また新しいの書いちゃいました!
一番書きたかったから自分なりに張り切りました!!
感想お待ちしておりま~す♪
「…………ここは………?」
この少年の名は
そんな彼が今は地面に倒れていた。彼自身、何故そうなったのかは分からず、今は頭の上に?が数個浮かび上がるほどに混乱している。
「………なんなんだ?俺は部屋で寝ていたはずなのに、何でこんなところに………というか、ここはどこ何だ……?」
辺りを見てみると、瓦礫が散在し、建物は崩壊していた。近くに人がいる気配もあまり感じられなく、士はここが何かがあったということを悟る。
「新手のエイプリルフールか?……それにしては手が込んでるな………いや、そんな事あるわけ無いか………」
士は気休めのジョークを言うも、そんなものではこの異常なまでの混乱を誤魔化すことはできなかった。
「……まあ、こんなことは何回か経験してるし、とりあえず人を探すか」
士は立ち上がり、取り敢えず人を見つけるために探索を始めた。
「…………おーい、誰かいないか?……おーい、おーい!」
士は大声で呼び掛けるも、返事が返ってくることは一度もなかった。
「本当に誰もいないのか……?(………ここが一種の特異点だとしても、人の影も生き物すらも見られないのはさすがにおかしい)………絶対に何かがあるはずだ………ここには」
………キィャァ
「ん……………?、気のせいか」
士は何か変な声がしたと思い顔を向けるが、そこには怪しいものは見られず、勘違いだと思いその場を後とする。
………グガルァ……
フッフッフ………
「…………こんだけ探索しても全然見つからない。今回は何やら面倒なとこにとばされたらしいな…………」
士はそう言い腰を地面に降ろし座る。二時間程捜索してもやはり人の姿を見ることができなかった。捜索の移動ではなく、人が見つからない焦りが士の心身を疲れさせていったのだ。
「………いったいどうすれば……………」
士はそう言い手を地面に着ける。…………が、その手には固く平たい地面の感触ではなく、何か、固形の物のような感触があった。
「…………?」
そこには、黒と白のカラーリングをしたケース、そして、中央に大きい円の模様がある、まるでカメラのようなものがあった。
「何だこれ?…………玩具?結構格好いい見た目してるな…………」
士は物珍しそうにそれに手を出した。
………俺は………世界………の………………破壊者だ…………………
「!?」
それに触れた瞬間、士の頭に恐ろしく、そして重い声が流れた。その声はまるで、死者の怨念のようなもので、恐怖が全身に広がる程の黒い言葉だった。
「…………世界の………破壊者………!?」
士は突如頭に流れた不気味な声に、驚きの声すらも上がらなかった。
「まさか、魔神柱…………!?」
士はこの声の正体は魔神柱の生き残りだと考えた。
「まさか魔神柱の生き残りがまだいたなんて……………」
「いえ、魔神柱では………ありませんよ」
「!!?」
その時、声が聞こえた。だが、その声は先ほどの不気味な声ではなかった。
「………誰なんだあんたは?」
「…………………」
「人の質問には答えるのが普通だろ」
「…………そうですね…………ナノと申します」
その男はナノと名乗った。
「変わった名前だな」
「はい。今付けましたからね」
「今付けたのかよ!?」
「別に名乗る名などありませんから…………」
「………ところで、ここは何なんだ?何で辺りがこんな光景になっている………何故人が一人もいないんだ?」
「それは…………あれを見れば分かります」
そう言うとナノは目の前にある巨大なビルに顔を向け、指を指した。
「あれがどうしたんだ?」
士がナノの指指したビルを見る。……………その時、巨大なビルが、崩壊していった。だが、その崩壊は、崩れ落ちるようには見えなかった。まるで、消滅していくように崩れていったのだ。
「何だよあれ…………!?」
「簡潔に説明します。……………この世界はすでに崩壊したのです」
「崩………壊………!?」
「ええ、この世界は元の形を保てなくなり、崩れていきました。……………そのせいで、ここの世界に栄えた人類とその文明は一瞬で消え去りました」
「何でそんなことが起きたんだ?」
「………複数の世界」
「へ?」
「世界は一つだけではありません」
「おい、一体何を言ってんだ?」
「世界は一つだけでなく、いくつもの違った世界が存在しています」
士はいきなりのこの言葉により、話についていけてない。だが、ナノはこれを無視してそのまま話を進めていく。
「それぞれの世界は人だけでなく、文明、考え方全てが違います。ですが今、そんな世界は融合し始めています」
「融合………?」
「この世界もその一つです。……………他の世界と融合したこの世界は、その世界の文明に打ち負け、滅びました。ここだけではない、他の世界でもこのような事が起こっています。……………貴方の世界でも次期に起こるでしょう」
「………!?、どうすればいいんだ…………どうすれば止められる………?」
「それを使うのです…………ディケイド」
そう言いナノは士が持っているそれに目を向けた。
「………これ?ていうか、ディケイドって何なんだ?」
「そのベルトとバックルを使って…………貴方が世界を救うのです……………使い方は、それが教えてくれるでしょう………」
「おい!…………」
ナノは士の声に振り向くこと無く、消えていった。
「俺が…………世界を………救う……?」
士は“ディケイドライバー”を見ながら、ナノの言った言葉への疑問に駆られた。
「これを使ってどうしろと言うんだ………?一体どんなことをこいつは教えてくれるんだ?」
『キリィィィィィ!!』
「なっ!?」
士にいきなり、何かが襲ってきた。そいつはまるで、地球の虫のようなグロテスクな見た目をしていた。
「…………ワーム………?」
士の口からワームという言葉が出た。それは、あの怪物の名であった。
「何でだ?何で俺はあいつを知ってるんだ!?」
『ギィァァァ!!』
『グウァァァ!!』
また、士に怪物が襲いかかってきた。だが、その二体の怪物は先ほどのワームとは姿が違い、その二体も姿が異なっていた。
「………ミラーモンスター………それにオルフェノク………こいつらの名前も何故分かるんだ?」
『ギィァァァ!!』『グウァァァ!!』
ミラーモンスターとオルフェノクは再び士に襲いかかる。
「危ねぇ!」
士は二体の攻撃を避けるも、状況は一対三、それは士が逃げ切るには絶望的な状況であった。
「こんなところで………一体これでどうすれば…………」
(そのベルトとバックルを使って……………)
「………ベルトか………ベルトなら………」
士はナノのベルトという言葉を思いだし、ディケイドライバーを腰周りにかざす。
すると、ディケイドライバーは士の腰に巻き付き、装着された。
「よし!」
『キリィィィィ!』
「おっと……」
士はワームの攻撃を後ろに下がり避けた。
「………あとは教えてくれよ……………ディケイド!」
士はバックルからディケイドのカードを取り出す。そしてそれを前にかざす。
「変身!」
【カメンライド ディケイド!!】
カードをディケイドライバーに挿入すると、士の体はピンクと黒を併せ持った装甲に纏われ、瞳の色は綺麗な玉虫色に変化した。
「成る程……………大体分かった」
そう言い士は怪人に向かって歩いていく。
『キリィィィィィ!!』
ワームは士に襲いかかり攻撃した。が、士はこれを難なく腕で防ぎワームに拳の一撃を与える。
「…………ったく、三対一はやっぱ卑怯だろ…………まあ、俺には関係ないがな!」
士はカードが入ったバックル、ライドブッカーの刃を出しソードモードへと変えた。
「…はあッ!」
士のライドブッカーの斬撃でオルフェノクとミラーモンスターが怯む。だが、背後からワームが攻撃を仕掛けてきた。だがワームは高速移動で動きは愚か姿さえ見えない。
「……………これか」
士はライドブッカーから新たにカードを取り出した。
【カメンライド カブト!!】
士が新たにカブトのカードをディケイドライバーに挿入すると、ピンクの装甲からメタリックな赤の装甲へ変わっていく。それだけではなく、瞳の色は青色に変わり、額にカブトムシの角のような部位が装着された。
「今に追いつくぞ」
【アタックライド クロックアップ!!】
士はさっきまで入れていたのとは違うカードを使い、ワームと同様に高速移動をする。
『キリィィィィ!!?』
「待たせたな……!」
士はワームと同じ速度、同じ次元に立ち、ワームにライドブッカーの刃の連撃がハイる。
『キリィ……ィ……ィ……』
ワームは士の攻撃に耐えきれず爆発。ワームは撃破され、それと同時にクロックアップが解け、カブトのカードが強制排出されると、カブトの絵柄が消滅した。
「どうなってるんだ…………?」
『グウァァァ!!』
だが間髪いれず、次はオルフェノクが襲いかかってくる。
「考え事してる時に邪魔するな!」
【カメンライド ファイズ!!】
次はファイズのカードを挿入した。士の体は銀と黒、そしてその間に赤い線が通った装甲に纏われ、瞳の色が黄色へと変化した。
【アタックライド オートバジン!!】
そのカードを挿入すると、バイク型ロボット、オートバジンが現れた。士はライドブッカーをガンモードに変え、オルフェノクに向かって撃った。それに続きオートバジンもオルフェノクに弾丸を乱射。
『オアア………ァ……』
攻撃に耐えられなくなったオルフェノクは白い灰となって消滅し、撃破された。また、それと同時に今度はファイズのカードの絵柄が消滅した。
「また………!?」
『ギィァァァ!!』
今度はミラーモンスターが士に襲いかかる。
「こいつで終わりか………」
【カメンライド リュウキ!!】
今度は龍騎のカードを挿入した。士の体は赤の上に銀の装甲が纏われ、瞳の色は銀色に変化した。
【アタックライド ストライクベント!!】
そのカードを挿入すると、右手に火炎攻撃ができる赤い龍の頭のような武器が装着された。士はそれをミラーモンスターに向け、火炎玉を発射。ミラーモンスターはその火炎玉を受け、跡形もなく爆散した。
そして同じく、龍騎のカードの絵柄が消滅し、士の変身が解除された。
そしてすぐ、士はライドブッカーの中のカードを取り出した。
「…………この3枚だけじゃない、他のカードの絵も消えている…………!?」
士の言うとおり、先程使ったカードだけではなく、使っていない他のカードまでもが絵柄が消滅していたのだ。
「ディケイド………………何で俺が…………」
どうでしたかー?
面白かったですか?
面白くなくてもこう言えばいい
「ディケイドに物語はありません」