インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、オーズと響鬼が邂逅する。
2つ、バケガニはワールドが放ったものであった。
そして3つ、オーズと響鬼の音撃セッションでバケガニを撃破した。
バケガニの爆散を見届けてから、響鬼は顔のみ変身を解く。
「ふぅ〜。いや〜、おつかれ少年。シュ!」
響鬼は、いつものポーズを決める。
栄司も変身を解く。
「お疲れ様でした……えっと、ヒビキさんでいいんですよね?」
「ん?あぁ。……あれ?名乗ったか?」
「あぁ、えっと……。」
「ディケイド……門矢さんってわかりますか?」
助け舟を出したのは、バースの変身を解いた簪だった。
「あぁ、なるほど。……それで、何でお二人さんはこんなところに?」
「自然の綺麗な空気を吸いに。」
「で、こんな事に巻き込まれちゃったと。まぁ、俺も似たようなもんなんだけどね。」
「この世界には最近……。」
「うん。割と最近ここに飛ばされたみたいでさ。おやっさんたちとも連絡取れないから、どうしたもんかと。でも、DAがあるのがまだ助かったよ。でも、修理とか出来なくてさ。」
「なら、……『もすもす、ひねもす〜!』あ、かくかくしかじかでして…。えぇ、よろしくお願いします。」
「どうしたの?」
「束さんに頼んでみた。数日中に、マンション建てるって……。」
「あのラボじゃ、入りきれないんだね。」
「ヒビキさん、今自分の知り合いがマンションを建ててくれるそうです。その人なら多分ディスクアニマルも修理できるかと…。」
「なら、お世話になろうかな。宿無しもキツイしね。」
こうして、数日後に建てられたマンションの住民第1号となった。
束ラボ
「うわ〜、何これ〜〜??」
「これは、ディスクアニマル。ヒビキさんみたいな鬼達のサポートを務める式神。」
「へぇ〜、それじゃあそれじゃあ!この天才束さんにお任せ〜!!」
束さんは無傷のディスクアニマルを取り出すと、スキャンを開始する。
「ふむふむ……構成物質はなかなか珍しい金属だね。ほほう、特殊な音波で起動するのか……ふーむ、だいたいこんなところか。2、3日で修復、4、5日で複製できそうだよ〜♪」
「だ、そうです。」
「それじゃあ、よろしく。……あ、そうそう。コレ、見れる?」
「ん?剣?……スキャンしてみるよ。」
響鬼が束に渡したのは、音撃増幅剣・装甲声剣
「この世界に来てから、動かなくなってさ。」
「これは、時間かかるかも。でも、束さんにお任せ♪」
こうして、束はディスクアニマルとアームドセイバーの修理を始めた。
えっと、どうにも体調が優れない日が続いてまして、
一週間ほど、本作の更新をお休みします。
次の更新は10/28くらいになると思われます。
楽しみにしてくださる方には申し訳ありませんが、
更新を保つために体調を崩しては本末転倒ということで。
本当に申し訳ありません。