インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜   作:proto

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第158 黒龍の鎧と撤退とおまけ

オーズとジオウは場所を無人の鉱山に変え、戦闘を続けていた。

が、距離が離れると銃モードのあるジオウが有利になる。遠距離攻撃に乏しいオーズには少々厳しい状況だ。

もちろん、アンクが居なければの話だが。

「栄司!こいつにメダルを変えろ!」

投げ渡される2枚メダルをキャッチし、すぐさまメダルを変える。

「させるか!」

ジオウが斬りかかってくるが、遅かった。

オーズは既にメダルをスキャンして居た。

『クワガタ!カマキリ!バッタ!』

メダル型オーラがジオウを弾き飛ばす。

『ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』

「能力解放。」

ガタキリバコンボになると同時に能力を解放、SIC状態となる。

「そっちがその気なら!」

『リュウガ!』

ジオウはリュウガライドウォッチをジクウドライバー左側のスロットに装填し、ベルトを回す。

『ライダータイム!カメ〜ンライダァ〜!ジオ〜ウ!アーマータイム!アドベント!リュウ〜ガァ〜!』

黒い龍の頭のような肩アーマーが目立ち、龍騎じみたその顔にはカタカナで「リュウガ」と書いてある。

「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ リュウガアーマー!まさに誕生の瞬間である!」

高らかな祝いの言葉を告げたウォズに対し、栄司とアンクは顔を見合わせた。

「なぁ、アンク。まだあの……時計?まだありそうだけど、一回一回やるのかな?」

「知るか!来るぞ、集中しろ!」

ウォズのセリフが終わった瞬間から動き出していたジオウは『フィニッシュターイム!リュウガ!』ベルトを回そうとしていた。

『スキャニングチャージ!』

50体に分身し、一斉に飛び上がる。

『ファイナル!ターイムブレーイク!』

「オリャァァァァ!」

「「「「「「「「「「セイヤァァァァァ!」」」」」」」」」」

黒炎を纏ったジオウの蹴りと50体の一斉キックがぶつかる。

中心点で爆発が起きると、ジオウのアーマータイムは解除され、素のジオウが降ってきた。一方オーズはSIC状態の解除で済んでおり、しっかり着地する。

「クッソ……。」

「我が魔王、とりあえずここは撤退しよう。」

ウォズはジオウにそう告げ、自身のマフラーを伸ばして、消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

「栄司くんが作業場から出てこない?」

「うん、ずっともう半日中に居る。」

「どうしたのかしら?ちょっと見に行きましょ?」

刀奈と簪は音を立てずに作業部屋に入った。そこにはグッタリとした栄司の姿があった。

「「栄司(くん)!?どうしたの?」」

「そ、それ……。」

栄司が指差した机にはshf仕様のポセイドンだった。

「オーズもバースもあって、ポセイドンが無いのは……ね?」

「栄司くん、……無理しちゃダメじゃない。」

刀奈はそれを自身のためと知り、雫を1つ、落とすのだった。


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