インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、自然を満喫しようと簪と山へ。
2つ、悲鳴が聞こえた方へ向かうと、巨大なカニと遭遇。
そして3つ。バケガニとの戦闘中に紫色の鬼が現れた。
現れた鬼をタカアイで確認する。
「……仮面ライダー、響鬼。」
そう呟くと、いきなりこちらに接近してくる。オーズとバースが身構えるが、そんなことは御構い無し。何か言われるわけでもなく、接近し続ける響鬼は……オーズの2m程先の地点でジャンプし、オーズに叩きつけられそうになっていた蟹のハサミを、バチで弾く。
その勢いで蟹はひっくり返る。そのままカニの腹に、腰にある太鼓型バックル『音撃鼓:火炎鼓』を埋め込む。火炎鼓が巨大化する。
「火炎連打の型!」
それを音撃棒:烈火でリズムよく叩く。
「タァ!……ハァッ!……ソリャ!」
響鬼は音撃を叩き込み続ける。が、バケガニは何もなかったかのように起き上がる。
火炎鼓は外れ、響鬼もバケガニの腹から落ちてしまう。
「こいつは厄介だな。……少年!」
オーズは周りを見渡すと、自分しか他に男が居ないことに気がつく。
「お、俺?な、なんですか?」
「太鼓、叩けるか!」
「多分、叩けると思います!」
「わかった。」
そう言うと、腰のホルダーにある銀色の円盤に音角の角を当てる。すると、それらは鳥と猿?に変わり、どこかへ消えていった。
「それじゃ、よろしく。」
シュッ!とピースサインの状態で敬礼のようなポーズをとる。
「さて、と。もう少し頑張りますか、少年?」
「はい!」
(私も頑張らなくちゃ!)
右手に持つ音撃棒をくるっと回す響鬼と、メダジャリバーを構え直すオーズ、バースバスターの銃口をバケガニに向けるバースが居た。
「ふーむ、なかなか粘りますねぇ。」
響鬼、オーズ、バースがバケガニと交戦している場所の上空にこいつは……ワールドは居た。
「クグツ、と呼ばれて居たものから奪ったものを解析、強化したバケガニ……でしたっけ?ですが、もう少し改良の余地ありですね。はい、それでは。」
どうやら、独り言ではないようだ。
「さて、見せてもらいますよ。あなたのシンカを。」
その声は、何か楽しげだった。
鳥と猿……ディスクアニマル達が戻ってきた。何やら、物を抱えている。
「お、来たな。ほれ、これ使ってくれ。」
「これは……。」
「予備の太鼓とバチだ。俺1人の音撃だとちょっと足りなくてね。」
「や、やってみます!」
「よし!お嬢ちゃん!」
「へ?は、はい!?」
「一番強い威力で、アレを撃ってくれ。」
と、響鬼はバチをバケガニに向ける。
「わかりました。」
そう言うと、バースはバース・デイを発動させる。全てのCLAWsユニットを展開し、キャタピラレッグを使いバケガニの真下へ。最大火力化したブレストキャノンを腹部目掛けて放つ。すると、バケガニは再びひっくり返る。
「今だ!ツァ!」
「ハッ!」
2人はバケガニに飛び乗り、音撃鼓を埋め込む。2つの音撃鼓は大きくなる。それを2人が息を合わせて叩く。
響鬼はリズムよく、オーズは連打で音撃を叩き込む。
そのまま五分ほど、叩き続ける。
「はぁぁぁぁ!タァ!」
「セイヤー!!」
最後の一打を同時に放つ。すると、バケガニは爆散、塵と化した。
これでストックが尽きました。
ガクシッ