インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
ごめんなさい。
前回の3つの出来事。
1つ、楯無vsオーズの戦いは、オーズに軍配があがる。
2つ、更識楯無の妹、更識簪が現れる。
そして3つ。姉妹の壁を見た栄司は動き出す。
河原……そこに1人たたずむ儚げな少女がいた。
「やぁ、簪ちゃん。」
「火乃さん、どうしてここが?」
「ん?ちょっと跳んだだけだよ?」
「え?跳んだ?」
「簪ちゃんは、楯無さんのこと……。」
「お姉ちゃんは、あんな明るい性格で、みんなの人気者で、1人でISを作って。それにひきかえ、私は…。」
「そうだね、確かに凄い。」
ハッ!と言った表情を浮かべると、俯いてしまった。
「でもね。決して完璧ではない。」
「え?」
「人間って、絶対にどこか弱いところがある。それに、1人では限界もあるしね。いくら楯無さんでも、ISコアを作ることはできないでしょ?」
「まぁ、うん。」
「足りない部分を、互いに補う。それが人間のあるべき姿だと思う。」
そう言って、懐からあるものを取り出す。
「それは?」
「これは、ポセイドンバックル。これを使った人間は、水が苦手で変身出来ずに居たんだ。でこれに手を出した。でも、俺の憧れの人と会って水に対して勇気を出した。さぁ、簪ちゃん。変わるか変わらないか、決めるのは自分だよ。」
「うん、わかった。」
その後、双方が分かり合い、姉妹としての仲を戻した。
「って、感じだったよねぇ。」
「えぇ、まさかその後に、2人から同時に告白されるとは、思ってなかったけどね。」
「えへへ。」
「で、簪ちゃんは?」
「あ、それなら別の部屋。」
と、ノックがあり、返事をするとドアが開く。
「お隣の更識です。てへ、久しぶり。栄司。」
「簪ちゃん、久しぶり。最近どう?」
「バース装着者として、頑張ってます!」
そう、彼女『更識簪』は、仮面ライダーバース装着者なのである。
「そうか。良かった。2人とも元気そうで何より。」
「ところで栄司。イギリス代表候補生と戦うみたいだけど、コンボはどうするの?」
「ん?あぁ、コンボは使わないよ。一個一個が切り札だからね。なるべく、隠しておかないと。」
「あぁ、使うのは亜種だけだ。あの程度のやつなら、それで充分だ。」
「そうなんだ。もう1人の方は?」
「そこなんだけど、2人に頼みがあるんだ。」
「「?」」
こうして夜は開けた。
放課後
「さぁ、いよいよ始まりますのは!1年1組クラス代表決定戦!参加者は織斑一夏、セシリア・オルコット・火乃
栄司の3人!それぞれ総当たり戦で行います!」
ここに、クラス代表決定戦が始まろうとして居た。
と、言うわけで安定の更識姉妹です。
あ、一応増える予定ですよ。ゲーロゲロゲロ。