インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第152話 休校と取材と衣装

前回までの三つの出来事。

1つ、ワールドに作られたNEVERの学園襲撃。

2つ、彼らの撃破、および一本を残してメモリを破壊。

そして3つ、それらを影から見物し、白い時計のような物を持っていた人物がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NEVER襲撃事件が起こり、IS学園は復旧作業のため休校。そこまで長いわけではないが、疲れた体を休めるには丁度良いと栄司たちは考えていた。そんな時だった、あの話が持ち上がってきたのは……。

 

 

(「取材がしたい!?」

「うん、うちのおねーちゃん“インフィニット・ストライプス”って雑誌の記者なんだけどね、この休校期間を使って火乃くん達に取材したいんだって。」

この話を持ちかけていたのは、まぁ言うまでもないと思うが黛薫子である。

もちろん火乃くん達というのは彼女全員という意味だ。

「ちょっと聞いてみないと何とも言えないので……今日の6時前にはご連絡しますね。」

「お願いね〜。」)

「と、言うわけでして……。」

ここまでは栄司の回想説明だ。

「うーん、それ……私たちは問題ないけど……ねぇ?」

「そうだね、流石にスキャンダルになる。」

全員の心配事、それは山田先生との関係だ。

全「流石に学校の生徒と教師がそういう関係って書かれるのは問題になる。」

2人「デスヨネー。」

「今回は、先生はパスしますね。それに学園の復旧作業も残ってますから、皆さん楽しんできてください。」

「すみません。」

「いえ、そもそも一般世間的にはアウトですから。」

「この埋め合わせは必ず。……とりあえず薫子さんにOK出しますね。」

そう言って携帯を取り出す。

『あ、もしもーし。』

「あ、火乃です。さっきの件なんですけど……はい、はい。報酬とか出ます?本当ですか?じゃあ……それ8人分お願いできます?え、まぁ色々ありますから。はい、それでは。」

「なんだって?」

「明日の10時に出版社に行ってくれだそうです。……ストライプスの出版社って?」

「確か……ORE ジャーナルってとこよね?」

「……みんな、戦闘準備だけよろしく。」

「「「「「「え?」」」」」」

その言葉に驚きを覚えた6人だった。

 

 

 

 

翌日9:50。

約束の時間の10分前に着いた栄司一行は、既に薫子の姉である渚子に中へ案内されていた。

そして栄司は見た。城戸真司と思しき人物を。

「あの渚子さん、この会社に城戸真司って方、いらっしゃいます?」

「あ〜、城戸くん?居るわよ。ISについて何も知らない変わり者って言われてる。知り合い?」

「あ、いえ。こちらが一方的に知ってるだけですよ。」

「そう。さ、着いたわ。まずみんなには着替えてもらおうかしら。」

そう言って渚子が見せたのは、大量の衣装だった。




ジオウが龍騎編突入ということで、本作も龍騎編へ。
至らない部分があると思いますがよろしくお願いします。

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