インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
前回の3つの出来事。
1つ、リュウガサバイブを撃破。
2つ、城戸真司と連絡先交換をする。
そして3つ、再び裏で動く者が居た。
今回の取材の報酬である何かの8人分。それは高級レストランのディナー招待券、事前調べでドレスコードがあるらしく、予めタキシードやらドレスやらを用意していた。
「本日は当店のスペシャル・ディナーにようこそお越しくださいました。今回はコースメニューで順番にお料理を出させていただきます。山田様以外は未成年ですので、ソフトドリンクをお選び下さい。」
「僕はオレンジで。」
「アタシはリンゴ。」
「私は…山ぶどうスカッシュで。」
「私も、同じの。」
「わたしは〜、カルピス」
「申し訳ございません、カルピスはご用意しておりません。」
「え〜、そんな〜。」
「本音、ソフトドリンクメニュー見てないで言ったでしょ?すみません。それでは、パインを2つで。」
「俺は……グレープを。」
「かしこまりました。」
未成年のソフトドリンク注文を終え、しばらくした頃に料理が振舞われた。
「流石最高級レストラン、ワインも飲みやすかったし、お料理も美味しかったです。」
「ホントね、すごく美味しかった。」
粗方食べ終えた頃だった。唐突な発言にビックリしたのは。
「えいじ〜、これなんて水ぅ〜、ヒック!」
「え?か、簪?どうした……?」
「「「「「「「まさか、酔ってる?」」」」」」」
「お客様、如何なさいましたか?」
「え、えっとかくかくしかじかでして…。」
「これは……申し訳ございません。こちらの不手際でアルコールをお出ししてしまったようで。大変失礼いたしました。」
「ふへへ、酔ってないろ〜。」
「とりあえずお冷やをお持ちいたします。」
「お願いします。」
そう言うと店員さんが急いで水の入ったグラスを運んでくる。
その水を簪に飲ませる。
「ぷはぁ!」
幸いにもほとんど料理も食べ終えた後の出来事だったので、とりあえず栄司がおんぶして連れて帰っていた。
「え〜い〜じぃ〜。だ〜い好き。」
「ありがとね、簪。」
栄司の背中で酔っ払った簪が甘えている、その光景は他の6人を嫉妬させるには十分だった。
部屋に戻り、簪をベットに寝かせ、振り返る。そこには、プクーッと頬を膨らませる4人がいた。
「「「「え〜い〜じ〜(く〜ん)(エイエイ〜)」」」」
言うまでもないと思うが、刀奈、鈴、シャル、本音の4人だ。
「簪ちゃんばっかりず〜る〜い〜!」
「そうだ〜そうだ〜、かんちゃんばっかりずるいのだ〜。」
残りの2人は無言の圧を発して来る。
「わかった、わかったから。」
そう言って、簪の居ない方のベットに座る。
「みんな、おいで。」
足をそこそこ開いたところに刀奈と本音を寝かせる。背中には鈴とシャルがもたれかかる。虚と山田先生は簪の方についてくれた。まぁ、後でやる約束でだが。
「おっ邪魔しまーす。ひーくん、居ますか…おっとおたのしみ中か。でも、ごめんね。要件を済ませないといけないんだ。」
「どうしたんですか、束さん。」
「ちょっと、お願いがあってさ。」
束さんは普段の様子とは違い、真剣そのものと言わんばかりの雰囲気を纏っていた。