インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第156話 高級レストランと酔いとお願い

前回の3つの出来事。

1つ、リュウガサバイブを撃破。

2つ、城戸真司と連絡先交換をする。

そして3つ、再び裏で動く者が居た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の取材の報酬である何かの8人分。それは高級レストランのディナー招待券、事前調べでドレスコードがあるらしく、予めタキシードやらドレスやらを用意していた。

「本日は当店のスペシャル・ディナーにようこそお越しくださいました。今回はコースメニューで順番にお料理を出させていただきます。山田様以外は未成年ですので、ソフトドリンクをお選び下さい。」

「僕はオレンジで。」

「アタシはリンゴ。」

「私は…山ぶどうスカッシュで。」

「私も、同じの。」

「わたしは〜、カルピス」

「申し訳ございません、カルピスはご用意しておりません。」

「え〜、そんな〜。」

「本音、ソフトドリンクメニュー見てないで言ったでしょ?すみません。それでは、パインを2つで。」

「俺は……グレープを。」

「かしこまりました。」

未成年のソフトドリンク注文を終え、しばらくした頃に料理が振舞われた。

「流石最高級レストラン、ワインも飲みやすかったし、お料理も美味しかったです。」

「ホントね、すごく美味しかった。」

粗方食べ終えた頃だった。唐突な発言にビックリしたのは。

「えいじ〜、これなんて水ぅ〜、ヒック!」

「え?か、簪?どうした……?」

「「「「「「「まさか、酔ってる?」」」」」」」

「お客様、如何なさいましたか?」

「え、えっとかくかくしかじかでして…。」

「これは……申し訳ございません。こちらの不手際でアルコールをお出ししてしまったようで。大変失礼いたしました。」

「ふへへ、酔ってないろ〜。」

「とりあえずお冷やをお持ちいたします。」

「お願いします。」

そう言うと店員さんが急いで水の入ったグラスを運んでくる。

その水を簪に飲ませる。

「ぷはぁ!」

幸いにもほとんど料理も食べ終えた後の出来事だったので、とりあえず栄司がおんぶして連れて帰っていた。

「え〜い〜じぃ〜。だ〜い好き。」

「ありがとね、簪。」

栄司の背中で酔っ払った簪が甘えている、その光景は他の6人を嫉妬させるには十分だった。

 

 

 

部屋に戻り、簪をベットに寝かせ、振り返る。そこには、プクーッと頬を膨らませる4人がいた。

「「「「え〜い〜じ〜(く〜ん)(エイエイ〜)」」」」

言うまでもないと思うが、刀奈、鈴、シャル、本音の4人だ。

「簪ちゃんばっかりず〜る〜い〜!」

「そうだ〜そうだ〜、かんちゃんばっかりずるいのだ〜。」

残りの2人は無言の圧を発して来る。

「わかった、わかったから。」

そう言って、簪の居ない方のベットに座る。

「みんな、おいで。」

足をそこそこ開いたところに刀奈と本音を寝かせる。背中には鈴とシャルがもたれかかる。虚と山田先生は簪の方についてくれた。まぁ、後でやる約束でだが。

「おっ邪魔しまーす。ひーくん、居ますか…おっとおたのしみ中か。でも、ごめんね。要件を済ませないといけないんだ。」

「どうしたんですか、束さん。」

「ちょっと、お願いがあってさ。」

束さんは普段の様子とは違い、真剣そのものと言わんばかりの雰囲気を纏っていた。


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