漆黒の英雄モモン様は王国の英雄なんです! (通称:モモです!)   作:疑似ほにょぺにょこ

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5章 ナザリック 善意の会談編-7

「戻ってきてからのラナーの様子がおかしい、ですって?」

「はい──」

 

 ラナー様がアインズ・ウール・ゴウンに朝から呼ばれ、帰ってこられたのがつい先ほど。今いる場所が地下深くであるがゆえに太陽の位置は見えないが、部屋に添えつけてある巨大な柱時計を信じるならば、およそ半日以上も会談を続けられたことになる。大まかなことは行く前に聞いていたのだが、やはりなかなか上手くいかなかったのかもしれない。

 どちらかというと気落ちしている感じよりも、沢山の事を考察している感じがするため、全くダメだったわけではないと思いたい。騎士であり、あまり頭がよくない私は政治の事は全く分からないので悩んだ末、ラキュース様に相談することにしたのだった。

 

「早ければ夕食後。遅くてもリ・エスティーゼ王国に帰るまでに内容を教えてはくれると思うけれど──あのラナーですら想定外だった事が起きたのかもしれないわね」

「想定外──ですか」

 

 ラナー様はとても聡明な方である。あまり表沙汰にはされてはいないものの、ラナー様の深謀は王宮でも一目置かれるほど。あのバハルス帝国の皇帝ですら重く見るとさえ聞いている。それほどの方なのに、想定外の事が起きたということは──

 

「アインズ・ウール・ゴウンというものは、それ程の深謀の持ち主ということなのでしょうか」

「うーん、ラナーほどの存在がそうほいほい居て堪るかって思うけれど。そもそも彼──って彼でいいのよね。彼は人間ですらないもの。上位のドラゴンは人をはるかに凌駕する知恵を持つと言われているわ。上位のアンデッドである彼がそうであってもおかしくはないかもしれないわね」

 

 ラナー様ほどではないにしても、アダマンタイト級冒険者チームである蒼の薔薇のリーダーをなされているラキュース様もかなりの智謀の持ち主だ。その彼女にそう言わしめるアインズ・ウール・ゴウンとは一体どれほどのものなのだろうか。

 

「ラナー様!もう、よろしいのですか?」

 

 私たちが頭を悩ませていたころ。いつになく──いや、いつも以上に儚い感じのするラナー様が奥の寝室から出てこられた。やはり余程お疲れなのだろう。しかし少しふら付いてはいるものの、その瞳の意思はとても力強い。

 

「大丈夫よ、クライム。今話しておかなければ──そして皆に知恵を貸してもらいたいと思っているの」

「皆様の、ですか?」

 

 ラナー様の手を取り支えると、まるでそのまま消えてしまいそうなほどに軽く感じてしまう。それでもなおしっかりと立たれたラナー様は『貴方も、よ』と、私に笑みを向けてくださっていた。

 

 

 

 

 

「役に立ちそうにない私たちにまで知恵を借りたいなんて、随分穏やかじゃないわね」

 

 クライムに連れられ、何とか椅子に座り一息。私が思ったよりも随分疲れているようだ。ここまで疲れたのは初めてかもしれない。でも今聞かねば取り返しのつかないことになるかもしれない。そう私の勘は言っている。だから、疲れたからと休むわけにはいかない。

 

「まず、ありのままを話すわ。アインズ様との話を」

 

 ラキュースに会談の内容をまとめたメモを渡し、先ほどの会談の内容を簡潔にまとめながら話していく。遥か昔から存在する者だと認知したこと。そしてそれを前提にここナザリック周辺からエ・ランテルの街辺りまでをアインズ様の直轄領とすること。そしてそれにあたり、アインズ様に伯爵の爵位を与えること。これにより、アインズ様はアインズ・ウール・ゴウン辺境伯になること。

 

「──よく殺されなかったな」

「流石に命までは、と思って居ました。けれど、まるで私がそう言うことを最初から分かっていたかの様にそのまま受諾されました」

 

 これだけの財と武力を持っている相手に『配下に成れ』と言ったも同然なのだ。それは同時にリ・エスティーゼ王国の方が絶対的に上であるということを認めさせる意味もある。これは父──国王に出された条件の一つだった。普通に考えればあり得ない話。だからまず無理やりねじ込まれたこれを拒否させて、と考えていたのに。ものの見事に外されたのである。

 

「アインズ様が伯爵を受領した理由はどう思いますか?」

「うーん、普通に考えたらあり得ないわね。バハルス帝国の皇帝に『うちの伯爵になってね』って言っているようなものだもの」

「えぇ、そうです。だから何かしらの意味が含まれている筈なのに──」

「あまりにも突拍子すぎて読めない、か。しかし簡単なことだろう」

 

 簡単なこと。そう言ったのはイビルアイ様だった。それは到底人間では考えつかないこと。

 

「人の尺度で考えるから詰まるんだ。無限の時を生きるアンデッドだぞ。それが求めるものとしてあるとすれば、恐らく国だろう。今はナザリック地下大墳墓というダンジョンの主に過ぎない。ナザリック魔導王国は既に滅びているからな」

「まさか──乗っ取りですか」

「そんな生易しい物じゃない。少しづつ時間をかけてナザリック周辺を豊かにしつつ、王国の国力を弱めていく。最終的には王国としての体制もとることすら出来ないまま、滅ぼされることすらなく自然消滅。そのころに生きる人に残るのはナザリックという巨大な土地を持つほぼ『国としての体裁を持つ地』さ。無限に生きる者にとって数百年なんて長い時じゃないからな」

「国民に敵意すら持たせることなく、少しづつ吸収していく──」

 

 ぞわりと身体が震える。それを行うのに一体どれだけの時が必要なのだろうか。少なくとも今生きる人は誰も生き残っていないだろう。

 広大で肥沃な土地はあるものの、決して強国ではないリ・エスティーゼ王国は吸収するには格好の存在という事なのか。

 

「アンデッドは無限に時が止まっているも同じ。だから基本理念はな、大概生前の延長なんだ。遥か昔、上位のヴァンパイアが言った言葉だがね」

 

 イビルアイ様の言葉通りだとするならば、アインズ様が求めるのはナザリック魔導王国の復興。そのために必要なのは生者としての立場。

 

「おおかた姫様の考えじゃなく、王様辺りが無理やりねじ込んできた案件だろう。だったら翻しようがない。決して抜け出せぬ底なし沼へと向かう道だとしてもな」

 

 だから。だからなのか。圧倒的に下であろう私たちをこんなにも歓待しているのは。諸手を上げて喜んでいるから。締結してしまえば、たとえ遥か未来の事だとしても我が国が滅ぶことが必定となるから。

 

「──だけど、一つ上手くいったことがある」

「えっ」

 

 何かあっただろうか、と逡巡するも思いつかない。何度も先ほどの会談を思い出しても、一手となることがあったのだろうか。

 

「姫様、今──『アインズ様』って呼んでいるだろう。つまりは、少なからずアインズ・ウール・ゴウンと友好を結んだのだろう」

「あ、はい。友達になりませんか、と──ただこれは──そうですか、そういう意味でとれるんですね」

 

 友達になりたいと言ったのは、辺境伯という国に従属する立場にするのを緩和するために行った私なりの最大の譲歩だった。けれど、イビルアイ様の話の流れからするならば意味合いは違ってくる。簡単に言うなら、王家ではなく『私』の血が絶えさえしなければアインズ様は私と──子々孫々と友好関係を築いていける可能性があるわけである。

 

「そういうことだ。姫様には本気で女王になってもらう必要が出てきたな」

 

 しかしそうなると、なぜアインズ様は私に女王になるようにと勧めたのだろうか。単に復興を望むならリ・エスティーゼ王国は邪魔なはずだ。いや、逆に考えてみるとどうだろうか。私が女王にならねばならぬ理由があるとしたら──?

 

「王国の中に食い込めたのが余程うれしかったのかしら。書いてあるままに受け取るなら、本当に善意の塊ね」

「やはり、そう思いますか──」

 

 鉱山開発や農業など辛く単純な力仕事をアンデッドに取り換えて、人はそれを監督するだけにする。そのレンタル料たるや、安すぎである。

 

「本当にこの値段で卸すつもりなら、平民──いや、あまり金のない末端の農村ですら一家に一体常備できるわね」

「単純作業だけでなく、特定の命令を入れることで警備や護衛もできるそうです。義勇兵や農兵のような、通常戦働きをしていない人たちの命を無駄に散らすこともなくなります」

 

 辛く安い仕事、危険な仕事はアンデッドに任せて他の仕事を人がすればいい。それならば無理矢理安い賃金で働かされて貧困に喘ぐ人も減ってくるだろう。街道の整備など遅れ続けている公共事業も一気に解決するだろう。本当に国にとっていいことしかない。

 

「余程ラナーの事が気に入った、ということなのかしら。貸し出す条件として他国に渡さないことというのもあるみたいだし」

 

 気に入られたからなのか。友好を結べたからなのか。なぜそこまで好かれているのか全く理解できない。だから怖い。だからこそ、怖いのだ。

 イビルアイ様は動かない。だって、少なくとも私が──私たちが生きている間に大きい変化はないだろうと思って居るだろうから。

 でも、何か引っかかる。この善意の会談には何かがある。そう、言うなれば

 

「地獄への道は、善意で舗装されている──」

 

 そう、思えてならなかった。

 

 

 

 

 

「全く、素晴らしいです、アインズ様!」

 

 上手くできたか心配になってアルベドと話をしようと執務室に向かおうとしたとき、丁度デミウルゴスが返って来てくれたのだ。流石デミウルゴス。いてほしい時に居てくれるという、まさに配下の鑑というべき存在である。

 そこで二人を連れて執務室へと入り、今日あった会談の話をしたわけである。これから一緒に頑張っていこうね!と、善意を全力全開で行った会談の話を。

 さすがにやりすぎたか、とも思って居た。彼女の提示したものを唯々諾々と、ではないもののほぼ全て受け入れたのだから。

 しかし返ってきたのはデミウルゴスの盛大な拍手だった。きょとんとした顔でデミウルゴスを見ているアルベド可愛い──じゃなくて、本気で同意するぞ。しかしそれを表に見せるわけにはいかない。

 

「ほう、私の意図を読み取ったか。流石はデミウルゴスだな」

「いえいえ、とんでもない。人間たちを容易く手玉に取るその深謀。その手腕。本当に感動すら覚えます」

 

 一体何があったのだろうか。教えて、でみえもん!って言えるわけもなく。

 

「アルベドはまだ理解していないようだな。デミウルゴス、説明することを許す。アルベドに教えてやるのだ」

「はい、アインズ様」

 

 こうやってよくわかっていないアルベドをだしにして、デミウルゴスに説明を受ける。情けない上司も居たものである。

 

「まず、伯爵という地位ですが──」

「アインズ様が、人間の定めたそんな低い地位になるなどあり得ません!」

「落ち着けアルベド。理由があるのだ。そうだな、デミウルゴス」

 

 あるんだよね、教えてデミウルゴス!と、言外に伝える。悲しい上司。もう少し有能になりたいものだ。

 

「はい。まず、そのためには人間の爵位について説明せねばなりませんが──簡潔に言いますと、王家と公爵家と侯爵家は基本的にその国の血縁──縁者となります。血の繋がりのない最高位の爵位は伯爵家となり、アインズ様に爵位を与えるならば伯爵家が最高位となるわけですね」

「そうだとしても──いえ、それならば王家がアインズ様に王位を渡すべき──」

「落ち着け、アルベド」

 

 普段は頭いいのに、俺の事が絡むと妙にへっぽこになる気がする。これも俺が『あれ』を書き換えた弊害なのだろうか。

 少し憮然としながらも黙るアルベドに少し笑みを浮かべたデミウルゴスはそのまま続けて話していく。

 

「この伯爵をアインズ様が受けることにより、リ・エスティーゼ王国での力関係は一気に崩れました。土地の広さから言ってもアインズ様は実質侯爵家と同等となり、周囲の貴族たちは辺境伯ではなく辺境『侯』と見做すでしょう。そして決め手となるのが、ラナー姫との友好関係ですね。これによって国王は伯爵という配下の立ち位置にあるはずのアインズ様を自由に動かせなくなります」

 

 そうか。土地が広すぎて立場上伯爵なのに『実質』侯爵になってしまうのか。しかもラナーと友達になったものだから、そのあたりの貴族と同等に扱うこともできないわけだ。もしかしてラナーはこの辺りを想定してくれていたのだろうか。流石ラナーである。今度からさすラナって言おうか。

 

「またアインズ様が想定なさっているであろう次の大戦。これにより国内外問わず、強大な力がアインズ様の元にあることが周知されます。しかし敵として認定することはできません。その時にはリ・エスティーゼ王国伯爵であり実質アインズ・ウール・ゴウン侯爵といっても良い立場になっているのですから」

 

 そう、そこだ。俺が最も欲しいと思った部分は。国としての後ろ盾があれば『此奴アンデッドだからやっていいんじゃね』とか短絡的に突撃してくる奴を止められるのである。もし来ても『お前、リ・エスティーゼ王国に喧嘩売るんか?ん?』と脅せる。国としても侵略行為なわけだから、うちだけでなく国としても兵を出さざるを得なくなる。つまり俺はリ・エスティーゼ王国という大きな防波堤を得ることになるのだ。

 

「さらに、さらに!アンデッドの輸出です。あれが特に素晴らしい!」

「おぉ、やはりデミウルゴスもそう思うか!」

 

 言うなれば現代のオートメーション──仕事の機械化をアンデッドで賄うという案である。これによってリ・エスティーゼ王国はさらに大きく──

 

「確かに補給なく無限に働き続けるアンデッドは良い労働力と人間は見るでしょう。ですがそれだけではない。アンデッドは消費しないのです。買い物をしない。買う必要がないから消費が生まれない。沢山アンデッドを利用すればするほど貧富の差が拡大し、王国の消費は停滞していくことでしょう。さらに、弱った王国を破壊行動を行う事無く一気に手に入れる布石にもなる。人間たちの信頼、国の弱体、そして侵略への下準備と私が考えるだけでも3つも利点があります」

「え、えぇー──」

 

 いやなにそれ。そんな恐ろしい事になるかもしれないのか。怖いなアンデッドワーカー。正しくご利用は計画的に、というやつである。上手くコントロールしないままにやっていけばそういうことになってしまうわけだ。気を付けないといけない。

 

「さらに、今回の会談によって各国が活発に動いております。あの双子にやらせているバハルス帝国、白金の竜王<プラチナム・ドラゴンロード>率いるアーグランド評議国、傾城傾国を利用した者が居るという情報のあるスレイン法国など──」

「まて、デミウルゴス。恐らくだがアーグランド評議国を指揮しているのは白金の竜王<プラチナム・ドラゴンロード>ではないぞ」

「それは真ですか!」

 

 本当である。モモンとして情報を集めた感じでは、皆が評議国だけが突出して強いと言っていた。最強の存在が居ると。

 

「世界最強と謳われる存在が居るとの情報を掴んでいる。恐らく白金の竜王<プラチナム・ドラゴンロード>はその尖兵だろう」

「──なるほど。人間からすれば強大と言える竜王を目立つ位置に置くことで、真なる存在を隠しているわけですね」

「うむ、どうやら私を──アインズ・ウール・ゴウンを危険視しているという話もある。恐らくだが、私に気取られぬ様に存在をひた隠しにしているのだろう」

「そうですか。でしたら最低でも超越せし竜王<ドラゴンーオーバーロード>クラスが──」

「最低でも一個大隊は居るだろう。この世界はあまりにも竜の姿が少なすぎるからな。固まっていると見た方が良い」

「となれば、それを統率する真龍<トゥルードラゴン>もしくは神龍<ノヴァドラゴン>クラス──」

「いや、八竜クラスは見ておけ。相手を下に見ても痛い目を見るだけだからな」

「は──八竜──世界の敵<ワールドエネミー>クラスですか。確かにこの世界ではまだ存在を確認していませんでした。確かにそう考えると辻褄が合います。この世界は不自然なくらい竜の姿を見ませんでしたから」

「うむ、今回の会談で国という保護を得られる事が決定している。そのため差し迫って戦う必要はないだろうがいずれ戦わねばならぬだろう。あちらの世界で何度も倒しているが故に攻略法は分かるが、たっち・みーさんやぶくぶく茶釜さん、ウルベルトさん等主戦力となっていた者たちが居ない。決して侮れる相手ではないと心しておくのだ」

「ははっ!!」

 

 こうしてはいられない、とデミウルゴスが足早に退出する。連絡が何かあったのではないかと思ったが、デミウルゴスの事だ。恐らくアルベドに送っているだろう。

 

「アインズ様──」

「うん、どうした。アルベド」

 

 先ほどから静かにしていたアルベドが、何か不安なことがあるのか沈痛の面持ちで口を開く。

 

「八竜が──世界の敵<ワールド・エネミー>が人間の味方をすることなどあり得るのでしょうか」

「いや、八竜全てが人間と友好というのはありえないだろう。故に白金の竜王<プラチナム・ドラゴンロード>が矢面に立って人間と上手くやっているのだろうな。恐らく人間との融和と唱える八竜の一体の配下と考えるのが妥当か」

 

 八竜は一体一体が強大な力を持つ。その力──いや、存在そのものが災厄と呼ばれるものが大半だ。例え本人が人間と仲良くしたいと思っても、近づくだけで死に至らしめる力は融和とはいかないだろう。恐らくは回復や強化に特化した一体だけが人間との融和を唱えていると見た方が妥当だろう。

 

「あっ──」

「案ずるな、アルベド。やりようは幾らでもある。私に任せればいい。ただ強いだけでは戦に勝てぬことを八竜に見せ──」

 

 シリアスな雰囲気。儚きアルベドの表情。それに飲まれたと言っていいだろう。思わず。そう、思わず俺はアルベドを抱きしめてしまったのだ。

 気が付けば天井と、ひっついているエイトエッジアサシンが見えた。すぐにアルベドが視界いっぱいに映る。押し倒されたのだと気付いた時には俺の束縛耐性を突き抜けて封じられ、身動き一つできない状態になっていた。

 

「申し訳ありません。アルベドに報告書を渡すのを忘れ──」

 

 カチャリとドアが開く。見えはしないがデミウルゴスが入ってきたのだろうことは分かった。声を上げようとした。助けてくれと。しかし、それは赦されなかった。

 

「ふむ──善き子を産むのですよ、アルベド」

「待てデミウルゴスー!!」

 

 まるで何もなかったかのようにデスクの上に書類を置いたデミウルゴスは、少しだけ嬉しそうにアルベドに声をかけて出て行ってしまったのだ。

 

「さぁ、アインズ様。もう誰も邪魔するものは居ませんわ、うふふふふ」

「アッー!」

 

 それから俺とアルベドの必死の攻防は、デミウルゴスと同じく報告書を持ってきたアウラたちに助けられるまで続くのだった。




長く──なってしまった──
人間側とナザリック側で前後編にしようかとも思いましたが、削りに削ってなんとか納めました。
それでも7500字超え──ぐぬぬ──

精進が足りませんね。頑張らねば。

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