インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
でも、なんか期待には添えてないです。
予めご了承ください。
前回の3つの出来事。
1つ、仮面ライダーダブルCJXのちからでテラーの効力が薄れる。
2つ、己が弱さを感じた栄司は2人の前から逃げ出す。
そして3つ、翔太郎と栄司の前に、火野映司が現れる。
屋上に居た翔太郎と栄司の前に現れたのは、
「はじめまして。知ってると思うけど、俺は火野映司。君と同じ仮面ライダーオーズだ。」
仮面ライダーオーズ……火野映司本人だった。
「さて、まずは……。」
そう呟くと、栄司の中の恐竜メダルが勝手に現れ、映司へと向かっていき、映司の中へ入る。
「え!?どうして……。」
「君よりも若干だけど、俺の器の方が大きかったんだ。」
「それに、そのメダルは封印が解かれて真っ直ぐに映司に向かってきたんだ。今回もそっちに行ってもおかしくない。」
「「……アンク。」」
片方は喜びが篭った、もう一つは自身の無力さを感じた時のような声で、その名を呼んだ。
「久しぶりだな……映司。それからエイジ!」
「「え?」」
「あー、こっちの世界の栄司だ。ほれ!」
「おっと!」
アンクは栄司に向けて何かを投げる。
栄「これって……。」
映「スーパーメダル。」
「あの兎から預かってきたもんだ。試作品第2号らしい。1回目の反省を踏まえて、一回じゃ割れない仕様になってるらしい。」
「あぁ、ありがとう…でも……。」
「栄司、お前に取って大切なものってなんだ?」
「え?」
「お前にとって、オーズが生きがいで、この使えるバカが憧れなのは分かる。だが、お前に取って今、一番大切なものはなんだ?」
「それは……。」
「
「………アンク、お前に言われて、吹っ切れたよ。そうだ、俺は俺だ!」
「完全に恐怖を乗り切ったみたいだね、翔太郎。」
「あぁ、それじゃあ。俺たちは風都に戻るか。」
「翔太郎さん、フィリップさん。ありがとうございました!」
「あぁ、あんまり1人で抱え込むんじゃないぞ。」
そう言い残して、2人はハードタービュラーに跨り、風とへと帰っていった。
「アンク、俺は強くなるよ。大事なものを全部守れるように。まずは、手の届く範囲から!」
「フン!そうなれるように、頑張るこった。」
「うんうん。それがいいよ。自分の手に負えない場所は、別の誰かが手を伸ばす!ライダーは助け合いでしょ?」
「はい!」
こうして、火乃栄司は火野映司本人との邂逅を果たした。
そして、職員室。
「織斑先生、自分を鍛えてくれませんか?世界を、自分の大切なものを守りきるために。」
「本来なら断るところだ。一生徒に対して贔屓にするようなことは、教師としてしたくない……が…。
織斑千冬に、例の戦闘データを見せている。
「こんなものを見せられてはな。いいだろう、かなりハードだぞ?」
「問題ありません。よろしくお願いします。」
欲望の王は、