インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第140話 必要と全霊と不安定

前回の3つの出来事。

1つ、束から出現したバグスターはグラファイトだった。

2つ、エグゼイドはムテキゲーマーへと変身する。

そして3つ、アンクはエグゼイドコアメダルを取り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンクが放ったゲームエフェクトを纏った火炎はグラファイトを襲う。

「ぐぅっ!何故だ、何故急に威力が上がった!?」

「なるほどな。ゲームの力か、コイツらと戦うには必要になるな!」

今度はチャージではなく連射型。

「何してる!早く決めろ!」

「あ、あぁ!」

エグゼイドはガシャコンキースラッシャーを構え直すと、腰を落とし、低い姿勢から飛び込んでの斬撃を繰り出す。

「フィニッシュだ!」

『『キメワザ!』』

ガシャコンキースラッシャーに『マイティアクションX』ガシャットと『ドラゴナイトハンターZ』ガシャットを装填する。さらに、ムテキガシャットのボタンも押す。

それをみたグラファイトもアンクの火炎に構わず、地面を叩き、赤黒いオーラをグラファイトファングに纏わせる。

『ハイパー!クリティカルスパーキング!ハンター!アクション!クリティカルフィニッシュ!』

「うぉぉぉぉ!ドドドドド!紅蓮爆竜剣!」

黄金の刃と怒れる龍の刃が鍔迫り合いを始めた。そこにハンターゲーマーのようなオーラが現れ、アンクと共に火炎攻撃を開始する。

鍔迫り合いが解け、互いに離れるが、チョコブロックが生成され、エグゼイドは上空へ。そこからの上段斬りをグラファイトへ仕掛ける。

 

グラファイトは両手を広げていた。

「来い!お前の全身全霊をぶつけてみろ!」

エグゼイドの斬撃はグラファイトに直撃し、グラファイトは爆散した。

 

 

 

 

 

グラファイトが倒されたことで束のゲーム病は治った。が、一体なぜゲーム病になったのかは分からずじまいだった。

 

 

 

 

 

アンクは戦闘が終わると同時に、ラボから離れた。

「はぁ、はぁ、ぐはぁ!」

セルメダルが零れ落ちる。メダルのパワーが不安定になっている。そのタイミングで、「アンク!?どうしたの?」と、栄司が現れる。

「はぁ、はぁ、これ使え。」

アンクは栄司にタトバのメダルを渡した。

「俺の体内のエグゼイドメダルを取り出せ!早く!」

「あぁ、うん。」

栄司はタトバコンボになると、タカアイを使ってエグゼイドメダルの場所を特定、トラクローで抜いた。

「さすが、仮面ライダーの力だ。制御しずらい。」

栄司はそう呟くアンクを横目に、セルメダルを回収するのだった。

 

 

 

 

束のラボ。

「ふぅ、今日はひどい目にあったな〜。でも、そろそろ完成させないと。」

未だガタキリバタイプの調整が終わらない束だった。




【お知らせ】
学生の敵、テストがやってまいりました。
それに伴い、投稿をお休みいたします。

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