覚られたら負けちゃうんだ。   作:芦田愛菜(67)

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謎テンションで続きました。文の構成もくそもないです。
ところでこんな二次小説をお気に入り登録する時間があるなら
美作昴でシコった方が有意義に時間を過ごせると思いますよ。


これが極星寮。

翌朝

 

 

「ん”お"い”し”い”い” い”い”い”い”い”い”い”い”………!!」

 

おっす!オラけ〇けろけ〇っぴ!そんでもって今食べてるのは田所ちゃんが作った筑前煮!旨すぎて漏らしちゃいそうだぞ☆

今すぐに田所ちゃんに愛してるのキッスをしたいんだけど出来上がってすぐに畑に行っちゃったからできないの☆

 

しかし田所ちゃんの料理はこんなに美味しいのになぁ……試験でE判定なのはなんでだろう。教師陣おつむ大丈夫かにゃー?

だって見てこれ、こんなにつやつやした筑前煮つくれるんだよ?いやそりゃ確かに今のレベルでこれからの一年間を生き残れるかって言われたら厳しいけど…。

 

でもこれから高1って人がこんなの作れるだけでやばいやんけ!

レンコンも筑前煮にあったやつ選べてるし、ゴボウも土臭さを減らして尚且つ香りは残してるし!あとは人参にえぐみが無いのも難しいよね!米が進むわ!んほぉ!

 

「ンッハッ……ホホォ……フッ、フッ…」

「………」

 

やべぇよ…米をかっこむ手が止められねえよ……ヌ!?なんだこの洗練された香ばしい香りは!?さては奴か!!

 

「ほらよ。筑前煮と米だけじゃ足りねえだろ。今朝熱燻したサバだ。」

「ファッ!?あ、ありがとう伊武崎君…それでは、いただきマッ!?」

 

アッ!箸で持った瞬間にわかったわ!旨い!……食べて確認した旨い!これ旨いな!

サバ本来の塩味に熱燻特有のやわらかさ!そしてこの香りのまろやかさは…

 

「ブナだね!!それもチップ!」

「うぉっ!?声でけえな……。正解だ。ナラと迷ったがサバと合わせたらくどくなりそうでな。実験してみた。てかよくわかったな、先輩」

「伊達に食戟で飯食っていってないってことだよ。……って実験!?それもしかすると失敗してたかもじゃないか!」

 

いや伊武崎君に限って失敗はないと思うけどね。しかしこりゃ…旨いな…。

ふむふむ。

 

「お嫁さんに来てくれないかい?」

「寝言は寝てから言ってくれ。」

「んひぃ!!!!!!だってこんなに美味しいご飯を出してくれるなんてもう、娶るしか…ってあれ?なんで味噌汁が…」

「んもう、あんなに大きな声で叫んでたら眠たくても起きちゃうじゃないですか…。黙ってそれ飲んでてくださいね?」

 

 

この声は…!

 

「涼子ちゃん!!!!!!!」

「静かにしないと日本酒飲んだことチクりますよ?」

「デュフフフwwwりょ、涼子たんwwwwそれ自分の首絞めてまつよww驚きしかないでおじゃりゅwww一旦味噌汁飲んで落ち着きまポォwwいただきま………」

 

あっ、ダメだ顔が緩まって…

 

ソノーマーマーデイーイー

 

「すごい顔してますよ」

「ンハァ!?」

 

う、旨い!いや不味いわけがないんだけどこりゃ旨い!麹パワーとか味噌パワーとかわからないけど心の底から温まってくるような……。

うまく言えないね!うまい!(職務放棄)

 

「んー…良い匂いがするなぁ……。」

「あ、おはよう慧。一緒にご飯食べない?熱燻サバに味噌汁つくったよ!」

「先輩が作ったみてぇに言うんじゃねぇ…!」

「あはは…。ん?薯蕷。このお皿は何だい?」

「ん?あぁ、それね。田所ちゃんの筑前煮が入ってたんだ。」

「入って『た』……それで?」

「僕が全部食べた」

「戦るかい?」

「アッハハハ!受けて立つよ」

「敗者は次に田所ちゃんが作ったメニューを勝者に譲る…でどうだい?」

「ん?……いいね!!つまり僕が食べる量が増えたってことじゃないか!!」

「ふふふっ、いつまでそう言ってられるのか見ものだね。」

「そういうのは一度でも僕に勝ってから言ってほしいなあ!!」

「………」

「………」

 

「「食戟だ」」

 

 

「相変わらず仲良いわねー」

「くっだんね…。」

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

ふぅ。すまない。朝はいつもあのテンションなんだ。美味しいご飯を食べられるから、しょうがないね。

え?慧との食戟はどうだったって?負けるわけないでしょ。

 

そのままグダグダと一日を過ごして夜になりました。お腹しゅいたよぉ……。

あっ、材料買ってくるの忘れてた!…しかたない、寮にあるやつでご飯作るか。

「ふみ緒さぁーん!飯作るから野菜とか使うy……!?」

 

え!?ふみ緒さんが男の子を襲ってる!?

 

「ん抱いてぇぇ”ぇ”ぇ”ぇ”!!」

「離せババァァァァァァアアア!!」

「逃げて少年ん”ん”ん”ん”ん”!!!」

 

すぐさまふみ緒さんを引きはがす。って力強いなふみ緒さん!?

 

「ふぅ……助かったぜ。危うく俺の初めてが奪われるとこだった。」

「初めてが婆さんとか最悪だね。間に合ってよかったよ。」

 

ふぬん……入寮試験かな。作った料理は…ダメだ。残ってるのは卵スープしかない。

んー……ふみ緒さんの飲みかけだけど一口くらいもらっちゃおうか。

 

 

ゴク…

 

 

ヌゥゥン!?なんだこの風味!鰹でも昆布でも煮干しでもない……この味の深さと奥にいる癖になる臭みは……

 

「スルメかい!?」

「おう!たまたま手持ちがあったんでな!」

 

だからってこんなに上手に出汁がとれるか…?相当スルメと仲いいなこの子。

 

「そのスルメ、まだ残ってるかい?」

「あぁ、まだまだあるけど……食べるか?」

「ありがとう。ちょっと夕飯に使いたくてね。」

 

そう言っていくらかスルメをもらう。

えっと……味付けはピーナッツバターで良いか。これ絶対美味いだろ。

 

「お!炙りゲソとピーナッツバターじゃねえか!」

「……試したことあるのかい?」

「おう!まずかったぜ!」

 

ぬうん!?やばいやばい!試したことあるのかよ!これ不味いってわかっちゃったじゃん!どうしよぉ……。

 

あっ!

 

「君、その時にこれを入れたかい?」

「それは……チューブ生姜?それを入れるだけで変わるのか?」

「はははっ!まあ食べてみたらわかるよ!」

 

やった!勝った!二年生完!

できるだけ旨いものを作るという自信あふれる姿で作る。

ここで不安が見えてしまっては終わりだ。

さて、生姜を入れて弱火で一分混ぜながら…。

 

「完成だよ!ささ、食べてみて。」

「生姜を入れただけでそこまで変わるのか……。

ん!?俺が作った時にはゲソの風味とピーナッツバターの甘味の不協和音だったのが、生姜を入れることで重なり合った!?

こんなの、こんなの手が止められるわけねぇ!」

「ご飯も食べるかい?」

「んぐっ!?お、大盛で頼む!」

「はいよ。」

 

男の子はゲソピー生姜を口に入れ、すぐに米をかっこむ。

よし。僕も食べようかな!

 

 

んー……美味しいには美味しいけど、やっぱりしっかりとしたご飯がいいなぁ。

今度はこの子と食戟してみようかなぁ…いや、得意料理がわかってからにしよう。

 

 

「ごちそうさま!」

「はい、お粗末さんです。」

 

そうしてご飯を食べ終わる。

あ、そういえば…。

 

「君、名前は?」

「あぁ、俺は幸平創真ってんだ!」

「幸平……あっ!田所ちゃんが言ってた宣戦布告のはちみつゲソ少年だ!」

「酷い言われ様だな!?んで、あんたは何て言うんだ?」

「んあー、僕の名前は柚崎薯蕷。よろしくね。」

「薯蕷…旨そうな名前だな!」

 

なんだそれ可愛いな幸平君。

あっ、ふみ緒さんがあの世から戻ってきた。

 

「ハッ!?危なかったよ…。おや、いつの間に戻ってきたんだい柚崎。」

「ついさっきです。それで、幸平君の結果は?」

「あぁ……。もちろんよろしい!入寮を認める!」

「まじか!」

 

そういうと幸平君は鉢巻を外して大声で言う。

 

「お粗末!!!!!!」

 

 

 

かっこいいんじゃぁ……。えっかっこよ…!

僕もこういう決め台詞決めようかな。

やめとこう。

決め台詞言えるような料理作れてないし。

 

「ほら、あんたの部屋は303号室だよ。」

「おぉ!よっしゃ!!」

 

幸平君はカギを受け取ってすぐ走り去る。若さってすごいね。

ちなみに僕の部屋は207号室。慧と伊武崎君の間だよ。目の保養力が半端ないね。

 

……あれ?待って。

 

「ふみ緒さん、幸平君にお風呂の話した?」

「えっ?あぁ……そういやしてないねぇ。まっ、大丈夫だろう。」

 

そうかなぁ…。吉野ちゃんあたりが入ってそうだけどね。鶏と鹿の足跡あるし。

さーて、きっともうすぐで歓迎会が行われるだろうから…

 

ふえぇぇぇぁぁぁああぁぁぁぁぁあ!?

 

 

あぁ、うん。田所ちゃんが入ってたね……。

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

ふみ緒さんとさっき来た慧の三人で歓迎会用の料理を作る。

といっても僕が作ってるのはポテトチップスだけど。寮で作ったじゃがいもだよ。

上品な料理もいいけどワイワイするときにはこういうのはかかせないよね。

さて、味見を……うんまっ!これみんなにあげるの勿体ないね。僕が全部食べちゃお。

 

とか言ってる間に青木君と佐藤君がやってくる。この二人は揚げ物が上手なんだよなぁ。

今度食べさせてもらおう。

てことでみんなで丸井君の部屋に持っていく。

 

「「とうちゃーーーーく!」」

 

部屋に着いて早々、慧は幸平君のもとに向かう。

 

「やあ、幸平創真君。ようこそ極星寮へ。歓迎するよ。」

 

うぉっ、慧が真面目モードだね。熊ベアエプロンだけど。

 

「僕は嬉しいよ!青春のひと時を分かち合う仲間が、また一人増えるんだからね!」

 

ありゃりゃ、これ長い奴だわ。先にポテチ置いとk「うままままままままままま!!!」

速攻で吉野ちゃんが飛びついてきた。食べる速度やばいね。

ポテチ貪る姿も可愛いとか卑怯じゃないかい?

ところで吉野ちゃんってすごいよね。僕なら育てた子に愛着持っちゃって料理できないよ…。

いや、料理するまでが愛かもしれないけどね。

 

「てか先輩、屋根裏伝って呼びに来るのだけはやめてくれませんか?」

「えっ?ダメかい…?じゃあ男子もコレ、使うかぁ…。」

 

そういって慧は謎管を見る。

寮生達はそれに対してごちゃごちゃ言ってるようだ。

まぁ、それでもまだましな方だよ。俺の方なんて気が付いたら部屋の壁に穴が開いててそこから誘われるんだから。

毎日覗いても来るしね。フラグが立ってるのかな???

 

「ささ、みんな!飲み物は持ったね!では、幸平創真君の前途に!

そして、極星寮に栄光に!乾杯!!」

 

「「「「乾杯!!」」」」

 

数分後

 

「なんだよこのお米のジュース!うんめえぇぇぇぇえ!!」

酔うの速いなおい!!いや、ジュースだから酔うとかないけど!!

そんなこんなで色々料理が増えていく。

食がッ!すすむねッ!

そうやって過ごしながら、時間が過ぎていく。

ふふふっ、これからの生活、楽しみだね!

 

 

 

 

ちなみに慧は裸エプロンになってました。

ふむん……いけるね。

 




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