インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、束から出現したバグスターはグラファイトだった。
2つ、エグゼイドはムテキゲーマーへと変身する。
そして3つ、アンクはエグゼイドコアメダルを取り込んだ。
アンクが放ったゲームエフェクトを纏った火炎はグラファイトを襲う。
「ぐぅっ!何故だ、何故急に威力が上がった!?」
「なるほどな。ゲームの力か、コイツらと戦うには必要になるな!」
今度はチャージではなく連射型。
「何してる!早く決めろ!」
「あ、あぁ!」
エグゼイドはガシャコンキースラッシャーを構え直すと、腰を落とし、低い姿勢から飛び込んでの斬撃を繰り出す。
「フィニッシュだ!」
『『キメワザ!』』
ガシャコンキースラッシャーに『マイティアクションX』ガシャットと『ドラゴナイトハンターZ』ガシャットを装填する。さらに、ムテキガシャットのボタンも押す。
それをみたグラファイトもアンクの火炎に構わず、地面を叩き、赤黒いオーラをグラファイトファングに纏わせる。
『ハイパー!クリティカルスパーキング!ハンター!アクション!クリティカルフィニッシュ!』
「うぉぉぉぉ!ドドドドド!紅蓮爆竜剣!」
黄金の刃と怒れる龍の刃が鍔迫り合いを始めた。そこにハンターゲーマーのようなオーラが現れ、アンクと共に火炎攻撃を開始する。
鍔迫り合いが解け、互いに離れるが、チョコブロックが生成され、エグゼイドは上空へ。そこからの上段斬りをグラファイトへ仕掛ける。
グラファイトは両手を広げていた。
「来い!お前の全身全霊をぶつけてみろ!」
エグゼイドの斬撃はグラファイトに直撃し、グラファイトは爆散した。
グラファイトが倒されたことで束のゲーム病は治った。が、一体なぜゲーム病になったのかは分からずじまいだった。
アンクは戦闘が終わると同時に、ラボから離れた。
「はぁ、はぁ、ぐはぁ!」
セルメダルが零れ落ちる。メダルのパワーが不安定になっている。そのタイミングで、「アンク!?どうしたの?」と、栄司が現れる。
「はぁ、はぁ、これ使え。」
アンクは栄司にタトバのメダルを渡した。
「俺の体内のエグゼイドメダルを取り出せ!早く!」
「あぁ、うん。」
栄司はタトバコンボになると、タカアイを使ってエグゼイドメダルの場所を特定、トラクローで抜いた。
「さすが、仮面ライダーの力だ。制御しずらい。」
栄司はそう呟くアンクを横目に、セルメダルを回収するのだった。
束のラボ。
「ふぅ、今日はひどい目にあったな〜。でも、そろそろ完成させないと。」
未だガタキリバタイプの調整が終わらない束だった。
【お知らせ】
学生の敵、テストがやってまいりました。
それに伴い、投稿をお休みいたします。