インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第123話 割れと襲撃とタイミング

前回の3つの出来事。

1つ、スーパートリケラがワールドの手によってDr.真木に取り込まれる。

2つ、映司が時を止めたのを踏まえて、ワールドたちは撤退した。

そして3つ、天ノ川学園との学園間交流が幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学園間交流が終わり、IS学園までの帰路。栄司はスーパーメダルを見つめて居た。すると、メダルにヒビが入り始め、割れた。

「やっぱり……割れちゃったか。」

栄司はこうなる予感して居た。一回の変身で割れなくなった、それが今回使ったスーパーコアメダルの試作品の特徴だ。時を止めるなんて力を使えば容易く砕ける。

「でも、これも新たな進歩の鍵となる!気を落とさないでいこう。」

前向きさを忘れないようにと、メダルの破片を握りしめた。

 

 

 

 

 

 

とある廃墟と化した場所。

「おい!スーパーメダルを奪うぞ!」

「どうしたのウヴァ。突然そんなこと言い始めて。」

「俺は見たんだ。アレを取り込んだDr.の力が増大していくのを!」

「でも、そもそもスーパーメダルはタカとトラとバッタしかない。それに……完成してないんじゃない?」

「うぐっ!だ、だがそれでもないよりマシだろう!」

「ま、確かに僕のコアは一枚無いからね。メダルを奪うっていう事に関しては賛成だよ。(僕らの出番薄すぎるしね。)

こうしてグリード2人はIS学園へ向かう。

 

 

 

 

 

天高との交流の翌日:月曜日の3時限目に事件は起きた。

教室には非常ベルが鳴り響く。

教室内の生徒たちは火事か地震かと騒ぎ立てるが、次のアナウンスで全員の血の気が失せた。

『IS学園に怪人2体が襲撃!一般生は非常用シェルターに避難してください!繰り返します……。』

「不味いな……、今度はなんだ?」

そう思いながら、オーズドライバーを取り出して、腰に巻いておく。

 

 

学園正門には既にいつものメンバーが揃って居た。

「カザリ…それとウヴァか。」

「おい!ついで扱いするな!」

「栄司、カザリはまだ完全復活してないが……ウヴァは完全態だ。気抜くなよ。」

「わかってる。アンク……サゴーゾ。」

「別のメダルだが取られんなよ!」

「さぁ、行こう!」

「お〜!」「おー!」「えぇ!」「お、おー!」「フン!」「アイスよこせよ!」「わかってるって!」

「「「「変身!」」」」

『サイ!ゴリラ!ゾウ!サ・ゴーゾ!サ・ゴーゾォッ!』

『サメ!クジラ!オオカミウオ!』

オーズ サゴーゾコンボ、ポセイドン、アクア、そしてバース(+本音)が踏み揃い、突如襲撃してきたグリードの前に立ちはだかる。

 

 

 

 

 

「なぁカザリ。仕掛けるタイミング、ミスってないか?」

「……そうかもね。」


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