インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第111話 サイクルと自然の空気と響く鬼

前回の3つの出来事。

1つ、夏休みが終わる。

2つ、過酷なウォーミングアップから修行が始まる。

そして3つ、オーズは織斑千冬と実践練習を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前話で話したような修行を、月曜タトバ・火曜ガタキリバ・水曜シャウタ・木曜サゴーゾ・金曜ラトラーター・土曜タジャドルの順に変身して行う。

日曜日は、栄司も千冬も休む日となっている。

これが一週間の修行サイクルだ。

 

 

 

 

 

そんなわけで学園の二学期が始まってから最初の日曜日。

昨晩、簪から山に行こうと言われていたので、ライドベンダーに乗り山へ。決して、芝刈りに行くわけではない。

 

 

 

山に着くと、簪は深呼吸している。山の綺麗な空気を味わっているようだ。

「上の方に登る?」

「うん、そうしよ。」

ライドベンダーに鍵を掛け、山頂を目指す。

 

 

 

 

 

山腹まで登った辺りで、異変が起きる。

「キャァァァァ!」という、悲鳴が2人の耳に届く。

「行ってみよう!」

「うん!」

悲鳴が聞こえた方へ2人は向かう。人を探し続けると水辺に出る。そこに居たのは…

「デカイ……蟹?」

「……みたいだね。」

デカイ蟹の後ろ姿……もちろん、デカイというのは16m位あるという意味だ。

 

 

 

その蟹は………バケガニ。魔化魍と呼ばれる怪物だ。

 

 

バケガニが2人の方へ向き直る。すると、すぐにその巨大なハサミで刺突攻撃……というか、もう潰されるだろう。

2人は既に対処に入っていた。

「「変身!」」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

オーズ サゴーゾコンボとバースに変身。オーズがその腕で巨大ハサミを止めようとする。が、あまりにもデカイそれに押し潰されそうになる。

「ブレストキャノンシュート!」

今にもオーズを押しつぶす勢いのハサミに横からブレストキャノンを放つ。すると、ハサミはズレて、オーズの右2mほどに大きなクレーターを作る。

パワーで完全に負けたので、オーズはタトバコンボになる。そのタイミングで複数のタカカンドロイドがメダジャリバーを運んで来た。

 

そして、さらにもう1つ。

澄んだ反響音が聞こえる。少ししてそれが消え、「ハァァッ、ハァ!」という声が聞こえる。

その声がした方にいたのは………鬼だっ

た。

 

 

 

 

ヒビキは巨大バケガニを討伐に来た『猛士』の鬼。しかも、関東支部の特別遊撃班という肩書きの鬼である、

「こりゃデカイな。通常の2倍近くか。お?新しい鬼……ってわけじゃあなさそうだな。」

バケガニと先に戦闘を開始している栄司たちを見る。明らかに鬼らしくないので、先に来ていた鬼だという考えを排除した。

「さて、こりゃ骨が折れるな。」

そう言って変身音叉『音角』の角を展開し、手の甲にそれを当て音を鳴らし、額に向ける。特殊な音波を浴び、鬼面が浮かび上がると体から紫色の炎が上がる。それを振り払うとそこには紫色の鬼がいたのだった。


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