インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
【タカ】【クジャク】【コンドル】【ヒビ割れたタカ】
【クワガタ】【カマキリ×2】【バッタ×2】
【ライオン】【トラ】【チーター】
【サイ】【ゴリラ】【ゾウ】
【シャチ】【ウナギ】【タコ】
前回の3つの出来事。
1つ、オーズとブレイドの特訓は引き分けで終わる。
2つ、特訓後、2人仲良く保健室へ
そして3つ、アンクと束は新たなISへと手を伸ばす。
ラボ奥ハンガーにあった機体は、ガタキリバを模したものだった。対グリード(その他怪人)用に開発・調整されたカマキリアーム。より強い蹴りを繰り出すために設計されたバッタレッグ。
全て予想して作ってある。まるで予感していたかのように。
「兎、これは一体!?」
「ワールドの話を聞いた時からね。束さんはこうなることを予想してた。だから、オーズを模したものを作った。束さん用にね。」
「………なら、コイツはお前にやる。取られんなよ。」
「ありがとうアンくん。……はい、アイス。」
「フン!」
こうして二枚のコアメダルは束へと渡り、新たな力の源となる。
特訓後、保健室。
「全く、やりすぎですよ。明日も学校ですから、栄司くんはしっかりと休んでください。それから、剣崎さんも。」
「「はい。」」
保健室に運ばれた2人を永夢は手当し、保健室のベットに寝かせていた。
「今日はもう変身しないでくださいね。何かしら現れたら、僕がやりますから。」
「わかりました。」「俺、アンデットだから別に……。」
「剣崎さん?」
「すみません、ゆっくり休みます。」
流石のレジェンドライダーもドクターの睨みには弱かった(同じレジェンドの後輩だけどね)。
永夢は2人に釘をさすとデスクに戻り、通常の仕事を再開した。
「ところで、あの時どうやって動きを止めたんだ?」
「えっと、トラクローを使ったんです。」
オーズはバッタレッグで低空を跳躍していた。オーズは空中にいる時その場止まることが出来ないとブレイドは判断し、目を閉じ感覚を研ぎ澄ましていた。それがミスだった。
オーズはトラクローを地面に接触させていた。音が出ないよう気を使いながら。峰打ちのように爪の裏側でスピードを落とし、なんとか止まってみせたのだ。
「そうだったのか。いや〜、やられたな。」
「いえ、でもやっぱり剣崎さんは強いです。剣崎さんに限らず、先輩ライダーは皆さんどなたも。」
「俺は強くなんかない。俺は守るべきものがあるから戦う。この世界に生きる全ての人々と
「そうですね。俺も守りたい人たちがいます。その人たちを守り抜きたい。この世界のどこに居たとしても、この手が届く限り……って、まぁ火野さんに憧れてるだけなんですけどね。」
「それでも、しっかり目標があるなら、それを達成しないと。特に栄司のは単発の目標じゃなくて永続のだからな。」
「はい!これからもよろしくお願いします。」
「あぁ!」
「あの〜、怪我人はおとなしく寝てください。」
「「あ、はい。」」
保健室の宝生永夢は誰よりも強し。
カウント・ザ・メダルズを久々にやりましたが、
これ、次回もありますね。