・・決まって無さそうだな。そもそも、今朝転入して来たから指名来るはずもないし」
「悩むよね~。あ、フランちゃんどうぞ~♪」
「ありがと~♪どう?出久」
うん・・・三奈よりバストサイズは控え目だが、だからこそ控え目なりのふにょんとした丁度良い弾力がこれまたなんとも・・・まてよ?何時から俺はバストソムリエになったんだ?
「三奈とはまた別だな・・・これもまた癒される・・・なんか煩いなどうし・・・」
─ガンガンガンガン!─
おぉっと、後ろで峰田が遂に発狂して机に頭打ち付けだしたな。あぁ~あ、ありゃもうこの世の者の顔じゃねぇぜ(他人事)。
「ちょっと峰田!止めて!」
そう言って三奈が止めに行く。
「まったくもう。大丈夫だった?」
あ、視線が下を向いてる。これは・・・
「あ、芦戸~・・・」
「──────机、壊れてない?
あ、別に峰田はどうでも良いよ。梅雨ちゃんの舌でシバかれても生きてるんだし、この程度では怪我しないでしょ?寧ろ壊れたら直らない机の方が心配だよ」
「ホギャアァァァァァァ!?」
「アァッハハハハハハハハハ!!イィィッヒッヒヒヒヒヒヒ!!辛辣ぅ!!」
まさかの上げて蹴落とすとは。
「は~おもしろ・・・そうだ、デップー今どうしてるかな。電話かけるか」
【ブルルルルルァア!ブルルルルルァア!】
何でスクラッシュドライバー!?
「出久、誰に掛けてるの?」
「友達。最近連絡してなかったからさ」
『ピッしもしも、デップーだけど』
「ティーボーか?」
『今丁度○イ・カーリー観てたんだよ』
マジかよ。と言うか何処で見てるんだろ。
「今話してるのって、出久の友達の人だよね」
『お?その声ってもしかして・・・体育祭の時に会ったお嬢ちゃんか!?おい出久ッ!何でその子がそこに!?』
「お前等面識有りかい!転入生だよ。今朝から」
『クッソ~羨ましすぐる!!待ってろ!今永遠亭からマッハで行ってやるかんな!』
「雄英ウォールに引っ掛かって黒こげに成りたきゃあ好きにするが良いさ。フラン、コイツはデッドプール。通称デップー。元傭兵だが今は・・・おい、今のお前の収入源って何だ?」
『えーりん先生の
あ、ふ~ん・・・確かに、実験台としては適任だわな。並大抵の事じゃ再生するし、意外と
「・・・まぁこんな感じで結構はっちゃけてるけど良いヤツだから、今日の放課後にでも会いに行くか?空いてればだが」
「空いてるよ~」
「と言う事で、えーりんに伝えといてくれ」
『フォォォォッ↑!!あの美少女が来てくれるとありゃあ、俺ちゃんの胸ともう一カ所がズックンズッkピッ』
あんにゃろう何時もの癖で下ネタ飛ばして来やがった。
「面白い人だね!」
「まぁな。じゃあ放課後待っててくれってもうチャイム鳴る!フラン急いで戻れ!!」
「ハーイ♪」
その後、昼休みに峰田が何を血迷ったか外道麻婆を一気飲みして悲しみの向こう側にたどり着き掛けたが、まぁ些細な事だろう。
to be continued
「よう作者!漸く俺ちゃんを本編に出したな!寂しかったぞ!つか焦ったわ!」
『済まなかった。許してくれたまえ』
「ん?今何でもするって言っt」
『無いです。と言うか何でもかんでも淫夢ネタに繋げればいいってもんじゃねぇんだぞ?』
「さてと、今回解説するのは、画面の前の紳士諸君のお待ちかね!フランドールたんデェェス!!」パフパフッ
『どっからそのラッパ持ってきた・・・まぁ良いか。さて、ウチのフランちゃんですが、年齢は15歳!イギリス出身という設定だ!出身国は不明だから適当に付けちまった。すまねぇ』
「日光は平気なのか?」
『あぁ、フランとレミリアは「デイウォーカー」っていう、日光を克服した吸血鬼だからな。寧ろフランの朝は窓辺で日光浴しながらのストレッチで始まる』
「フランたんのストレッチハァハァ」
『紳士の条約とやらは守れよ?確か・・・』
「
『それが本当であることを願おう。というか何時の間にタキシードに着替えたんだ?マスクはそのままで』
「違和感ないでしょ?」
『違和感ないけども』
「じゃあ次、あ、行くぞーいくい」
『もう言い直さんでええわ!早よせい!』
「魔法ってどんなヤツ?」
『大体は原作と同じ、魔法陣から弾幕をばらまくってヤツ。レーヴァテインは詠唱が必要って事で』
「厨二心を擽るヤツ、頼むぜ?」
『任せろ。こう見えて妄想は得意だ。違和感のない呪文を付けよう』
「じゃ、今回はこれくらいで!」
『合わせろデップー、せ~のっ』
『「次回も、閲覧宜しく!!」』
『
「