インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第154話 龍騎と破壊者と生き残る

前回の3つの出来事。

1つ、オーズがミラーワールドへと引きずりこまれる。

2つ、その場面を城戸真司が目撃。

そして3つ、リュウガとオーズが対面、龍騎がオーズと並びたった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍騎とオーズはリュウガの様子を見つつ、ミラーワールドのORE ジャーナルから出て外へ。その間に情報交換を行う。

「大丈夫か?」

「え、えぇ。まだ戦闘には至ってません。」

「そうか。でも、どうして…この世界が、消えたはず……、いや無かった事になったはず!」

「……でも、なぜ記憶が…。」

「その話は後、来るぞ!」

残念ながら長話とはいかなかった。

リュウガはオーズらに高速接近しながら、バックルからカードを取り出し、ブラックドラグバイザーへ。

『………ベント!』『ソードベント!』

1枚目にベントしたカードした内容は聞こえなかったが、2枚目のソードベントが聞こえた時点で、龍騎もソードベントでドラグセイバーを召喚する。オーズもミラーワールドのライドベンダーに収納してあった反転版メダジャリバーを手に取る。

普段なら左手に持ち左側を外側に向けるとセルメダルを確認するウィンドウが見えるが、それもしっかり反転していて逆側にある。むしろそこ以外反転していない。

まぁ、とにかくメダジャリバーを構える。

オーズと龍騎の剣撃を左手に持ったドラグセイバーで防ぐと、そのまま2人を蹴り飛ばす。

吹き飛ばされた2人は地面に己が剣を突き立て、壁への激突を防ぐ。

その直後だった。龍の咆哮が聞こえたのは。栄司はその咆哮があった方向を確認する。そして、嫌な予感は的中する事となる。

黒い龍『ドラグブラッカー』は栄司を引き込んだときと同じように他のメンバーも引き摺り込んでしまった。

「しまった!刀奈、簪、変身して!鈴ちゃんとシャルちゃんはISを!虚さんと本音ちゃんは……ちょっと待ってて!」

そう言うとオーズは龍騎の方へ向き直る。

「すみません、僕にはミラーワールドから出る術がありません。あの2人のこと4人をお願いします。」

「で、でも!君はどうする?」

「なんとかして「その必要はないぜ。」え?」

『カメンライド!龍騎!』

そこにはもう一人の龍騎がいた。

「変身してない4人なら、既にミラーワールドの外だ。」

「つ、士さん!何故ここに?」

「偶々鏡でお前たちの姿を見た、それだけだ。さ、状況は……だいたいわかった。」

ディケイドはリュウガを見つめている。他のメンバーも気になり見ると、リュウガは一枚のカードを取り出し、左手のブラックドラグバイザーをツバイへと変化させていた。そして、ツバイの口を開かせそのカードを装填。

『サバイブ!』

暗黒龍は進化を遂げるのだった。


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