インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
本日10月29日、ハロウィン前々日。
国際的なIS学園。放課後は各国の生徒が2日後のハロウィン本番に向けて準備を進めていた。
栄司の部屋。
部屋の主は、既に仮装していた。
「フフフ、あなたの血を頂きますよ〜。」
栄司はドラキュラの格好をしていた。
「う〜ん、確かに栄司さんリスペクトは大事だけど、ドラキュラはありきたりだなぁ〜。………そうだ!」
もうちょっと恐ろしい者になろうと考えた結果、とある
数時間後……。
「ふぅ〜、できたぁ〜。顔は隠れちゃうけど、問題なし!」
できた衣装に袖を通す。少し大きめのツノがついたフードは中に針金を織り込み、ツノを軽量化し、不格好にならないよう調整を施してある。
煌びやかな金の装飾もしっかりと出来ている。
ツノ部と腹部に見える赤い球体にもこだわった。
小物の杖も、7つの蛇のついた素晴らしい黄金の杖となった。
ここまで言えば分かる人はわかるだろう。
そう!オー〇ー〇ードに登場するアインズ・ウール・ゴウンことモモンガ様の仮装だ。スケルトンメイジだから、怖さも出るし、不死者の
ハロウィン当日の仮装はこれで決まりだ!
そしてハロウィン当日。
皆自分の仮装は当日まで口外していないため、誰が誰だかわからなくなる危険もあるのだが、そこはいつものメンバーということか、すんなりと全員合流した。
まずは髑髏と吸血猫。
「あれ、もしかして栄司?」
「え?……鈴ちゃん?
「やっぱり、それってオバ〇のアインズ様でしょ!」
「そう言う鈴ちゃんは……ネコ?ヴァンパイア?」
「正解はどっちも!ヴァンパイアキャットって言うの!」
「可愛く仕上がってるよ。」
「ありがと♪」
凰鈴音の仮装はヴァンパイアキャット(顔出しver)だった。
「あ、リンリン〜と……エイエイ?」
「本音!……それって…仮装?」
本音の格好は普段とあまり変わって……いな、変わっていた。何やらオレンジ色のフードをかぶっているではないか。
「これはね〜、うま〇ちゃんってキャラのコスプレだよ〜。」
「へぇ〜。まぁ、いつもの本音っぽいから良いわね。」
「なんだろ、和むよね。」
「ほえ?」
本音はう〇るちゃんのコスプレだった。
「あ、鈴に本音に……栄司?」
「あ、簪は……シ〇ン?」
「うん、シノ〇。そういう栄司はアインズ様なんだね。」
「あぁ、中身が鈴木悟じゃなきゃ怖いでしょ?」
「確かに。」
簪は、マフラーとスナイパーライフルなど、完全に〇ノンだった。
「あ、みんな〜。」
「この声は、シャルだな。」
栄司はCV日野聡のような声で喋った。
「ヒィッ!ビックリしたぁ〜。栄司、それリアルすぎるよぉ〜。」
「ハハ、それは作った甲斐があったものだ。」
「シャルのコスは……アーサー王?」
「まぁ、正解かな。本当はアルト〇〇って言うんだ。」
青い騎士の姿はア〇〇リアというらしい。
「みなさん、お揃いですね。」
「あ、虚さん。虚さんは………。」
そう言いながら栄司は振り返る。そこに居たのは……、
「仮面ライダーリバース!」
それは、『HERO SAGA KAMEN RIDER WIZARD EDITION -魔法使いの弟子-』に登場したオリジナルライダーである。
「え、ちょ、う、虚さん、いや虚様!これはどこで?」
「えっと、今朝方に部屋に置いてありました。兎じるしの紙とともに。」
(ありがとう、束様!)
兎じるしと聞いて束に感謝した栄司だった。
「あら、後はおねーさんたちだけだったのね。」
「本当ですね。」
「刀奈に山田先生……。その格好は?」
刀奈と山田先生の仮装は、男装だった。
山田先生はなぜか某有名海賊漫画のゾ〇。
刀奈は、某有名漫画家物語の真〇最〇。
「なんで、〇城〇高と〇ロ?」
「なんとなく!」「私は誘われたので。」
そう、なんで驚いたのか。この2人のあるものが完全になくなっていたのだ。故に栄司は驚いたのだった。
今回は各キャラのコスプレだけ。
次回はハロウィンパーティを楽しみます。