インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第133話 ブラザーズと超協力と不安定

前回の3つの出来事。

1つ、ウィザードと別れる。

2つ、栄司はウォズと出会う。

そして3つ、アリーナて栄司を待つ人物とは……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

栄司は千冬に言われるがままアリーナへ入る。

「やぁ、待ってたよ。」

「永夢さん!どうして?」

「2対1の、しかもかなり連携のとれた敵に対しての特訓だって言われたんだけど。」

「なるほど。」

「それじゃあ、始めようか。」

そう言うと永夢はゲーマドライバーを装着し、通常よりも太いガシャットを取り出す。

『マイティブラザーズXX(ダブルエックス)!』

「変身!」

『ガッチャ〜ン!レベルアップ!マイティブラザーズ!2人で1人!マイティブラザーズ!2人でV(ビクトリー)!エーックス!』

普段のガシャットでも見る3頭身状態から両腕を上に広げ大きく回す。

「だ〜〜い変身!」

『ガッチャ〜ン!ダブルアップ!俺がお前で!お前が俺で!ウィーアー!マイティマイティブラザーズ!ヘイ! ダブルエ〜ックス!』

仮面ライダーエグゼイドが2人に分かれ、仮面ライダーエグゼイド ダブルアクションゲーマーXXへとレベルアップする。

「「超協力プレイで、クリアしてやるぜ!」」

「やぁ、初めまして。俺は「パラドさんですよね!?」お、おぉ。パラドだ。よろしく。」

まさか知ってるとはおもわず、パラドは狼狽える。

「永夢、なんでアイツ俺のこと知ってるんだ?」

「彼は転生者だからね。色々知ってるんだよ。」

「ふぅ〜ん、そんなもんか。」

「さぁ、栄司くん。まずは変身してくれるかな?」

「は、はい!」

取り出したメダルは【コブラ】【カメ】【ワニ】の3枚だ。

「変身!」

『コブラ!カメ!ワニ!ブラカ〜ワニ!』

「今日はこのコンボでいいって織斑先生に言われましたから、これで行きます!」

「それじゃあ、ゲームスタート!」

永夢がそう宣言すると、パラドの方が先に接近してくる。それに続いて永夢が走り出す。それに対して、コウラガードナーを構えるオーズ。2人は同時に拳を繰り出す。が、オーズの甲羅は硬く、2人のパンチは通らない。

「痛ってぇ。永夢、本気出してもいいか?」

「まぁ、織斑先生から本気でやってくれって言われてるから。」

「だったら、問題ないよな?」

そう言ってパラドはギアがついた青いガシャットを取り出すのだった。

 

 

 

 

 

 

その頃束は…

「やっぱり、コアメダル2枚だからかな?データの数値が安定してくれないな〜。3枚目のコアメダルがあれば…安定してくれるかな?」

何度も繰り返した試運転のデータをまとめ、安定しないグラフの値を見つめながら、束は3枚揃うことで数値が安定する可能性を考えた。


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