インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto
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第107話 部外者と妨害と体裁

前回の3つの出来事。

1つ、栄司の状態異常がメモリによるものだと推定し、アンクは鳴海探偵事務所へ。

2つ、戦闘データの映像と音声からテラーメモリによるものだと、断定する。

そして3つ、ダブルの2人は、IS学園へと急行する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクは飛行で、翔太郎とフィリップはハードタービュラーでアンクについて行く。

 

 

学園に着き、ハードタービュラーを寮の目の前に駐車する。

「こっちだ。」

「待て!」

栄司の元に2人を案内しようとしたアンクを、千冬が止める。

「部外者は立ち入り禁止だ。」

「悪りぃが緊急事態だ。そんなもんに構ってられるか!」

「そうか。だが学園の教師として、部外者は学園内に入れてはいけない。」

「翔太郎、先に行ってくれ。すぐ追いつく。」

「あぁ!早くしろよ。」

そう言って、アンクと翔太郎は織斑千冬を避けようとした。

「行かせると思うか?」

翔太郎の方を千冬が向き、持っていたIS用の刀の切っ先を向ける。が、フィリップが割って入る。その刃はフィリップには擦りもしなかった。

「早く行くんだ!」

今度こそ確実に2人は千冬を突破した。

「ほう、まさか貴様1人で私を相手にするのか?」

「まさか。僕はあくまで時間稼ぎをするだけさ。実際、生身の戦いだったら、僕は10分と持たないだろう。」

「では、何故?」

「簡単な話さ、翔太郎……彼よりも僕の方が戦闘離脱しやすいってことさ。」

「ならば、離脱される前に、斬る!」

千冬は速度重視の斬撃を繰り出す。

(おかしい、当たっている感触はあるのに、奴は一切ダメージを負っていない。)

千冬は次の一撃を威力重視で行くと決め、タメに入った。

そして次の瞬間、一瞬で自身の間合いに入り、生身の人間に対してなら即死級の一撃を放つ。

が、直後聞こえた音は、人間を切り裂いた音ではなく、刃が折れるような音。

千冬は刀身を確認すると、刀は根元から折れていた。

「さて、武器が無くなったから終わりだね。僕も行かせてもらうよ。」

「ここからは、生身での戦いだ。」

「………残念だけど、もう呼ばれたから行かせてもらうよ。」

そう言うフィリップの腹部にはダブルドライバーがあった。そして、その体をエクストリームメモリが回収する。

「何!?」

そのまま、エクストリームメモリは栄司の部屋へと向かう。

「フッ。流石にアレは、追いようが無いな。」

千冬はエクストリームメモリを追いかけるのをやめた。

 

 

 

その頃、栄司の部屋に来た翔太郎は……。

「……マジかよ。」

同じ経験をした翔太郎だからわかる。火乃栄司は……。



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