インフィニット・ストラトス〜欲望の王、降臨〜 作:proto
オーズとジオウは場所を無人の鉱山に変え、戦闘を続けていた。
が、距離が離れると銃モードのあるジオウが有利になる。遠距離攻撃に乏しいオーズには少々厳しい状況だ。
もちろん、アンクが居なければの話だが。
「栄司!こいつにメダルを変えろ!」
投げ渡される2枚メダルをキャッチし、すぐさまメダルを変える。
「させるか!」
ジオウが斬りかかってくるが、遅かった。
オーズは既にメダルをスキャンして居た。
『クワガタ!カマキリ!バッタ!』
メダル型オーラがジオウを弾き飛ばす。
『ガータガタガタキリバ!ガタキリバ!』
「能力解放。」
ガタキリバコンボになると同時に能力を解放、SIC状態となる。
「そっちがその気なら!」
『リュウガ!』
ジオウはリュウガライドウォッチをジクウドライバー左側のスロットに装填し、ベルトを回す。
『ライダータイム!カメ〜ンライダァ〜!ジオ〜ウ!アーマータイム!アドベント!リュウ〜ガァ〜!』
黒い龍の頭のような肩アーマーが目立ち、龍騎じみたその顔にはカタカナで「リュウガ」と書いてある。
「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者!その名も仮面ライダージオウ リュウガアーマー!まさに誕生の瞬間である!」
高らかな祝いの言葉を告げたウォズに対し、栄司とアンクは顔を見合わせた。
「なぁ、アンク。まだあの……時計?まだありそうだけど、一回一回やるのかな?」
「知るか!来るぞ、集中しろ!」
ウォズのセリフが終わった瞬間から動き出していたジオウは『フィニッシュターイム!リュウガ!』ベルトを回そうとしていた。
『スキャニングチャージ!』
50体に分身し、一斉に飛び上がる。
『ファイナル!ターイムブレーイク!』
「オリャァァァァ!」
「「「「「「「「「「セイヤァァァァァ!」」」」」」」」」」
黒炎を纏ったジオウの蹴りと50体の一斉キックがぶつかる。
中心点で爆発が起きると、ジオウのアーマータイムは解除され、素のジオウが降ってきた。一方オーズはSIC状態の解除で済んでおり、しっかり着地する。
「クッソ……。」
「我が魔王、とりあえずここは撤退しよう。」
ウォズはジオウにそう告げ、自身のマフラーを伸ばして、消えた。
おまけ
「栄司くんが作業場から出てこない?」
「うん、ずっともう半日中に居る。」
「どうしたのかしら?ちょっと見に行きましょ?」
刀奈と簪は音を立てずに作業部屋に入った。そこにはグッタリとした栄司の姿があった。
「「栄司(くん)!?どうしたの?」」
「そ、それ……。」
栄司が指差した机にはshf仕様のポセイドンだった。
「オーズもバースもあって、ポセイドンが無いのは……ね?」
「栄司くん、……無理しちゃダメじゃない。」
刀奈はそれを自身のためと知り、雫を1つ、落とすのだった。