インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
IS学園屋上。
そこには、かつてダブルが戦った白い死神『仮面ライダーエターナル』とワールドが居た。
「遅かったですね。それに…恐竜グリードは倒してないようですね。」
「あぁ、俺は彼女達を信じてあの場を任せて来た。」
「フフフ、それを後悔しないといいですがね。」
「なんだと!」
「さぁ、エターナル。君の目的のために……。」
「あぁ。」
そう言ってエターナルエッジを構えた。
「おっと、その前に。さぁ、踊れ……死神のパーティタイムだ!」
そう言い放つと、何処からともなく五体のドーパントが現れた。
「ドーパントは俺たちに任せて、お二人はエターナルを!」
そう言って、オーズとスカル、アンクはそれぞれドーパントのタゲ取りをし、エターナルから離れた。
オーズは、ルナ/メタルと対峙していた。
「悪いけど、時間をかけてられないんだ。」
そう言うオーズは、メダジャリバーを構える。
メタルドーパントはメタルシャフトを上からの振り落とし、そこから突きという無駄
のない動きで攻撃を仕掛けてきた。同時にルナが腕を伸ばし左右から攻撃を仕掛ける。
が、オーズはそれらを最小の動きで避け、メタルシャフトをメダジャリバーで弾き飛ばす。
オーズはその瞬間、メダルを変えていた。
『タカ!ゴリラ!バッタ!』
武器を失ったメタルドーパントの攻撃は拳での一撃。そう予測したオーズは、真っ向から迎え撃とうとした。
予想通りと言わんばかりに、武器を失ったメタルドーパントは自らが持つ最後の武器をオーズ目掛けて放った。
メタルドーパントのその拳は、オーズのゴリラアームと衝突。
その腕力に耐えきれず、メタルドーパントは吹き飛ぶ。
ルナはその特殊な腕を伸ばし攻撃を仕掛けようとしてくる。が、『タカ!ウナギ!バッタ!』と、再びメダルをチェンジ。伸びている触手に対しウナギウィップで対抗。触手攻撃を全てはじき返し、最後に電撃を与え、スタンさせる。
その間オーズは、タトバコンボに戻る。そして、メダジャリバーにセルメダルを3枚投入し、スキャナーでスキャンする。
『トリプル!スキャニングチャージ!』
「セイヤーァァァァァァ!」
空間ごとメタルドーパントとルナドーパントを切り裂き、二体は爆発四散し、セルメダルは消滅した。
アンクは、サイクロンとトリガーを相手にしていた。
トリガーの放つ弾丸を火炎で無力化しつつ、サイクロンと空中戦を繰り広げる。
「そういや、お前らは俺たちグリードと同じで、セルメダルで出来てるんだったな。」
そう言うアンクは、一瞬でサイクロンの背後に回り込み、右で突っ込んだ。
「あった、これだ!」
アンクの手にはT2サイクロンメモリが握られていた。
そのせいか、サイクロンドーパントにスパークが走り、セルメダルとなって落ちていく。
それを見たトリガードーパントは、本能があるのか、メモリの意思なのか、アンクに向けて弾丸を乱射しまくる。
が、しっかりと狙いを定められていないそれらで、アンクに被弾するわけがなく、巨大火炎球で全て焼き尽くされ、そのままトリガードーパントへ。
後ろに転がるトリガードーパントは、すぐに態勢を立て直し、目標を探すが、見つからない。すると、背後から……
「GAME OVERだ。」
と、言う呟きがあり、直後メモリを引き抜かれ、メダルへと還った。