インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、天ノ川学園高等学校との交流が決まる。
2つ、制服をクリーニングに出す。
そして3つ、灰色の怪人が出現。クリーニング屋の店主が赤い光を纏った。
『complete!』の音ともに赤い光を纏ったクリーニング屋の店主。赤い光が収まると、そこに居たのは…。
「……乾巧、仮面ライダーファイズ!」
ファイズは再び携帯を操作する。すると、一台のバイク……オートバジンがオルフェノクを後ろから轢きながら、ファイズの元へ走ってくる。
ファイズはオートバジンのハンドルにミッションメモリをセットし、引き抜く。赤い光の刃が作られる。
その横にオーズ達が並ぶ。
「お前らも、仮面ライダーか?」
「はい!仮面ライダーオーズです。」
「仮面ライダー、バース。」
「仮面ライダーポセイドンよ。よろしく♪」
「俺は仮面ライダーファイズだ。ま、よろしく頼む。ちょうど1人じゃキツそうだと思ってたんだ。」
目の前にいるオルフェノク。多分アイツが準備したんだろう、と栄司は思っている。そして、ファイズが1人じゃキツイと言った理由。それは、オルフェノクの見た目がアークオルフェノクなのである。
敵の情報が少なく、どれほどの実力を持っているのかわからない。
「ファイズ。アクセルやブラスターは?」
「アクセルはいけるが、ブラスターはダメだ。反応しなくなってる。」
どうやらファイズブラスターは使えないようだ。
「まぁ、とにかくやるしかないな。」
「えぇ、いきましょう!」
そう言ってメダジャリバーを構えた。
アークオルフェノクとの戦闘中の上空。
「ふむふむ、やはりオーズのレベルは上昇してますね。」
栄司の予想通りワールドドーパントが、この件にも関与して居た。
「人間の進化形態であるオルフェノクの王の模倣品と、欲望の王の模倣品。さぁ、火乃栄司、君のシンカを私は望む。」
そう呟き、ワールドはオルフェノクの実戦データ取りに戻った。
戦闘しているオーズ達。
「おいおい、俺はこんなん相手に警戒してたのか?戦線から離れたが、ここまで勘が鈍ってるとは。」
以前戦ったアークオルフェノクよりも弱いこの模造品を、警戒して居たファイズは、自分自身に呆れていた。
「こんな雑魚、相手にしてる暇ないんでな。さっさと決めるぞ!」
『Ready!〈Enter〉Xceed charge!』
「はい!」『スキャニングチャージ!』
ファイズはポインターにメモリを指し、ファイズフォンのエンターを押す。オーズはスキャニングチャージを発動、バースはバース・デイ、ポセイドンはディーペストシュートの準備をする。
〈説明しよう!〉
ディーペストシュートとは。
ポセイドンの武器であるディーペストハープーンをぶん投げるだけの技。実際ただの槍投げである。が、そこは楯無。色々算出してから投げてるので、そこそこ上級のヤミーでもワンパンにできる。
という、本作オリジナルの技である!
バースがエネルギー充填を完了させる。
バース・デイ状態からのフルチャージブレストキャノンが放たれる。
それと同時にディーペストシュートで、ディーペストハープーンを全力で投げる。
オーズのタトバキックもアークオルフェノクを捉えた。
そして、ファイズ。
『complete!』
ファイズアクセルへと変身、超高速で移動して、各必殺技の目の前に円錐型のフォトンブラッドを配置。フォトンブラッドを纏わせようとしていた。
『Reformation』
アクセルから通常に戻り、自身もクリムゾンスマッシュを放ち、アークオルフェノクを葬った。