インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、栄司は恐竜メダルを失う。映司が恐竜メダルを得る。
2つ、栄司は完全に恐怖を乗り越える。
そして3つ、栄司は、
栄司が織斑千冬に弟子入りした理由は、3つ。
1つは、遠距離攻撃の少ないオーズは近接戦闘に頼らざるを得ない。故に剣一本で世界最強の座を得た織斑千冬は手本として良い人材だ。
2つ目、プトティラのメダルを持たない栄司は緊急時(この場合メダルがない場合)に生身で戦えるように訓練してもらう算段を立てている。
3つ目は、自身の担任である。故にタイムスケジュールをしっかりと調整できる。
以上の理由から織斑千冬に戦いを習うことにした。
が、弟子入りした翌日から、学園の夏休みが開ける。つまり、授業終了後に修行が始まるのだ。
まずはランニング。15kmを1時間で走破する。次に、メダジャリバーでの素振り縦150回横150回、合わせて300回。サンドバッグをノックバックさせる100回、ノックバックしなかったらそれは回数に入れない。
これらのメニュー(他にもある)がウォーミングアップだ。正直ウォーミングアップではなく普通の練習メニューに近いが、その間に織斑千冬はその日の仕事を終わらせている。
ウォーミングアップを終わらせた栄司の元に、打鉄を纏った千冬が現れた。
「さて、ウォーミングアップは終わっているな?ここからは、実践練習だ。変身しろ。」
「はい!変身!」
『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』
「いいか!お前の持つスーパータトバコンボとやらは、その形態の強化したものだと束から言われている!私は、その状態であの同色コンボとやらと同等の力で戦えるようにしてやる!」
「よろしくお願いします!」
「それでは、始めるぞ。真耶!合図を!」
「は、はい!それでは……(スゥ~ 勝負、開ひッ!
真耶が噛んだことなど、知らんと言わんばかりに、2人の刃は火花を散らす。
メダジャリバーは通常のものよりも重くなっているが、それで素振りをしているオーズには、あまり重さを感じなかった。が、やはり剣撃の速度は千冬に劣る。しかし、タカアイで剣の軌道を見て、しっかりと対処していく。
「どうした!攻めてこい!」
「は、はい!」
そう言われてオーズはバッタレッグで空中へ。そこから、思いっきり叩きつけに行く。メダジャリバーの切っ先に質量を感じる。が、砂煙で状況がわからない。
「甘い!」と、背後から蹴られ、吹き飛んで壁に激突する。
「そんな大振りの攻撃が効くか!アニメや漫画とは違う、現実はそう甘くないぞ!」
「は、はい!」
流石に空中からの攻撃は避けられ、メダジャリバーは地面に突き刺さっているのだった。