インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、アンクがダブルをIS学園へ案内する。
2つ、織斑千冬の妨害が入る。
そして3つ、左翔太郎は火乃栄司を見て……。
左翔太郎は驚いていた。今かなり接近しているが、何も言わない……喚かないの方が正確か。
翔太郎は自身が同じ状態に陥っているのでわかる。この距離で接近されただけで、とてつもない恐怖を感じてしまうのだ。
「……マジかよ。」
火乃栄司は恐怖を抑えている。(寝てるとかではない。)
いや、正確に言うと内面での葛藤、とでも言うべきだ。
表面に出てこないだけで、おそらくかなりの恐怖を味わっているはずだ。
「早くやれば、なんとかなりそうか?」
そう呟くと、翔太郎はダブルドライバーを装着。フィリップを呼ぶ。
呼んでから5分程度で、エクストリームメモリが到着する。
「これは、恐怖と内側だけで戦っているのかい?」
「多分な。フィリップ、急いでやった方がよさそうだ。」
「あぁ、そうみたいだね。」
「「変身。」」
『エクストリーム!』
ダブルはサイクロンジョーカーエクストリームに変身する。
エクストリームになることで、フィリップは地球の無限のデータベースにアクセスする事ができるようになる。
「ふむ、何とかなりそうだ。」
「どうやる?」
「なに、ただ触れれば良い。」
そう言って、ダブルは栄司に触れる。
「これで……。」
ずっと俯いていた栄司が顔を上げる。
2人の顔をを確認した瞬間、栄司は走り出す。
「待つんだ!……はぁ、行ってしまったね。」
「………。」
「翔太郎?」
翔太郎も無言で走り出した。
翔太郎は栄司を探した。
10分ほどで、屋上にいるのを見つけた。
「おいおい、どうしちまったんだ?」
「俺は、弱かった。誰1人守れず、誰1人救えず、あの人の力を……あの人の想いを守ることもできなかった!」
「あぁ!もう!いいかぁ!お前は
「………それは?」
「人類の自由のために戦う、ですよね?」
「あぁ、そうの通りだ!……って、え?」
翔太郎が素っ頓狂な声を上げる。
「やぁ、火乃栄司くんだよね?」
その顔を栄司は見た事がある。いや、なんなら鏡を見れば見る事ができる。栄司とその人の顔は瓜二つ、双子の兄弟と言っても無理がないからだ。
「はじめまして。俺は火野映司。君と同じ仮面ライダーオーズだ。」
火乃栄司の前に火野映司本人が現れた。
ついに御本人登場!