インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto
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第104話 墓場と土産と恐怖の記憶

ワールドドーパントとオーズ プトティラが対峙する。

 

オーズは下に手を突き出すが、場所が校舎の屋上であることを思い出し、エクスターナルフィンを使い、場所を移動する。

ワールドドーパントもそれについて行く。

(やっぱり、ワールドってスケールのメモリだけあって、空は飛べるか。)

 

場所を人気の全く無い孤島に変える。

「ここなら、思いっきり戦える。」

「ここで決まりですか?では、ここが貴方の墓場となります。」

そう言うワールドドーパントに、オーズはエクスターナルフィンを活用した、空中パンチを放つ。

が、ワールドドーパント右手だけで受け止める。

「それが、本気ですか?」

ワールドドーパントはオーズのパンチを止めたまま、腹部目掛けて蹴りを放つ。

オーズは軽く6〜7m吹き飛ぶ。

が、すぐに体制を整え、空中へ。そこから、テイルディバイダーで仕掛けるが、片腕で止められ、尻尾を掴まれ、そのまま叩き落される。が、四つん這いの状態から地面に手を突っ込み、メダガブリューを生成。

アックスモードの打撃を体を捻りながら、放つ。

遠心力も加わったその強打を、再び右手だけで受けきる。

「はぁ、本当に本気ですか?」

そのままメダガブリューごと投げ飛ばされる。

(ま、不味いな。こうなったら……!)

何かを決意したオーズの体が、次第にリアルな姿へと変化する。

「能力を解放して来ましたか。いいでしょう!」

能力解放状態のオーズ プトティラコンボは、4枚のセルメダルを取り出し、メダガブリューに入れる。そのメダルは、粉砕・圧縮され、能力解放状態のメダガブリュー バズーカモードから強力無比なストレインドゥームを放つ。

孤島の地面は抉れ上がり、島そのものを飲み込むかのような巨大なエネルギーがワールドドーパントの姿を消した。

 

 

圧縮したセル4枚分のエネルギーを撃ちきり、オーズが膝を付こうとした、その時だった。

「この程度ですか、ガッカリです。」

「なんで!?今のを喰らって立って居られるわけがない!」

「種明かしはして差し上げましょう。」

そう言って出して来たのはガイアメモリ。

「それは、ジュエル?」

「えぇ、この世界において最も硬い物質でガードしました。」

「まさか、他のメモリを併用するなんて。」

「普通の人間では無理ですね。」

「そんなペラペラ喋って大丈夫か?」

「えぇ、死人に口なし、ですから。」

「そう。なら、冥土の土産になんなのか教えて欲しいね。」

「まぁ、土産が多すぎる気はしますが、いいでしょう。私は、ガイアメモリを複数同時使用する実験で財団の上にのし上がりました。そして、最終テストを自身で行い、ドライバーを使って同時に別のメモリを使うという技術を得ました。まぁ、人型ダブルドライバーとでも言いましょうかね。」

「なるほどね。それじゃ、俺は帰るよ。」

「帰すと思いますか?」

「思わない。でも、消えたら追いようがない。」

そう言うと、カンドロイド達が一斉にワールドドーパントに襲いかかる。

「ッ!しまった!」

そう言いながらも冷静に別のメモリを出す。それも金に輝くメモリだった。

『Teller!』

テラーメモリを手のひらに当てる。すると、薄いテラードーパントの姿が、ワールドドーパントに重なる。

ワールドドーパントは右手をオーズに向け、テラーの波動をオーズに送る。

「うーん。まぁ届いたか届いてないか、ギリギリのラインですか。……っ!」

2発の攻撃を受け止めた右手がに亀裂が生じた。

「まぁ、もう少しトドメを刺すのは待ちましょう。すこしは面白くなりそうだ。」

そう言って、その島を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズタボロのカンドロイド達の残骸をそこに残して……。



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