ほんと、色々色々ありました。テストとか色々。
ほんとね。
というか、そろそろ3周年ですね。
色々ありますよ今年の夏は。
とりあえず、それじゃどうぞです。
「...なるほどな。龍馬、どうやらこの案件うちだけで回すのは少しばかり重いぞ」
アンデルセンが龍馬に見せたタブレット端末を覗き見する我らが軍師。じゃない我らが顧問弁護士、諸葛孔明。
「だろうね、僕も同意見だ。出来れば、上の人と...ついでに臨港の方にも根回しをしておくべきだ」
「ちっ、面倒な仕事になりそうだな。えぇい俺は必要以上には働かんぞ!!絶対にな!!」
孔明の提案に頷き色々考える龍馬に、自分で記事を見つけて持ってきたことを今更悔やみ始めるアンデルセン。
そして、殺人云々辺りから話の流れが若干わからなくなってきた頼光・鈴鹿親子。
反応、は違えど全員が全員。『あぁ、これは面倒かつきな臭い』という結論に至る。
「つまりどういう事だし?私とママにもわかりやすく説明しろし」
男3人でぶつくさ話し始める龍馬たちに、謎の疎外感を覚えた鈴鹿ちゃん、キレ気味に勢い任せて龍馬の胸ぐらを掴まんばかりに身を乗り出し捲し立て始める。
「ちょっと待って!落ち着いて、説明するからさ」
JKに詰め寄られて、捲し立てられる大の大人な龍馬。諭すように鈴鹿を宥めて説明をしていく。
「はぁ?私の熱烈なファン...ストーカーが実は殺人犯かもしれないってわけ?チョー怖いんですけど」
怖い、という割にはあまり恐れを含んでいない『チョー怖いんですけど』を言い放つ鈴鹿に、苦笑いな男3人。
「...こいつの脳をお花畑と言ったがそれより..酷い。筆舌に尽くし難いな」
「同感だ。楽観的と言えばいいのか。はたまたただのバカか。狙われているかもしれないと言われてここまでのほほんと出来るのはある種の才能だな」
「...とりあえずは、上の柳生組と臨港に話をつけて見回りを増やしてもらうのと...用心棒を依頼するべきだな」
「なんか...感じ悪いんですけど...ていうか、まだ可能性の話っしょ?大丈夫だって、どうせ私の熱烈なファンかプロダクションのスカウトに違いないし!」
一体全体どっから湧いてくるのか、さっぱり皆目見当もつかない鈴鹿の自信と明るさに面食らう男3人と、微笑む母。
こんな時でも動じない辺り、母は強しという言葉がピッタリなオカンはいない。
「そうだといいがな。兎にも角にも、今は可能性がある時点で問題だ。我々のいうストーカーが、実は君のファンだったとしてもだ」
男三人衆で一番最初に口を開いたのは、以外にも孔明だった。
飽きれた、と言うかなんというか心配しているような、していないような。さりとて無下に扱っているわけでもない感じを醸し出す孔明と、それでもなおストーカーではないと言い張る鈴鹿、まさに一触即発、点火すればボカンと行きかねない雰囲気。
「危険がある。という点では同じだからね。とりあえず今日は帰る道中と、家の周りを警備させよう」
「おい竜馬、この前導入した最新型の小型ドローンも使わせろ。アレが一番状況判断に使える。それと、小型無線もな」
剣呑な雰囲気に包まれた2人に割って入る龍馬と、面倒くさそうにそれを躱しとっとと自分の仕事を始めようとするアンデルセン。
「まぁ...イイんですけど...ちょっと怖いのはホントだし。でも、さかもっちゃん達が守ってくれるんでしょ?ならノープロブレムだし!」
先に気の抜けた鈴鹿が、不貞腐れたように小さく頬を膨らませながらも腰を下ろす。
自分より先に鈴鹿が引いたのが、何となく悔しかったのか孔明も地味に不貞腐れている。
まぁ、お互い様ではある気もするのだが、大人気ない?
「僕達は調べたりしなきゃいけないからね。実際に守るのは上の階の...柳生組の人だ」
「妥当な判断だな。が、アレだぞ?俺が言うのもなんだがあそこの連中も十分異常だ。あまり好ましくないと言うか正直有り得ないと思うがな」
「柳生組?てっ、ヤクザ?!有り得ないし!私は純白のカタギだし。シャバの空気に慣れたガキのお守りなんてしたくないと思うし!」
『柳生組』というか『組』という所に過剰反応したらしい鈴鹿は、両手を振り回して拒否り始める。
「そんな、ヤのつく人だなんて危なくて頼れませんわ。こちらの事務所の人でお願いしますね」
「「まあ、当然の反応だな(ろうな)」」
今まで聞くだけだったのだが、流石にそればっかりは聞き捨てならないらしく。いや、まぁヤクザに護ってもらうというのを聞き流せるやつは早々いないから当然といえば当然なのだが。
まぁとにもかくにも、話に入り込んできた母の頼光の言い分はもちろんだ。
その事はアンデルセン、孔明も理解してる。龍馬も理解して入るがもう口に出す程じゃない。
「ヤクザって訳じゃないんだよ、まぁ...そう見えなくともないけれどね」
「安心しろ...と言うにはあの連中些か物騒だがな。まぁ味方につけるぶんには十分すぎる戦力だろう」
「...ま、流石に探偵事務所の上にヤクザの事務所は有り得ないし。OK、そんじゃ護衛?用心棒?はその人達に頼むし」
龍馬と孔明の必死のフォロー...と言えるもので、どうにか誤解...と言っていいものかソレを解く。
「それじゃあ、とりあえず上に話をつけに行こう。アンデルセンさんと、孔明君はとりあえず此処で待っててくれ。以蔵さんが来たら話、しといて上げてくれるかい?」
「了解した。私はこれまでの事件のことを改めて調べ直しておこう」
「ハッ、仕方ない。俺も手伝おう。言っておくが肉体労働はしないからな!」
龍馬は鈴鹿親子を連れて上のヤクザ...ゲフンゲフン上の柳生組に。
アンデルセンと孔明は、事件の情報を洗いざらい調べ直しに。
そんな具合で動き出すのだった。
次回は柳生組のメンツと以蔵は次回辺りから出てきます。
臨港のメンツも出てきます。