インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、再びマグマナックルが使用不可となる。
2つ、篠ノ之束がゲーム病に。
そして3つ、栄司は、映司の真似じゃない戦う理由を再確認した。
束から発生したバグスターは、ユニオンを経由せずにその姿を現した。
「………グラファイト。」
「久しぶりだな。……ブレイブとスナイプはいないのか。」
「グラファイト、申し訳ないが消えてもらう。」
「パラドか、フッ、懐かしいな。だがな、生まれてきた以上、俺は戦士!俺を消したば、戦うしかない!」
「そうか、ステージセレクト!」
『STAGE SELECT!』
場所は渓谷。滝が美しい、すごく穏やかな場所。
「パラド、行くぞ!」
「あぁ、俺たちで勝つ。」
そう言って拳を合わせる。パラドは永夢の中へ。
『マキシマムマイティX!』
『ハイパームテキィ!』
ここで軽く説明。
仮面ライダー達の最終形態への機械系アイテムは使用不能になっており、大半が束さんが直している最中ですが、ムテキだけは神が作ったものです。問題ありませんでした。
『マキシマムガッシャット!ガッチャ〜ン!』
「ハイパ〜大変身!」
『ドッキーング!』
マキシマムマイティXガシャットにハイパームテキガシャットを合体させ、2つのスイッチを同時に押し込む。
『パッカ〜ン!ム〜テ〜キ〜!輝け 流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキエグゼイド!』
黄金に包まれた最強ムテキのゲーマー、その名も仮面ライダーエグゼイド ムテキゲーマー、あらゆる攻撃が一切効かない主人公最強の無双ゲーム。その力が今解放される。
エグゼイドの変身が終わると、双方同時に駆け出した。
2人の距離が近づくにつれて、エグゼイドの手が握りから緩んでいく。
そして接触するそのタイミングで、エグゼイドは『ガシャコンキースラッシャー!』
を持つ。
2人は踏みとどまると、大きな水しぶきが上がる。
ガシャコンキースラッシャーとグラファイトファングがぶつかる。
双方の獲物が、互いを弾きあう。
2人は距離を取る。そこを狙いアンクが火炎を飛ばすが、軽く弾かれる。
「その程度の炎では、この俺は倒せん!」
そう言い、アンクに向けて斬撃を放つ。それを察知したアンクは上空へ回避する。
「チッ、ゲームキャラには効果が薄いか……。」
アンクはそう呟くと、ピンクのコアメダルを取り出す。
それを、アンクは取り込む。すると、体が一瞬ドットと化すが、すぐにいつも通りに。
アンクが取り込んだのはエグゼイドメダルだった。
火炎を溜め、グラファイトに向けて放つ。その炎はゲームのエフェクトのようなものがかかって居るのだった。