僕のヒーローアカデミア~Eの暗号~ Phase1   作:エターナルドーパント

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「ねぇ作者、この特訓で俺ちゃんの出b」
『無いです』
「ヴゾダドンダゴドォーン!!」


第52話・地獄のT/規格外品

(出久サイド)

 

「あぁ~・・・お、皆お早う」

合宿2日目、早朝5時半。皆眠い目を擦りながら起きてきた。俺はフランと一緒に、朝のストレッチで身体を温めていた所だ。

「2人とも、早いね~」

「確かにフランは早いな。まぁ、俺は1時間も睡眠をとれば充分だが」

などと言いながら、俺達は相澤先生の方を見る。

「本日から、本格的な強化合宿を始める。今合宿の目的は、全員の強化及びそれによる()()の取得。具体的になりつつある敵意に立ち向かう為の準備だ。心して臨むように」

成る程、大体分かった。

「て事で爆豪、コレ投げてみろ」

「コレ、体力テストの・・・」

かっちゃんが渡されたのは、入学初日にやったテストのボール。

「入学直後の記録は、705.2m・・・どんだけ伸びてるかな」

「おぉ!成長具合か!」

「この3ヶ月、色々濃かったからな!1㎞とかいくんじゃねぇの!?」

「いったれバクゴー!」

ふむ、果たして、伸びているか?そもそも、個性の容量を増やすようなシゴキはしてないからな。下手すりゃ前とあまり変わらんかも知れん。

「成る程。なら、心火を燃やして・・・

 

ぶっ潰すッ!!

 

─ D O G O M !! ─

 

おぉ、カズミンの決め台詞・・・と言うか、今の最大出力じゃないか?体力テストの時とは比べ物にならなかったぞ?

─pp─

「ッ!?・・・924.1m」

「ウオォォ!!」

「いったァァ!!」

何か相澤先生が解せないって顔してるな。と言うか・・・

「かっちゃん、手ェ痛くないのか?」

「あぁ、あと3発4発なら余裕で撃てそうだ」

・・・あぁ、成る程。

「先生、ちょっと」

「ん?どうした緑谷」

見れば、相澤先生は今の記録と前の記録を見比べていた。

「かっちゃんの記録の事ですが、もしかしたらライダーシステムに適合した影響かも知れません」

「どういう事だ?」

何時もの顰めっ面が、より深いものになる。

「かっちゃんや麗日の使うライダーシステムにはハザードレベルという数値があってですね、それが上がれば身体能力も上がるんですよ」

「つまり、アイツの手の耐久力が上がったからあれを撃てたと?」

「その可能性が高いです」

「・・・はぁぁぁ・・・取り敢えず、爆豪は個性を特訓なんかでよく使ってたからな。だからこそ、ここまでの成長があった」

あ、誤魔化した。

「だが、筋肉が生半可な刺激じゃ傷付かないように、個性も酷使せねば伸びることは無い。これから君らは、その個性を伸ばす訓練をしてもらう。死ぬ程キツいが、くれぐれも─────死なないように

 

─────

────

───

──

(NOサイド)

 

─ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!─

 

─ギャアアアアアアアアア!!─

 

─ギェアァァアヂャヂャヂャヂャヂャヂャアッヂャァア!!─

 

「・・・何この地獄絵図・・・」

鳴り止まず響き続ける悲鳴、そしてそれぞれが己の個性をいじめ続けるその光景に、B組の面々は戦慄(ドン引き)する。爆豪は煮えたぎる五右衛門風呂に手を浸しては爆破を繰り返し、麗日は巨大なバルーンに入ってスキマでループする坂道を転げ落とされ続け、上鳴は大容量バッテリーで通電。瀬呂は絶叫しながら延々とテープを射出し続け、青山はネビルレーザーを撃ちまくる。

「キャパのある発動型は上限の底上げ、異形型・その他複合型は“個性”に由来する器官・部位の更なる鍛錬。通常であれば、肉体の成長合わせて行うが・・・」

「まァ時間が無いんでな。お前等も早くしろよ」

相澤がB組の担任〈ブラドキング〉の言葉を引き継ぎ、締めくくった。

「でも、私たちも入ると40人だよ?そんな人数の“個性”、たった6名で管理出来るの?」

「だから()()()だ」

拳藤の疑問に対し、相澤は答えになっていない答えを返す。そこに、4人の集団が現れた。

「そうなの!あちきら四身一体!」

 

「煌めく眼でロックオン!!」

 

「猫の手手助けやって来る!!」

 

何処からともなくやって来る

 

「キュートにキャットにスティンガー!!」

 

『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!!』

 

声高に(約1名ドスの効いた声で)名乗り、ビシッとポーズを決めるワイプシ。100人まで現在位置や弱点まで見通すラグドールの『サーチ』、個性に合わせた訓練場を創る事が出来るピクシーボブの『土流』、複数の人間に同時にメッセージを送れるマンダレイの『テレパス』、そして、物理戦の対応能力を否が応でも鍛えられる虎の格闘技術・・・短期強化合宿には、これ以上無い程に適したメンバーだった。

「まず単純な増強型の者!我の元へ来い!」

虎に呼ばれ、増強型の生徒は着いて行く。その先では・・・

 

─ドゴンッ─

 

─ズドムッ─

 

─ブシャッ─

 

3人の仮面ライダーエターナルが、寄って集って上半身裸の出久を虐め抜いていた。どの拳もどの脚も、ライダーが持つ(トン)単位のインパクト力が本気で込められており、常人なら一発でも貰えば良くて骨折の4~5本、当たり所が悪ければ肉が弾け飛んで臓物がぶちまけられる。更に3人の内1人はエターナルエッジで斬り掛かっており、出久はその露出した上半身に幾つもの打撲痕や斬創、火傷痕を作っていた。当然周りの地面には血糊がベッタリと染み着いており、しかも出久は、何と目隠しで視界を潰しながらそれらの攻撃を紙一重で捌き、反撃を叩き込んでいるのだ。

「我ーズブートキャンプはもう始まっているぞ」

『イヤイヤイヤイヤ!?』

その光景に、全員が冷や汗を流しながら声を上げた。

「流石の緑谷でも死にますよ!?」

「幾ら何でも酷過ぎます!!」

声を荒げる生徒達。だが、虎は組んだ腕を解かずに口を開いた。

「あやつは案ずるな。アレは奴自身が考案したトレーニングメニューよ」

『ッ!?』

生徒達は絶句する。何故なら、さっきから幾度か筋肉が潰れ、骨が砕ける音が聞こえてくるからだ。〈こんなメニュー、頭がイカレてやがるッ!!〉という考えで頭が一杯になり、一言も発せなくなってしまった。

 

─ドゴッ─

 

「んぐァ!?・・・ヴッ・・・ゴプッ」

 

─べしゃっ─

 

腹に鋭いミドルキックを叩き込まれ、文字通り血反吐を吐く出久。流石にもう動けないらしく、その場に倒れ込んでしまった。

「緑谷ッ!」

思わず駆け出しそうになる生徒を虎が止め、近くの木の幹に突き立てられていたエターナルエッジを引き抜く。そしてポケットから緑色のガイアメモリを取り出し、エッジのマキシマムスロットに装填した。

【ヒーリング!マキシマムドライブ!】

その音声と共に、エターナルエッジの刀身はエメラルドグリーンのオーラを纏う。虎はそのエッジで、出久の右腕と右胸を撫でた。

「ッッッッカッ!?ッゥオ゛オ゛オ゛ヴア゛ギェア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!ヴェイヴァ゛ァァァァッッ!!

出久の絶叫と共に右腕と右胸は再生され、その手は跳ね上がって虎の手からエッジをカッ浚う。

「ヴォア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッッ!!!!」

 

─パキッ・・・ペキピキッ・・・コキッ・・・パキュッ・・・─

 

尚も絶叫する出久。その体内から異音が発せられ、歪になっていた輪郭(シルエット)が正常に戻っていった。まるで、内側から何かに引っ張られたように・・・

「ッア゛ァ~・・・ふぅ、復活!」

 

─ゴキキッ!ベキベキッ!─

 

数秒後には、出久は何事も無かったかのように首を回す。

「み、緑谷・・・大丈夫なのか?と言うか、髪の毛の色が・・・」

B組生徒が指摘した通り、出久の髪には暗い紫のメッシュが入っていた。

「あぁ、コレね。よっと」

出久は顎の下に手を添え、メモリを抜く。そのメモリの色もまた、暗い紫色だった。

「コレは人形師(パペティアー)メモリだ。能力は、糸を用いた洗脳だな。だが今回、俺はこの糸を全身の骨や筋肉に()()()()張り巡らせたんだ。そうすれば、骨が折れても変な形でくっつかないだろう?」

『ッ!?』

言いようの無い悪寒に思わず身震いする面々。それ程までに、今の出久の顔は口角を無理矢理釣り上げたような、狂気じみた笑顔を張り付けていた。その目に光は無く、最も適切と思われる形容はと聞かれれば、『黒洞々たる深淵』だろう・・・一瞬その眼窩(深淵)の奥底に得体の知れない名状し難き冒涜的な()()()を幻視してしまい、悲鳴を堪えるのに必死な者もいる程だ。

「オイ、苦痛の受け過ぎで少々発狂しているぞ」

『発狂!?』

狂気“じみた”、ではなく、本当に発狂していた。そして出久はまるでゾンビゲーマーのような覚束無い足取りで立ち上がり、もう1本メモリを取り出してエッジに装填、ボタンを叩く。

【サイコアナウンセス!マキシマムドライブ!】

「・・・ふぅ。すいません虎、あれしきの事で発狂してしまって」

「・・・少々、休むか?」

「いえ、大丈夫です」

【パペティアー!】

虎の気遣いをキッパリと断った。そしてまた目隠しで視界を潰し、再びメモリを挿してリンチ組み手を再開する出久。

「なぁ貴様等よ、信じられるか?あの分身、最初5人だったのだ。だが、もう2人倒したのだぞ」

『・・・』

最早声を出す気力さえも失い、B組生徒はただ淡々と我ーズブートキャンプのトレーニングメニューを遂行するのだった。

 

 

その後、1時間毎に治療の激痛による出久の絶叫が他のトレーニング場まで響き渡り、生徒達のSAN値を大きく削り取る事になった。

 

─────

────

───

──

 

(出久サイド)

 

「な~んか、訓練中の記憶がボンヤリとしか無いんだよなぁ・・・」

【ヒート!マキシマムドライブ!】

「聞きたい?」

火起こし中にぼやいていたら、フロッグポッドを持った三奈が顔を青くして聞いてきた。

「聞きたい」

「ふ~ん・・・」

 

─カチッ─

 

─ヌ゛ゥン!ヘッヘッ!ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥンッ!!!!─

 

─カチッ─

 

・・・えぇ?

「イヤ、こんなの人間の声じゃねぇよ。何の絶叫だ?コレ」

『 お 前 だ よ ッ !! 』

「びゃっ」

全員から叫ばれた。耳痛ぇ・・・

「ったく、無茶すんじゃねぇよアホ。芦戸もスカーレットも心配してただろォが・・・」

「あ、優しいかっちゃん」

「う、うっせぇわボケがッ!」

最近かっちゃんの態度が可愛らしくてしょうがないな。

「なぁ爆豪、爆発で火ィつけれねぇ?」

「おう、任せろ」

かっちゃんは新聞を丸め、それを指で挟んで爆破した。極力威力を絞ったそれは見事に火種を作る。

「加減上手くなってきたな」

 

───

 

──

 

 

「ふぅ、食った」

御馳走様でしたっと・・・ん?

「何が個性だ・・・本当・・・下らん」

俺の人外聴力は、木の陰でボソッと呟いた洸汰の声もしっかりと聞き取った。

「・・・フ~ン・・・三奈、フラン、ちょっと行ってくるわ」

「ん、行ってらっしゃい」

「頑張ってね」

「あいよ」

俺はカレーを一皿盛り、ラップをかけて洸汰の追跡を開始した。

 

────

───

──

 

「ケッ、何がヒーローだよ、気持ち悪い」キュルルル~

心底不機嫌そうにしている洸汰。だが俺は、その腹の虫の鳴き声を聞き逃さなかった。俺は今立っている崖の上の木から飛び降り、洸汰の後ろに着地する。

「・・・ッ!?な、何でお前此処が!?」

「クハハッ、『蒼炎の死神』を嘗めて貰っちゃ困るぜ?この程度は朝飯前さ♪ちょっとココ、失礼するよ」

俺は中心線をズラさずに歩み寄り、洸汰の横に座り込んだ。

「取り敢えず、腹減ったんだろ?少年。ホラ、食いなよ」

カレー皿を横に置き、ぐでっと力を抜いて寝転がる。持ち前の図々しさが発揮されたな。

「いいよ、いらねぇ。言ったろ、連む気などねぇ。俺のひみつきちから出てけ」

「ほう、良いねぇ秘密基地!ロマンだねぇ!」

ハハハ、キバ先輩のキャッスルドランとか、ダブル先輩達のガレージとか、フォーゼ先輩のラビットハッチ、ドライブ先輩のドライブピット、エグゼイド先輩のCR、ビルド先輩の地下秘密基地なんかが脳裏に浮かぶ。

「“個性”を伸ばすとか張り切っちゃってさ・・・気味悪い。そんなにひけらかしたいかよ、“()”を」

「・・・調べたんだけどな・・・ウォーターホースだろ?君の両親さ」

「ッ!マンダレイか!?」

「まぁ、ちょいとばかしな。事件自体は、良く知ってたからよ・・・」

洸汰は左足を引き、ギリッとこっちを睨みつけてきた。この年にしちゃ、中々の殺気だ。

「皆、みーんなイカレてるよ・・・馬鹿みたいにヒーローとか(ヴィラン)とか言っちゃって殺し合って・・・結局力をひけらかしてるからそうなるんだよバーカ・・・大体お前もだ。あんな痛いことを自分からやっちゃってさ、お前が一番頭おかしいんじゃねぇのか」

成る程ねぇ、この超人社会そのものが嫌いか・・・それに、俺の頭がおかしいってのはしっかり当たってるな。

「確かに、最近のヒーローはおかしな奴らばっかりだ」

「・・・は?」

意外だろうな。まぁ俺自身、洸汰に共感できる事が多いからな。

「昔のヒーローは良かったよ。自分の欲に溺れて個性を振り回す(ヴィラン)を、自己満足で倒していた。だがそれに金が絡むと、ドンドンおかしくなってきたんだよな。確かに君の言う通り、今は力をひけらかしたいだけの奴で溢れてやがる」

「だったら「だが」っ!」

 

─ドゴンッ─

 

俺は背中に触れる地面を肘で打ち、その勢いで立ち上がった。そして、洸汰の顔に目線を合わせる。

「少なくとも、この狂い切った俺がヒーローを目指す理由は違う」

「はぁ?」

俺は拳を握り締めた。脳裏に浮かぶのは、あの忌々しき出来事・・・

「知ってるからだよ。救える力があるのに、もうちょっと、あとちょっとっていう所で手が届かなくて、目の前の(ヒカリ)が消し去られる・・・その時の、あの絶望感を・・・アレは、どんな出来事でも拭えない。そしてまた救えなければ、最初とは比べ物にならない程の後悔が襲いかかってくる・・・その内、その後悔で心を雁字搦めに縛られて・・・身動き一つとれなくなっちまうんだ・・・それが嫌だから、俺は手を伸ばす!」

映司先輩と、理屈は全く同じだ。と言うか、ほぼ同じ経験をしているからな、俺・・・

「どれだけ強い奴も、偉い奴も・・・オールマイトだって、過去においてきた悔しさには、絶対に勝てない。それに比べれば、身体の物理的な痛みなんて高が知れてるのさ・・・届く手を伸ばすのが遅れれば、待っているのは死ぬ程の後悔だ。それが嫌だから、手を伸ばし続ける・・・そんな奴もいるって事を、せめて頭の片隅に置いといてくれると・・・俺、嬉しいな。

ハイ!鬱陶しい話はお終い!ご静聴ありがとうございました・・・じゃあね」

俺は少し助走を付け、木の上を伝って皆の元に戻った。

「・・・何だよ、チクショウッ!」

さぁ、存分に悩んでくれ、少年よ・・・

 

─────

────

───

──

 

(NOサイド)

 

─ザアァ・・・─

 

ワイプシの私有地の外れ。そこは本来、立ち入り禁止区域だった。だが、今ココにいる者達には、道端の石ころ程の事も無い。

「疼く・・・疼くぞ・・・早く行こうぜ!」

マントと仮面で全身を隠した巨漢が、辛抱たまらんと言った様子で口を開いた。その言葉には、あからさまな狂気が滲んでいた。

「まだ尚早。それに、派手なことはしなくて良いって言ってなかった?」

学ランにガスマスクを装着した少年が咎めるように言う。

「あぁ、急にボス面始めやがってな・・・今回は、あくまで狼煙だ」

次に口を開いたのが、恐らくリーダー格であろう男。全身が継ぎ接ぎだらけで、その目はギラギラと怪しい光を湛えている。

 

「虚に塗れた英雄達が地に堕ちる・・・その輝かしい未来の為のな・・・」

 

「て言うか、コレ嫌!可愛くないです!」

自分にあてがわれた装備に文句を言う女子高生と思わしき少女。造形が気に入らないらしい。

「裏のデザイナー・開発者が設計したんでしょ。見た目はともかく、理に適ってる筈だよ」

「そんな事聞いてないです!可愛くないって話です!」

ガスマスクの言う事を一刀両断する女子高生。そうとう気に入らないようだ。

「どうでも良いから早くやらせろ!ワクワクが止まんねぇよ!」

マントから左手を出し、ゴキゴキと関節を鳴らすマスク巨漢。その手の甲には、回路基盤のような特徴的なタトゥー・・・()()()()()()()()()()()()が彫り込まれていた。

「黙ってろイカレ野郎共。まだだ・・・結構は・・・10人全員、揃ってからだ」

「お待た~」

仕事(ひおほ)・・・仕事(ひおほ)ォ~・・・」

「・・・」

その4人に、更に3人のメンバーが合流する。

 

──ロン毛・グラサン・たらこ唇の、あからさまにオネェなマッチョ──

 

──全身を拘束衣で縛られ、歯茎を剥き出しにした男──

 

──ステインのような布マスクを付け、大剣を担いだ蜥蜴のような男──

 

その中の拘束衣の男の舌と蜥蜴男の目元にもまた、生体コネクタが刻印されていた。

「口だけのチンピラを幾ら集めようが、ただただリスクが増えるだけ・・・やるなら、()()()()な少数精鋭・・・」

ここでの経験とは、殺人経験の事だろう。

 

「まずは思い知らせろ・・・」

 

狂気を孕む脅威は───

 

「テメェ等の平穏が───」

 

着実に───

 

「───俺達の、掌の上だと言う事を・・・」

 

───すぐそこまで、迫っていた・・・

 

 

・・・to be continued・・・




「うっへ~不穏・・・」
『だろう?さぁ、ここからが本番よ!』
「敵の部隊にドーパント3人かよ」
『あぁ、まぁソイツ等の人物像でメモリは大体判るだろ。あ、ネタバレ厳禁で頼みますよ!』
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