インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第117話 天ノ川とクリーニングと灰の怪人

前回の3つの出来事。

1つ、オーズの作戦が成功。トライアルを撃破するが、霧纏の淑女が中破する。

2つ、束がアブソーバーの修理、剣崎が束マンションへ。

そして3つ、トライアルの実験をしていたワールドは、何か企んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレイドと出会った翌日、朝のHR。

「おはよう。」

「「「「おはようございます!」」」」

「今日は連絡がある。次の日曜日、天ノ川学園高等学校の生徒との交流がある。ISは元々宇宙活動用のマルチフォーム・スーツだったのは知っているな。天ノ川学園高等学校も宇宙と関わりがあるらしい。まぁ、ただの学間交流だ。代表候補生は強制参加だ。それと……火乃!お前もだ。」

「はい。」

「連絡は以上だ。授業の準備をしろ。」

「「「「「「「「はい!」」」」」」」」

こうして天高との交流が決まった。

 

 

その日の夜。

栄司の部屋には刀奈と簪がいた。

「そろそろ、制服をクリーニングに出そうかな。」

「そうね〜。天高生との交流前に一度クリーニングしておこうかしら。」

「それなら、近くに新しいクリーニング屋さんが出来たらしいよ。なんでも、速いみたい。」

「なら、そこに持って行こうかしら。」

「水曜日にでも外出届出すよ。」

「「わかった(わ)。」」

特訓で疲れた栄司は眠りについた。

 

 

 

そして、水曜日。

火曜日のうちに外出届は出した。その際に、

「水曜日は私も用事があってな。そうだ、私のスーツも一緒に出してくれ。その日は特訓は休みにする。」

との事だったので、3人で新しく出来たクリーニング屋を訪れた。

「いらっしゃっい。」

「!?」

栄司は驚いた。店で出迎えたのは乾巧……仮面ライダーファイズだった。

「制服3着とスーツ1着、クリーニングをお願いしたいんですけど。」

栄司はそっくりさんである可能性を考え、冷静でいることに努めた。

「あぁ、承るぜ。……この制服はIS学園か。確かにお預かりました。しっかりピカピカにして「いやぁぁぁ!」!?」

突如悲鳴が聞こえる。

 

 

クリーニング店から出ると、灰色の怪人が女性に何かを刺していた。

刺された女性は、青い炎を上げながら灰と化した。

「………オルフェノク。刀奈!簪!」

「うん!」「えぇ!」

「「「変身!」」」

『タカ!トラ!バッタ!タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バッ!』

オーズ タトバコンボ、バースそしてポセイドンに変身する。

「あなたは逃げて……え?」

一緒に様子を見に出てきたクリーニング屋の店主。振り向いて避難するよう言おうとしたら、再び店から出てきた。そして、その手に握られていたのは、1つのアタッシュケースだった。そこから、何やらベルトのようなものを取り出し、それに2つ、何かしらのアタッチメント?を付け、自身に装着した。さらに、携帯電話を取り出し『5 5 5 Enter』を入力する。

『standing by……。』

「変身!」

『complete!』

ベルトから発生する赤い光が、店主の体を包み込む。光が消えるとそこには……。


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