インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

116 / 168
お待たせいたしました。更新再開でございます!


第114話 JACARANDAとルートと疑問

前回の3つの出来事。

1つ、栄司、簪は響鬼と対面する。

2つ、束がマンションを建てる。

そして3つ、ディスクアニマルと装甲声剣の修理を束が請け負う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

響鬼と出会ったその次の日から再び修行が始まる。そして、また来る日曜日。

(※修行風景はしばらく描写されません。ご了承ください。)

 

2回目の日曜日が訪れた。

今日は刀奈が栄司を喫茶店に誘っていた。

喫茶店の名は『JACARANDA(ハカランダ)』。栄司もこの名を聞いた時は、冗談かと思ったが、実在しているらしい。が、もしかしたらあの人たちとは関係ないJACARANDAかもしれないと思い、デートついでに確認に行くことにした。

 

ライドベンダーの後ろに刀奈を乗せ、JACARANDAを目指す。

 

 

1時間足らずで目的地に到着した。店の外見自体は完璧にJACARANDAそのものだ。

まずここで分岐が入る。栗原親子がいるかだ。居なければ同じ店で違う世界の店で、居ればまさしく剣の世界のものだろう。

それを確認すべく、まずは入店する。

「いらっしゃいませ〜〜。」

栗原遥香はそこに存在した。最初の分岐は剣ルートだ。そして次、栗原天音がグレているか、いないか。グレてなければ通常本編の剣ルート、グレていれば映画のミッシングエースルートとなる。

「いらっしゃませ!空いてる席へどうぞ!」

グレていない。つまり本編の通常ルートだろう。

4人用の席しか空いてなかったので、そこに2人向かい合って座る。

栄司がここで気になったことがある。ジョーカーアンデッド/仮面ライダーカリス/相川始の存在だ。が、それを確かめるためにはあくまで自然に聞き出さねばならない。

「刀奈、注文どうする?」

「そうね〜、何にしようかな〜。おねーさん、迷っちゃうなぁ。」

「これなんてどう?」

「栄司くんがそれにするなら、おねーさんもそうする。」

「じゃあ、ミートソーススパゲティとコーヒー2つ。」

「かしこまりました!」

 

10分くらいで、注文した品が届いた。

「「いただきます。」」

刀奈はスパゲティを、栄司はコーヒーを、それぞれ口にする。

「美味い!」「美味しい!」

そう口にした2人は顔を見合わせる。

「お食事中、失礼するよ。」

「「!?ワールド!」

「おっと、いま君たちを襲う気はない。少なくとも今はね。」

「な、何しに来た。」

「君が気になっているであろうことを伝えにね。これはこちら側も計算外だったからね。……君は危惧している。ブレイドとカリスのどちらかがこの世界に存在し、世界が終わる。もしくは、双方が再び出会い、世界が終わるまで戦い続ける。そのどちらをも。」

「……あぁ、その通りだ。」

「それは、無い。まず、ブレイドとカリスは両方こちらに来ている。ブレイドもジョーカーと化してね。しかし、ワールドメモリの能力を使って、2人の闘争本能を抑えている。相見えても問題はない。」

「そ、そうなのか。」

「それでは、失礼。」

「「何しに来たんだ?(のかしら?)」」

こちらに戦闘を仕掛けるわけでもないワールドに対し疑問を抱いた2人だった。




完・全・復・活!

とは、言い難いですが、ある程度まで戻ったので
再開します!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。